まとめ記事(コンテンツ)

2015/07/12

めいっぱい、スポーツ。

軽スポーツ特集第2回は、スズキ・アルトワークス(CN21S型)のカタログです。




アルトの高性能バージョンとして、先代からラインナップに加わったワークスの2代目は1988年に登場。



個性的な丸型2灯ヘッドランプに派手なエアロをまとったスタイルは、全身から走りのオーラを感じさせるもの。



1990年には軽自動車の新規格化に伴い、エンジンを660ccへと変更。
同時期に登場したミラターボTR-XXとともに、軽スポーツの人気を二分したのは前回も触れた通りです。



搭載されるエンジンはお馴染みの3気筒12バルブツインカムターボ、F6A型。
64ps/8.7kgmというハイパワーに700kg台の軽量ボディで、軽自動車のレベルを超えた刺激的な走りを楽しむことができました。

サスペンションは形式こそ標準モデルと同じでしたが、ワークス専用にチューニングされたハードタイプ。
ショックもレッドに塗装されてやる気満々。



RS/Rにはビスカスカップリング式フルタイム4WDも装備され、オールラウンドな走行性能を持っていました。

室内はあくまで走りに徹したストイックな空間。



豪華装備が満載のミラとは対称的に、パワーウィンドウやパワステすらないワークスのスパルタンさが目立ちます。



独特のショルダーサポートを持つ2ウェイバケットシートも存在感がありましたね。



元々実用車のアルトらしく、使い勝手の良いアイテムもたくさん用意されていました。

アルトワークスのラインナップ。



FFのRS/Xと4WDのRS/Rという2つのグレード展開でしたが、後年になってSOHCターボを搭載したワークスi.e.や競技用ベースモデルのワークスRなども追加されました。

このモデルも生産終了から21年が経ちますが、ワークスと言えばこの形を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

カミソリのように鋭い動力性能と、まるでゴーカートのようなハンドリング。
まさにリトルモンスターと呼ぶに相応しいクルマでした。
Posted at 2015/07/12 11:56:50

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