まとめ記事(コンテンツ)

2022/08/17

【2022年夏 遠征記その3】白河散歩

その2 からの続きです。

8月17日、福島市の宿で目が覚めます。

いつもなら「気持ち良く」と言う枕詞がつくことが多い私の旅ですが、
この日は前の晩、まだしっかりと決まっていなかったこの日以降の行程を色々と調べていて少し寝不足気味…
宿は決まっているのですが、どのルートをどの手段で、どのスポットを訪れることができるのか…? 
地図と時刻表サイトを睨めっこしていたら、思ったよりも遅くなってしまいました。
(結局、当初考えていたルートに落ち着きましたが)

何はともあれ、朝食後、宿をチェックアウト。駅へと向かいます。
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(前日の夕方に撮影)

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福島市は、少し前のNHK朝ドラのモデルにもなった作曲家、古関裕而さんの出身地でもあります。

駅から職場へ向かうビジネスマンと逆行するように駅へ。
昨夜は真っ暗だった信夫山も綺麗にみえますが、横断歩道の真ん中からでないと全体の写真が写せず、撮影はあきらめてそのまま駅へ。

乗り込んだのは、東北線上りの新白河行き。

駅の発車メロディ「高原列車が行く」も古関裕而さん作曲の曲。爽やかかつ軽やかなメロディが流れて、福島駅を後にします。

郡山までは、昨日から戻るルート。
郡山で20分停車。昨日の会津若松発の電車は6分ほどの停車で、別列車として福島に向かうのに、この電車はそれより長い停車時間でも同一の列車です。
ここからさらに40分で、最初の目的地、白河駅に到着。

白河市は、福島県の南の玄関口であると同時に、白河の関が置かれたことからもお分かりのように、東北地方の玄関口でもあります。

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白河駅(戻った際に撮影)。良い感じのレトロな駅舎です。
初めて訪れたのに、どこか見覚えのある駅舎、と思っていたら、ダイハツ「ムーブキャンパス」のCMにも登場した駅舎でした。

まず向かうは、白河小峰城
駅からは、ガード下をくぐって線路を挟んだ反対側に出ると目の前に見えます。

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「城山公園」入り口。周りは公園として綺麗に整備されています。
石垣の規模はかなり大きく、高さもあるのが驚き。高い石垣に囲まれた石段を登っていると、実際の規模以上に大きく感じました。

天守閣にあたる存在が、御三階櫓(トップ写真)。
内部も築城当時を復元した木造です。見学は無料、ボランティアの係員さんが温かく迎えてくれました。

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城内の撮影はOK。展示品は無いのですが、この復元櫓そのものが立派な展示品です。
梯子のような急な階段を登って最上層へ。

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格子窓から街並みを眺めます。

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御三階櫓を出た先。石垣の上からですので街並みが良く見えます。
手前には白河駅のホームも。

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櫓から公園を横切った反対側に、「歴史館」があります。
こちらには、白河城の歴史や歴代藩主の紹介、様々な展示品が展示されています。

入場料を払って中へ。

案内されるまま、まずはVRシアター上映鑑賞。
モニター3面を使った大きなもので、内容も興味深いものでした。
ナレーションも、TVでよく見る有名な方です。

展示コーナーへ。
まず目を引いたのが、東日本大震災からのお城の復旧。特に、この大規模な石垣の損傷が大きく、結果、完全復旧までに9年を要したことがパネル展示で詳細に紹介されていました。

他には、幕末の戊辰戦争の様子。かつて会津若松城を見学した時にも詳細な展示があって見入ったのですが、ここ白河も、白河口の戦いがあった場所。
そう、先ほど東北地方の玄関口と書きましたが、まさに要所の位置にあるのですね。

非常に楽しく見学した後は、街歩き。
再びガード下をくぐって市内へ。

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旧奥州街道沿いを歩きます。

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宿場町ならではの、直角に曲がる枡形の道路の角から階段を下りた先に続く新城通り。

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通りの先にある「白河ハリストス正教会」。大正時代の建築です。

今回の行きたいスポットのひとつだった白河市、落ち着いたいい街でした。

レトロな駅舎に戻ります。

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ホームに上がります。一面しかありませんが、白い屋根と柱がまた、かつての古き良き時代を感じさせてくれます。

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ホームからもお城を望むことが出来ます。さきほど、お城から街並みを写した場所を、反対側から写す格好になります。

静かなホームに佇んでいると、貨物列車がのんびり通過、その後に郡山行きの列車がやってきました。

その4 に続きます。
Posted at 2022/08/27 15:11:47

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