目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2
この作業の一番の肝となるBCMユニットの白いカプラー49番から、スイッチ本体へ刺さっているカプラーへ通線するためのケーブル関連についてです。
端子については、
・住友電装025型 TSシリーズ 非防水メス端子
が2つあればOKです。
ケーブルについては、色は何でも構いませんが、前期型に実装されているケーブルが黄色との事から気分的な問題で同色を選んでいます。
ただ、私の手持ちのこのケーブル、エーモン製などホームセンター等で目にするものでは無く、被覆がシリコンの柔らかい素材のものだったのですが、今回のような作業には向かないですね、、
フニャフニャして、端子をカプラーに刺す時にもケーブルをもって押し込む事が出来ず余計な労力が掛かりました。
ちなみに、ケーブルサイズは0.2sqで、長さは色々な方の作業内容を拝見した上で、85cm程度としましたが、大きく余る事もなくちょうど良い塩梅だったように思います。
ただ、当然、ケーブルの引き回し方にもよるので、安全サイドでは約1m用意してあれば大抵のケースで問題ないかと思います。
ちなみに私は、BCMユニットからステアリングコラム右側を通して、スイッチへ繋がる元の配線に沿わす、おおよそ最短ルートで引き回しました。
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こちらは参考までですが、上がケーブルに端子をかしめるための圧着工具で、当然0.2sqにも対応したものですが、ラチェット式のためかしめ作業はメチャ楽です。
かしめるのは通常、被覆を剥いた電線を圧着する箇所、被覆部を固定するための箇所の2箇所になるかと思いますが、この工具を使うと1回で2箇所を同時圧着出来ますので地味に便利です。
下はケーブルストリッパーですね。
0.2sqと細い線でも被覆をワンアクションでバッチリ剥いてくれます。
この電装系工具たちは、LED照明等の工作で使うために購入したものですが、やはり専用工具があると仕事が早くて楽になるので、DIY好きならば持っていて損はない工具の一つですね^^
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いきなり飛びますが、こちらがBCMユニットに接続されている白・青・茶のカプラーを外し、ケーブルを刺す作業のために出来るだけ下まで引っ張り出したところです。
各ペダルが写っているので位置関係は分かると思いますが、ここまで引っ張り出すのが限界ですので、結局、ステアリング下へ潜り込んでの作業を強いられます。
体制的にもこの作業がシンドイと言われる所以ですよね。
おかげで、作業自体は昨日実施したのですが、今日は首筋から肩にかけて痛いです、、、汗
自分は腕も細いやせ型体形のため、BCMユニットからカプラーを外す作業についてはブレーキペダル左側から腕を入れ、上腕くらいまで潜り込ませて作業が出来たのでマシな方だったと思いますが、ガッチリ体形の方だと、腕も思うように入れられず、かなり厳しい体勢での作業を強いられると思われます。
やはり、最後は気合しかないですね(^^;
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この画像が、実は今回一番苦労したと言うかしくじった箇所のものなのでお恥ずかしいのですが…
BCMユニットから白カプラーを引き出してケーブルを刺す訳ですが、端子を固定しているリテーナーを浮かせないと端子が刺せない仕組みで、これはふかぷよさんの整備手帳にも書かれているのですが、このリテーナーを外す?浮かす?作業に想定外に苦しみました。
結局、精密ドライバー(マイナス)だけではどうにもならず、細いキリまで持ち出してグリグリやり過ぎて、リテーナー付近が見事に傷だらけに、、、
どうにか浮かせたような気持になったので端子を刺したは良いのですが、刺す場所までのアクセスがまた、白いロックが邪魔をして上手く刺せない。
ここで、2番目の画像の欄で書いたケーブル自体がフニャフニャする事も手伝って端子を押し込めないのです…
結局ここでも、細いキリを使って被覆を傷付けないように端子部を押してあげると言う荒業となりました。
ちなみに、この画像の赤丸の状態は、まだ端子を押し込み切れていない状態です。
少なくとも端子の金属部は見えなくなる程度までは入りましたので。。
そこまで作業を進めて、これでOKとリテーナーを押し込み完璧!と思ったのですが、実は微妙にリテーナーを押し込み切れていなかったようで、全作業を終えて動作確認する段で機能しない事が分かり、また潜り込んで第二ラウンドへ突入したと言うオチが。
結局、挿入した端子が最後までハマっていなかった事が原因だったのですが、このリテーナー、かなり分かりずらかったですね。
辛い体勢下だと言う事もあって、ついつい先を急いでしまった事も失敗要因だったかも知れません、、
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これまた酷い画像ですが、こちらはスイッチ側のカプラーです。
ケーブルを這わせて、リテーナーを外して端子を押し込む作業で、画像で見えるかどうか分からないのですが、実はこの状態だと被覆部が奥に入り過ぎていてリテーナーが戻せないと言うトラブルも発生しました。
幸い、少しケーブルをもって断線に注意しながら引っ張ったらばリテーナーがしっかり戻ってくれたのですが、ほんの些細な事でも上手く行かない精密な作業の連続で、最後まで気を抜けない、久し振りにシビれる作業でした。
以上、結局、自分が失敗した点だけの内容となってしまいましたが、これから作業を考えている方々には、こんなおバカな失敗もあるのだと失笑いただきながら、イメトレ十分に作業にチャレンジしていただければと思います。
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