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2015/08/13

パルス式サルフェーション除去装置の制作

カテゴリ : 電装系 > バッテリー > その他

1
電気刺激を与えることでサルフェーションが除去できるらしい。
製品としても出ているが、効くのか効かないのかもわからないし、差し迫って必要でもないものを購入して試すほど酔狂なことをする気もない。
と、言うことで・・・・作ってみた。
2
作製した回路図

FETやダイオードは、Spice(電子回路シミュレータ)のデータの中から手に入る部品に一番近いものを選んだので、実際の品番とは違っている。

設計編の通り、通電時間を 7μS、周期時間を 200μS、5000Hz にした。
抵抗・コンデンサーの定数は回路図に入れてないので、興味のある人は設計編を参考に計算してほしい。
3
電源装置につないで動作を確認した。
「ピー」というよりもっと高い「シー」というような発信音がしている。

きちんと作動しているようだ。
4
USBオシロスコープで確認してみた。

A1での測定である。
一周期 0.2mS(200μS)で動作している。
波形のピークがそろっていないのは、USBオシロのデジタル処理のために表示されていないためと思われる。

1:10プローブを使用しているので、実際の電圧は表示の10倍
5
波形一つを拡大してみた。

ピーク電圧は48Vとなっている。
デジタル処理のため、ピークが削られている可能性もあるが、この程度だろう。
設計で行ったシミュレーションで70V以上というのが高すぎのような気がする。

1:10プローブを使用しているので、実際の電圧は表示の10倍
6
B2での測定結果

A1で48V程度のパルスが出ているものをL2とC2で平滑され、安定している。
この程度ならタイマーIC555の動作に影響を及ぼすことはないと思われる。
7
試作機は一応これで完成。

パルスでサルフェーションが除去されるのか?
通電時間 7μS、5000Hz が適切なのかも含めて検証していく。

この装置では、バッテリーを電源としている。
パルスとして、バッテリーに戻してはいるが、いずれ枯渇(バッテリー上がり)してしまう。
実際に使用を想定し、車載と同様に補充電を行いながら検証実験を進めていく。

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