まとめ記事(コンテンツ)

2010/08/07

会津若松散歩

この8月7日~9日まで、街歩き&ドライブラリーの遠征に行ってきました。

実は今夏の遠征、かなり前から宮城、山形あたりの東北方面と決めていました。仙台、山形の街歩きをした後は、日本三景の松島あたりまで行けないかなあ?などと考えていたのです・・・が、出発の数日前、宿泊予定地である仙台のホテルを予約しようとするも、ホテルの空きが全く無い・・・「もしや」と思って調べると、案の定、たなばた祭りの真っ最中・・・ならば、と第2候補にしていた山形市内のホテルを検索しても、こちらも空き無し・・・そう「花笠まつり」の真っ最中です・・・。

どちらも、有名な東北4大祭りに数えられるだけあって、これは止むをえません。お祭り見物が目的ならまだしも、できれば普段の街の風景を見てみたい自分にとっては、スケジュールの関係もあって、今回はこの2都市の街歩きは諦めることとなりました。

ということで、次の候補にしていた、米沢と会津若松に決定。米沢に宿をとり、その前に会津若松の街歩きを目指すことにして、7日の朝8時に出発。外は快晴です。
東海北陸道~北陸道を経由してまずは新潟へ。東海北陸道で短い渋滞があった他は順調そのもの。去年も訪れた新潟のサービスエリアで、お土産用の「新潟チップス」を今回も入手できました。

磐越道に入り、新潟平野の広々とした風景が一変して山間部に分け入ります。そして、県境のトンネルを抜けると、そこは会津地方・・・時刻はすでに14時をまわっていました。

インターを降りて鶴ヶ城へ向かいます。天気は良いのですが、あいにくと磐梯山の方向には雲がかかっていて、有名な山容を望むことができません。

市内の商店街の駐車場に車を停めて、街並みをながめながらブラブラとお城に向かって歩きはじめます。商店街を抜けると静かな官庁街からお城の入り口へ。観光客は車で直接お城まで行くので、あたりは人通りがありません。セミしぐれが尚更静かさを引き立てます。

鶴ヶ城は、天守閣の形も好きで、前から一度行ってみたかったお城の1つです。いよいよその天守閣と対面できる、と思った時に、目に飛び込んできたのが・・・トップの写真です。

かなり大きな改築修理中で、完成は来年春の予定、とのことです。まあ、私のリサーチ不足ですから仕方ありません。ただ、他の観光客の会話からも「調べて来ればよかったなあ」という声が聞こえてきましたから、皆さん思うところは同じなのでしょう(笑)

中は通常通り見学できるようになっています。歴史博物館風になっていて、会津地方の歴史が詳しくわかります。
会津地方は、最近は大河ドラマの影響もあってか、戦国時代の上杉氏支配の時代のイメージが浮かびますが、やはり大きくクローズアップされるのは幕末でしょう。
戊辰戦争時の会津の攻防戦の様子を記した資料や説明などは、かなり興味を持って見入ってしまいました。当時のエピソードや展示品を見ていると、白虎隊をはじめ、様々な形でこの戦争に巻き込まれた会津の人達の思いに、胸をうたれます。


特別展示されている「鶴ヶ城の鯱」。撮影禁止の館内で、これだけ撮影可、でした。

今回の改築では、より史実に近づけるよう、赤瓦に葺き替えられるそうです。屋根が赤い鶴ヶ城・・・きっと素敵な姿を見せてくれることでしょう。またその時には再訪したいと思います。

ここからはまた、街並み散策。意外と観光客の姿は無く、静かな街並みをぶらぶらと歩いていきます。


和菓子店の「会津葵」


会津酒造歴史館


学校の塀ですが、赤レンガの塀がずっと続いていました。用水路と合わせて風情があります。

商店街に戻り、ここからは「野口英世青春通り」に向かいます。が、ここでかなり激しいにわか雨。しばらく雨宿りし、雨が小やみになった所で街歩き再開。湿気が増したことで、さっきよりも蒸し暑さを感じながらの街歩きとなります。


千円札のモデルでもある野口英世が一時期過ごしたのがここ会津若松で、この「野口英世通り」に面した病院に滞在していたそうです。そういえば私が子供の頃、野口英世の偉人伝を読んで、その時に会津若松を初めて知ったことを思い出しました。
通りを歩いていると、昔の面影があちこちに残っています。きれいに舗装されていて、案内板も整備されているのですが、いわゆる観光客向けの店が少なく、地元の人の生活に密着している雰囲気なのが逆に良かったりします。


野口英世青春広場。
地元の人達が慌ただしくイベント準備をしていました。

車に戻り、会津若松を後にします。
もっと観光地化されているかと思っていたのですが、鶴ヶ城以外では観光客をほとんど見かけることがなく、歴史を感じさせる中にも地元の人達の生活を垣間見ることができる良い街でした。

時刻はまもなく17時。お腹もすいてきました。
このあたりでグルメといえば、言わずと知れた「喜多方ラーメン」でしょううまい!


会津若松から約30分。喜多方市内に入ると、あちこちに「喜多方ラーメン」のお店がありました。本当にあちこちあって、目移りしてしまいそうです。
で、その中の1軒に飛び込んで頼んだのがこの「チャーシュー入り醤油ラーメン」。

喜多方ラーメン独特のモチッとした平打ち麺と、アッサリした中にも味わいのあるしょうゆ味スープ、あっという間にスープまで飲み干してしまいました。

あとは、宿のある米沢まで、国道121号線を快走するだけです。途中、熱塩温泉や日中温泉などの温泉地がありますが、旧くからの鉄道ファンにはローカル線「日中線」のイメージがあるかもしれません。名前が「日中線」なのに列車が通るのは朝と夜だけで日中は走らない、ということでファンの間では有名だったのですが、かなり前に廃線になっていました。

私も走っていて、何となく日中線のことを思い出していたのですが、その時ふと道沿いに、「日中線記念館」の看板が目に入ります・・・これは寄らねば。

国道から少し脇道に入った所に、その「記念館」はありました。


日中線の終着駅だった「熱塩駅」の駅舎をそのまま「記念館」として整備されています。中には、当時のままの改札口などがそのまま残っていました。


ホームと駅名標。どちらも当時のままでしょうか。


ラッセル車と客車。SLではなくラッセル車、というのがいいですね。客車も昔ながらの塗装で良い味をだしています。

周りには民家が1~2軒あるのみで、あとはこの記念館の施設以外に、本当に何もない所です。まさに「終着駅」という雰囲気そのもので、夕暮れにホームに佇んでいると、変な言い方ですが心地良いくらいの寂寥感に浸ることができました。

車に戻ってさらに北上します。やがて夏の日も暮れて、テンポの良い走りの前走車について快調に進みます。
福島・山形県境の「大峠トンネル」を越えてしばらく走ると、やがて米沢の街明かりが見えてきました。

次回に続きます。



Posted at 2010/08/10 23:45:14

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