LEDの即応性の高い発光特性を生かし、通常の90回/分の点滅の中に、さらに20回/秒の点滅を組み込んだ二重点滅させるためのウィンカーリレーです。

タイマーＩＣ 555 を2個使うことで、二重点滅を実現しています。

回路図はご覧ととおりです。

Ｕ２のＩＣで、90回/分の基本的な点滅周期を作り出しています。

Ｕ１のＩＣで、20回/秒の”ちらつき”的な点滅を作り出しています。

Ｕ２のＩＣでオン信号が出ているときだけ、Ｕ１でちらつき点滅を発生させている構造です。

では、各定数を決めていきます。

タイマーＩＣ ５５５ の設計方法については、「ＬＥＤ用ウィンカーリレーの設計 」にあるので見てください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/3321940/note.aspx

Ｕ２の90回/分の点滅は、「ＬＥＤ用ウィンカーリレーの設計 」で求めた通りで、
Ｃ4 = 1μＦ、R7 = 1kΩ、R8 = 470kΩ
です。

Ｕ１の２０回/秒の点滅は、一回の点滅が 0.05秒 点灯時間0.025秒、消灯時間が0.025秒に近づくように設定します。

Ｃ２ = 0.1μF （0.0000001F）とします。

0.693×R2×C2＝0.025 となればよいので、
R2＝360750Ω　ということになります。

抵抗値に360kΩがないので、近い330kΩを使用します。

点灯時間と消灯時間を近づけるにはR1を0Ωに近いほうがよいのですが、０Ωでは動作しなくなってしまうので、影響がない程度に小さい1kΩを使用します。

C2 = 0.1μF、R1 = 1kΩ、R2 = 330kΩ で計算しなおしてみると、

Ton = 0.693×（R1+R2）×C2 = 0.0229383秒
Toff = 0.693×R2×C2= 0.022869秒
T = Ton+Toff ＝ 0.0458073秒

と、なりました。

まぁ、いいか！この辺はテケトーです。
作ってみなくちゃ実際のところはわからないし！

イメージを表すとこんなですが、なかなか想像がつかないですよね。

フォトライブラリーにGIFアニメでイメージを再現したものをアップしますのでそちらを見てください。
（GIFアニメがうまう動かずアップロード挑戦中）

一応、完成です。

二重点滅するウィンカーは、普通の点灯より目立って、存在感があります。
でも、長い時間（数十秒）見ていると、とても疲れてイラッとします。
運転中は、自分では見えないから全然気になりませんが・・・。

ここにもGIFアニメをアップします。
自動画像変換しないを選択してアップしてあります。

さて、動くでしょうか？