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まとめ記事(コンテンツ)
オダジーさん
2015/09/06
スライダークランクの呪縛
これまでの変なエンジンも、ピストンが上下して、クランクを回すって機構には手を入れてない物を紹介してきた。
だが、世の中、人と同じじゃイヤって人がいるらしく、
いわゆる、スライダークランク機構から脱却しようと、変な機構を考える。
エンジンの圧縮、膨張行程は、なにもピストンの上下動にこだわる必要がない。
しかも、上下動を回転運動に変換することをロスと考えたらしい。
だが、これだけの理由だけじゃなく、クランク機構を廃止する理由はある。
電動モータは丸く、円筒形の中心に出力軸を持つのが一般的。
方や、エンジンはクランクからシリンダーが飛び出る格好となり、必ずしも中心に出力軸があるとは限らない。
(例外としては、星型とかX型はあるが)
つまり、電動モータと入れ替えられるようなエンジンの需要ってのが見込めたっぽいんだよね。
で、円筒内に収まって、中心から出力が出るようなメカとは。。。?
1961年 セルウッドエンジン。
円筒に配置されたバナナカーブしたピストンが、円弧状に前後(?)し、斜板を回す。

ケースを前半分カットした絵

試作して回したっぽい。 700cc程度で12000回転を狙っていた。

何も、バナナカーブさせることもなく、ピストンを直線的に前後させるのもアリで。
いわゆる、アキシャルピストンってやつだ。

この方式、エンジンじゃ見かけないが、エアコンのポンプや、油圧ポンプとしてはメジャーな形式。
ポンプとして使う場合は、入力が軸で、出力が流体なので、逆の動きだがね。
これでもエンジンとしては成り立つ。 1921年。
425馬力で、エンジン重量が750ポンドだから、約340kg。
なかなかのパワーウエイトレシオ。 前面投影面積を小さくできるので飛行機用として狙ったものだ。

断面図だと、下の部分にピストンが見える。 ちゃんと水冷式になっているし、
丸い部品が多いので製作も簡単そうだww

斜板のところも色々と工夫(試行錯誤かw)しどころで、面白い。
1941年 ダイナ カム エンジン


で、 アキシャル ピストンのエンジンってのは完全に過去の失敗作なのか?と思うが、
そうでもない。 現在でも研究や実用を狙ってる人もいる。
デューク エンジンズ 2011

中身

最近の動向が無さそうだが、 1996年くらいからエンジンを作ってテストをしてて、
徐々にスケールアップ。 900cc程度から3000ccまでスケールアップしている。
ガソリンだけじゃなくてジェット燃料もテストしていることから、小型飛行機用のエンジンとして開発してるっぽいね。
あのピストンメーカ マーレも協賛しているから、本気なんだろう。。
昔々の教科書に書いてあって、消えていったと思われてるエンジンもあるけど、
これを現在も続けている人もいる訳で、世の中、何がブレークスルーされ、
一瞬でスタンダードとなるかもしれん。
そんな一攫千金を夢見つつ、一部の海外のエンジニアは頑張っているんだな。
ヘンタイ、ヘンタイと言いつつも、いつしか逆転すれば、どっちがヘンタイか、わからんね。
だが、世の中、人と同じじゃイヤって人がいるらしく、
いわゆる、スライダークランク機構から脱却しようと、変な機構を考える。
エンジンの圧縮、膨張行程は、なにもピストンの上下動にこだわる必要がない。
しかも、上下動を回転運動に変換することをロスと考えたらしい。
だが、これだけの理由だけじゃなく、クランク機構を廃止する理由はある。
電動モータは丸く、円筒形の中心に出力軸を持つのが一般的。
方や、エンジンはクランクからシリンダーが飛び出る格好となり、必ずしも中心に出力軸があるとは限らない。
(例外としては、星型とかX型はあるが)
つまり、電動モータと入れ替えられるようなエンジンの需要ってのが見込めたっぽいんだよね。
で、円筒内に収まって、中心から出力が出るようなメカとは。。。?
1961年 セルウッドエンジン。
円筒に配置されたバナナカーブしたピストンが、円弧状に前後(?)し、斜板を回す。

ケースを前半分カットした絵

試作して回したっぽい。 700cc程度で12000回転を狙っていた。

何も、バナナカーブさせることもなく、ピストンを直線的に前後させるのもアリで。
いわゆる、アキシャルピストンってやつだ。

この方式、エンジンじゃ見かけないが、エアコンのポンプや、油圧ポンプとしてはメジャーな形式。
ポンプとして使う場合は、入力が軸で、出力が流体なので、逆の動きだがね。
これでもエンジンとしては成り立つ。 1921年。
425馬力で、エンジン重量が750ポンドだから、約340kg。
なかなかのパワーウエイトレシオ。 前面投影面積を小さくできるので飛行機用として狙ったものだ。

断面図だと、下の部分にピストンが見える。 ちゃんと水冷式になっているし、
丸い部品が多いので製作も簡単そうだww

斜板のところも色々と工夫(試行錯誤かw)しどころで、面白い。
1941年 ダイナ カム エンジン


で、 アキシャル ピストンのエンジンってのは完全に過去の失敗作なのか?と思うが、
そうでもない。 現在でも研究や実用を狙ってる人もいる。
デューク エンジンズ 2011

中身

最近の動向が無さそうだが、 1996年くらいからエンジンを作ってテストをしてて、
徐々にスケールアップ。 900cc程度から3000ccまでスケールアップしている。
ガソリンだけじゃなくてジェット燃料もテストしていることから、小型飛行機用のエンジンとして開発してるっぽいね。
あのピストンメーカ マーレも協賛しているから、本気なんだろう。。
昔々の教科書に書いてあって、消えていったと思われてるエンジンもあるけど、
これを現在も続けている人もいる訳で、世の中、何がブレークスルーされ、
一瞬でスタンダードとなるかもしれん。
そんな一攫千金を夢見つつ、一部の海外のエンジニアは頑張っているんだな。
ヘンタイ、ヘンタイと言いつつも、いつしか逆転すれば、どっちがヘンタイか、わからんね。
Posted at 2015/09/06 16:41:53
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