まとめ記事(コンテンツ)

2015/07/10

性能は、飾りじゃない。

今回から3回にわたり、90年代前半を駆け抜けた軽自動車を特集していきます。
まず第1回はダイハツ・ミラTR-XX(L200系)のカタログです。



1990年に登場した3代目ミラは、先代より全長を100mm拡大、新規格の660ccエンジンを引っ提げてデビューしました。

従来型よりミラのイメージリーダーでもあった高性能モデル、TR-XXもより精悍さを増し進化。



先代のイメージを継承しつつ、上質かつシックな雰囲気にまとめられています。





インテリアもかつてないほど質感が高められ、フルバケット4シーターやオレンジ照明のメーターが走りのムードをさらにアップ。



搭載されたエンジンは新開発SOHC12バルブEFIターボのEF-JL型で、自主規制値いっぱいの64ps/9.4kgmを発生するハイパワー。



数値だけなら現代の軽ターボと比べても平凡に見えますが、現行車より200kg近くも軽量なボディを引っ張るその走りは、まさにリトルダイナマイトと呼ぶにふさわしいもの。

因みにバンタイプには61ps/8.6kgmのキャブ仕様、EF-XLエンジンが設定されていました。

サスペンションは前ストラット・後セミトレーリングアームという、ライバルの一歩先を行く4輪独立懸架。



セダンのリミテッドには軽自動車初のビスカスLSDやアンチスピンブレーキも装備、時代に合わせて高級化が進んだのもこの代のミラの特徴。

さらに極めつけは、普通車を中心に採用が広がっていた4WSを軽自動車であるミラにも搭載したこと。





高速レーンチェンジ等での優れた操縦安定性と、軽トラ並みの驚異的な小回り性能を実現していました。

ハイテク装備満載のミラは、オーディオにもこだわりが。



「ミラスーパーサウンドシステム」は、ハイパワーアンプに大型のバスレフスピーカー、ルーフトリムを波形にデザインし音の反響を防ぐウェイブラインルーフなどを採用。
圧倒的な臨場感は軽のクオリティとは思えないもの。



オプションでも高級車顔負けの多彩な品々が並び、軽の新たな時代の幕開けを感じさせました。

ミラターボのフルラインナップ。



先代までミラのセダンタイプとして用意されていた「クオーレ」は姿を消し、新たに「ミラ・セダン」として販売がスタート。

セダンTR-XX系には60偏平の13インチタイヤを装備、前述の通りEFIエンジンと組み合わされます。
唯一4WSを搭載するTR-4は標準車と同じ外観でシンプルな雰囲気。

バンのTR-XXリミテッドには盛り上がった形状が特徴的なムーンルーフも装備されていました。




L200系ミラも登場から25年、さすがに見かける機会もグッと少なくなりました。
ボーイズレーサー的なライバル、アルトワークスに対し、どこかクールで女性的なイメージのミラターボ。
実際に街で出会うミラには、所謂「ヤンママ」が乗っていることも多かったですね(^^;

ダイハツからセダン系軽スポーツが消えて久しいですが、軽ワゴンの「カスタム」系がマンネリ化しつつある昨今、コペンのエンジンを組み合わせた刺激的な「ミライースTR-XX」なんて有ったなら、ちょっと心惹かれてしまいますね。

Posted at 2015/07/10 20:38:57

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