まとめ記事(コンテンツ)

2015/07/05

運動神経を持った高級車。

今回はマツダ・ミレーニアのカタログです。




マツダのアッパーミドルクラスセダンであるミレーニアは、1993年に当時マツダが展開していたユーノス店のフラッグシップ、「ユーノス800」として登場。
その後97年のユーノスブランド消滅に伴いマイナーチェンジ、名称を北米仕様と同じ「ミレーニア」として再出発を果たしました。



ボディは4825×1770×1395mmという大柄なサイズ。



スタイリングはラウンドした90年代前半のマツダデザインそのもので、ユーノス800デビュー時に「10年基準」と謳われた、スポーティさと高級感を巧くミックスさせたフォルム。




インパネも独特の凝ったデザインが魅力。



室内のゆとりもFFの恩恵で格上のセンティアに迫る広さでした。



搭載するエンジンは全てV6DOHC24バルブの3種類。




2.5LのKL-ZE(200ps/22.8kgm)をメインに、98年より追加された2LのKF-ZE(160ps/18.3kgm)、そしてミレーニアだけの2.3Lミラーサイクルエンジン、KJ-ZEM型を搭載。

ミラーサイクルはさらにスーパーチャージャーを組み合わせ、3Lエンジンと同等の走りと、2Lモデルを上回る低燃費を実現していました。




サスペンションはFF専用にチューニングされた4輪マルチリンクサス。
ミラーサイクル車にはヨーレート感応型4WSも設定されていました。

ユーノス時代の名残ともいえる、インテリアの造り込みのよさもまたミレーニアの美点。



あの「インテリアイズム」の流れを汲む最後のモデルでもあります。




高級車らしく、10スピーカーのオーディオやサンルーフ内蔵のソーラーベンチレーションシステムも設定されていました。

グレードは全4種類。

リーズナブルな20M、メイングレードの25M。



ヌバック調シートや16インチホイール等を装備した上級グレードの25Sにミラーサイクルエンジン搭載のトップグレード、MC。



因みに20MとMCオプション装着車の価格差は140万円もありました。

その後ミレーニアはビッグマイナーチェンジを受けつつ、ユーノス時代から足かけ10年、2003年に生産を終了しました。




今はなきマツダの高級車ですが、他社のモデルにはない独特の世界観がありましたね。

マツダのお家事情に翻弄されたミレーニアでもありましたが、魅力あるセダンとして記憶に残る1台だと思います。





Posted at 2015/07/05 12:21:18

イイね!0件

はてブに送る
はてブに送る

オススメ関連まとめ

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

最近見た車

最近見たクルマはありません。

みんカラ+新登場

リンレイ
リンレイ

カーグッズ

ニュース