ソフトトップのメンテナンス(7万7860km時)

NCの幌の材質はグレードによってビニールとキャンバスの2種類がありますが、3rdジェネには後者が装着されています。

キャンバス地の幌は初めてだったので、一度開発者の方に手入れ方法はどうしたら良いか尋ねたところ、水洗いで拭くだけで十分ですと言っていたので、その通りにしておりました。実際それで問題ありませんでしたし。

が、さすがに10年を超えてくるとシミや生地自体の撥水がなくなり、雨が降るとベチャッと浸水するようになってきました。とは言え、それは表面だけのことであって、内側まで浸透してきているわけではありません。

それに加えてNCのキャンバス地の幌は、フロント側や両サイドに、特有のシミが散見されるようになってきました。

これをなんとかしたいということで、ソフトトップクリーナーを使ってみる事に。

ソフトトップのメンテナンスではお馴染みのオートグリムをAmazonから取り寄せてみました。

キットには洗浄するクリーナーと、保護するプロテクターの2本セットになっています。

■オートグリム／カブリオレ・ファブリックフード・クリーニング・キット
6678円

直射日光の当たらないところで幌全体に軽く水を浸し、CFクリーナーを満遍なく散布します。ボトルの半分を使用と書いてありますが、ロードスターの場合それほど面積が大きくないので、そんなに使わなくても良いかと。

なお、このクリーナー“バクテリアの活性洗浄効果により、布製品に付いた油汚れやシミを効果的に分解・洗浄します”と、メーカーは謳っております。また、定期的に洗浄する事でコケの付着も抑えられるとも言っています。

付属のスポンジでゴシゴシ擦るのですが、このスポンジが全然ダメ！　擦っているうちにスポンジの方が削れてカスが広がってしまい却って面倒な事に。

仕方がないので手持ちの洗車用スポンジと換えました。

洗い終わったら水で流すわけですが、これが要注意！　室内側へつながるドレインホースにも許容量がありますから、一度に大量に水を流すと溢れて車内が水浸しになります！

一度に流さず少しずつが基本です。

さて、まだ濡れている状態ですが、クリーナーで洗い終わったら全体的にしっとりして、少し褪せていた色が良くなったようにも見えます。

で、問題のシミは全然解決しませんでした。というか、これクリーナーの問題ではありません。幌側の問題かと。

NCキャンバス地の幌特有のシミと思われる箇所を指の腹で触ってみると、微妙に凹みがある事に気づきました。シミが見られる場所は内側から接着剤で生地を固定している部分ですから、これが何か影響しているのかなと思われます。

まぁ、機能的には今のところ問題ないですから、このままでいようと思います。

クリーナーで洗浄が終わったらCFプロテクターを散布して終了。撥水効果の他に汚れの再付着を防ぐと言っています。

さて、後日雨が降った時に予想以上に撥水効果があり、水玉が面白いようにコロコロと弾いていたので、その効果はテキメンです。