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まとめ記事(コンテンツ)
みみ助さん
2016/06/04
世界最高級のグランド・ツーリングカー
今回はトヨタ・2000GTのカタログです。
もう言わずと知れた、日本を代表する名車のひとつでもある高級スポーツカー。
今回は1980年頃、当時カローラ店で配布されていたと思われる復刻版の珍しいカタログを紹介します。

1967年に日本初の本格的GTカーとして登場した2000GT。

当時考えられる最新の技術を惜しみなく投入し、世界に通用する高性能グランドツーリングカーの記念碑的存在でした。

滑らかな流線形のボディは、今見ても充分に通用するデザイン。

写真で見るより実物はずっとコンパクトで、4175×1600×1170mmというサイズ。
GTとしては典型的なロングノーズ・ショートデッキのフォルムですが、とにかく美しさが際立ちますね。

埋め込まれた大型のフォグランプが特徴的なフロントマスク。

リトラクタブルヘッドランプは近頃のモデルとは違い、ゆっくりと優雅に上昇します。
ファストバックのリヤスタイル。
本文中にもありますが、「走る機械と呼ぶには、あまりにも華麗すぎる。」
まさに2000GTにはぴったりの謳い文句ですね。

整然と計器類が配置されたコクピット。

ウッドを多用したその仕立ては、開発にも携わったピアノを得意とするヤマハならでは。

カタログの後期型ではさらなる高級化が進められ、グランドツーリングをより快適にする3速トヨグライド(AT)やカークーラーなど、現代に続く新たなGTのあるべき姿を明確に打ち出していたといえますね。
搭載されたエンジンは3M型直列6気筒DOHC。

ソレックス3連キャブを介して150ps/18.0kgmを発生、空力特性に優れた2000GTのボディを215km/hまで引っ張ります。
黒色結晶塗装のヘッドカバーも、2T-Gや18R-Gなどといったトヨタツインカムのアイデンティティになりました。
サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーンの独立懸架。

ステアリングギヤにはラック&ピニオン、ブレーキは4輪ディスクを贅沢に奢り、さらにホイールはセンターノックオフのマグネシウム製。
スポーツカーと言えど大衆車をベースとしたモデルが多かった中、専用部品を数多く採用された2000GTは格が違いますね。
最後には2000GTの生産終了以来となる「4独GT」のセリカとカムリが紹介されています。

セリカはマイナーチェンジでリフトバックGT系のリヤサスペンションを4リンクリジッドからセミトレーリングアームに変更。
写真はセリカ誕生10周年特別仕様車のLB2000GT、今となってはとても珍しいモデルですね。
この特別仕様車については、ST162-3SGELUさんのブログ
★トヨタ セリカ 10周年記念特別仕様車 フロントグリル バッチ
で詳しくご紹介されています。
カムリはカリーナの兄弟車ながら、セリカの4ドア版という位置づけ。
中でも写真の2000GTは出色のスポーティさが売りで、GT=ツインカムにこだわるトヨタらしさが溢れた一台。
T型のグリルもトヨタ2000GTのオマージュともいえるものでした。
今やGTの系譜も途絶えて久しいですが、それまでトヨタが生み出してきた数々のGTには、常に2000GTの血統を感じることができた気がします。

ハイブリッドやダウンサイジングターボも良いですが、トヨタでないと生み出せないようなこだわりのGT再来を切に願いたいものですね。
もう言わずと知れた、日本を代表する名車のひとつでもある高級スポーツカー。
今回は1980年頃、当時カローラ店で配布されていたと思われる復刻版の珍しいカタログを紹介します。

1967年に日本初の本格的GTカーとして登場した2000GT。

当時考えられる最新の技術を惜しみなく投入し、世界に通用する高性能グランドツーリングカーの記念碑的存在でした。

滑らかな流線形のボディは、今見ても充分に通用するデザイン。

写真で見るより実物はずっとコンパクトで、4175×1600×1170mmというサイズ。
GTとしては典型的なロングノーズ・ショートデッキのフォルムですが、とにかく美しさが際立ちますね。

埋め込まれた大型のフォグランプが特徴的なフロントマスク。

リトラクタブルヘッドランプは近頃のモデルとは違い、ゆっくりと優雅に上昇します。
ファストバックのリヤスタイル。
本文中にもありますが、「走る機械と呼ぶには、あまりにも華麗すぎる。」
まさに2000GTにはぴったりの謳い文句ですね。

整然と計器類が配置されたコクピット。

ウッドを多用したその仕立ては、開発にも携わったピアノを得意とするヤマハならでは。

カタログの後期型ではさらなる高級化が進められ、グランドツーリングをより快適にする3速トヨグライド(AT)やカークーラーなど、現代に続く新たなGTのあるべき姿を明確に打ち出していたといえますね。
搭載されたエンジンは3M型直列6気筒DOHC。

ソレックス3連キャブを介して150ps/18.0kgmを発生、空力特性に優れた2000GTのボディを215km/hまで引っ張ります。
黒色結晶塗装のヘッドカバーも、2T-Gや18R-Gなどといったトヨタツインカムのアイデンティティになりました。
サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーンの独立懸架。

ステアリングギヤにはラック&ピニオン、ブレーキは4輪ディスクを贅沢に奢り、さらにホイールはセンターノックオフのマグネシウム製。
スポーツカーと言えど大衆車をベースとしたモデルが多かった中、専用部品を数多く採用された2000GTは格が違いますね。
最後には2000GTの生産終了以来となる「4独GT」のセリカとカムリが紹介されています。

セリカはマイナーチェンジでリフトバックGT系のリヤサスペンションを4リンクリジッドからセミトレーリングアームに変更。
写真はセリカ誕生10周年特別仕様車のLB2000GT、今となってはとても珍しいモデルですね。
この特別仕様車については、ST162-3SGELUさんのブログ
★トヨタ セリカ 10周年記念特別仕様車 フロントグリル バッチ
で詳しくご紹介されています。
カムリはカリーナの兄弟車ながら、セリカの4ドア版という位置づけ。
中でも写真の2000GTは出色のスポーティさが売りで、GT=ツインカムにこだわるトヨタらしさが溢れた一台。
T型のグリルもトヨタ2000GTのオマージュともいえるものでした。
今やGTの系譜も途絶えて久しいですが、それまでトヨタが生み出してきた数々のGTには、常に2000GTの血統を感じることができた気がします。

ハイブリッドやダウンサイジングターボも良いですが、トヨタでないと生み出せないようなこだわりのGT再来を切に願いたいものですね。
Posted at 2016/06/04 09:55:09
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