まとめ記事(コンテンツ)

2011/02/24

絹のようななめらかさ

今回から始まる新シリーズ「懐かしの名車カタログアーカイブ」。

不定期更新ではありますが、自分が気になった名車・珍車・旧車などをつれづれに語っていきたいと思います。


私の性格上マニアックな話題が多いかもしれませんが、どうぞお付き合い下さいませ(^^)/



記念すべき第1回目にご紹介するクルマはこちら。

トヨタ・コロナマークII



コロナの派生車種に過ぎなかったマークIIが、Lクラスの高級車として確固たる地位を築いた最初のモデルがこのX30/40系であります。

このあとマークXにバトンタッチするまでの間、マークIIの代名詞とも言える「グランデ」の名称が生まれたのもこの世代から。

最近ではそのマスクから「ブタ目」の愛称で若年世代の旧車好きの中でも静かなブームになっているようです。

当時のトヨタ車の例に漏れず、様々な組み合わせでワイドバリエーションを誇っていたのが特徴でしたが、そんな中でもトップレンジに位置していた「2600グランデ」は当時のM型最大排気量となる4M-EU型2.6L直6を唯一搭載。

ゆとりある2600ccの走りを、高級なインテリアに包まれながらゆったりと愉しむパーソナルクーペ。
北米にもクレシーダの名で輸出され、まさにアメリカンスタイルが似合うクルマでした。

しかし、当時の3ナンバー車といえば驚くほど高額な税金を払わなくてはならない時代。
街中でマークIIの姿を数多く見かけることは有っても、大半は4気筒の「GL」や2Lの「LG」あたり。グランデ、まして2600ともなれば当時でも殆どお目にかかることはなかったほど。

そんな希少2600グランデ。
子供の頃、実家にほど近いお宅のガレージにその姿がありました。
ボディカラーは定番の「茶色」エクストラ・カッパーメタリック。ロングノーズに堂々としたメッキグリル、長く突き出た衝撃吸収バンパーには誇らしげに「名古屋33」のナンバープレート。
そんなマスクを持つマークIIが豪快にカップリングファンを響かせながら目覚める姿は、小さかった自分にとても鮮烈な印象を与えることとなりました。

それからというもの、カタログも出物を見つけては買い集め、小学生の時に小遣いを貯めやっとの思いで初めて手に入れた前期型のカタログは穴が開くほど何回も読破し、今ではセロハンテープで補修されごらんの有様(笑)


今でも自分の理想の仕様の一台が見つかれば手に入れてみたいという気持ちはありますし、私の中ではこのマークIIが「好きなクルマ」の上位ランクに君臨し続けていることには変わりありません。

時は流れて大人になり、現在マークIIとは全く似ても似つかぬフランス車2台を所有しているわけですが、愛車ピカソの「ブラウンヒッコリー」というボディカラーを選んだのは、ひょっとしたらあの時の記憶へのオマージュかもしれませんね(^^)



Posted at 2011/02/24 00:35:55

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