まとめ記事(コンテンツ)

2017/05/24

朝からゴキゲン。

今回はトヨタ・ハイラックスサーフ(N130系)のカタログです。






1989年に2代目へとフルモデルチェンジされた、トヨタを代表するSUVであるハイラックスサーフ。

先代から引き継いだコンセプトはそのままに、よりスタイリッシュな都会派クロカンとして絶大な人気を博したサーフ。

紹介するカタログは130系中期の最終型となる92年のモデルになります。

スタイリングはサーフの持ち味でもある、クロカンとしての力強さの中に、都会的な雰囲気を感じる洗練されたデザイン。



ライバルに先駆けて採用されたオーバーフェンダー付のワイドボデーも、サーフの定番として人気を博しました。



バックドアはランクルでもお馴染みの下開き式で、ベンチ代わりになる優れもの。
リヤガラスもパワーウインドウになっていて可動式だったのが個性的でしたね。



この世代が最後となったサーフ2ドア。
前述のとおりワイド人気は圧倒的でしたが、今見ると標準ボデーのスマートさもなかなか魅力的です。



床は高いのにセダンライクなシートポジションが特徴的だった室内。
最上級のSSR-Gにはレカロシートも標準装備。



インパネは商用のハイラックスピックアップと共用のシンプルなものでしたが、ガングリップタイプのATシフトレバーやステッキ式のサイドブレーキに懐かしさを感じますね。



この時点で搭載されたエンジンは3種類。



3リッターV6SOHCの3VZ-E型は150ps/25.0kgmの余裕あるパワーを発揮。

一方、2.4リッター直4ディーゼルターボの2L-TEは97ps/24.5kgmのスペック。
こちらは1.8tあまりのサーフのボディを引っ張るには少々役不足の感が否めませんでしたが、この直後に3リッターの名機、1KZ-TE(130ps/29.5kgm)が登場、V6ガソリンが霞むほどの快速ぶりを見せたのも記憶に残るところです。



4WDシステムは信頼性の高いパートタイム式を採用。
ワンタッチ2-4セレクターも装備し、煩わしい操作なしで気軽に4WDドライブを楽しむことができるのもサーフらしいポイントでした。

ハイラックスサーフのラインナップ。





レカロシートやムーンルーフを標準装備した最上級のSSR-GとメイングレードのSSR-Xは、ワイドとナローの2つのボディを設定。
その中でもワイドのみがV6ガソリンを選ぶことができました。

その他にもベースのSSR、唯一3L型NAディーゼル搭載、4ナンバー登録となるバンのSRもありましたが、こちらはあまり見かける機会はありませんでしたね。
専ら道路パトロールカーというイメージです。

無骨なイメージだったライバルのテラノに対して、サーフは垢抜けていてとにかく洒落たクルマ。
市街地、キャンプ場、海岸、スキー場etc…
どこへ行ってもサマになるのがサーフらしさ。

最近はこんなオールマイティなクルマも少なくなって寂しいですが、だからこそサーフの魅力は今でも色褪せてはいないように思いますね。
Posted at 2017/05/24 19:03:00

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