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まとめ記事(コンテンツ)
kumayuさん
2010/07/10
伊勢峠ドライブと越前大野散歩
梅雨の合間の晴れ間となった今日、せっかく良いお天気なので、ということで、福井県の伊勢峠ドライブと、越前大野の街歩きをしてきました。
なぜ伊勢峠かといいますと、先般、私が試走に同行したドライブラリー「OQM42」では、作成者の尾針さんは当初、エリアをもっと北寄りにして、福井県の九頭竜湖から伊勢峠を通るコースにされたかったそうです。昔「日本アルペンラリー」のコースにもなったこの峠を久しぶりに走ってみたかったのですが、作成当時はまだ冬期の規制が入っているから、ということで諦めたという経緯がありました。
※参考までに、伊勢峠とは、岐阜県の白鳥から福井県の大野に抜ける国道158号から、九頭竜湖の対岸に分かれて、平家岳、能郷白山の麓を通って国道157号にいたる道で、現在は県道になっています。
地図
そこで、この時に通れなかった伊勢峠を、勝手に「もう1つのOQM42試走」ということで私が走ってみることにしたのです。
東海北陸道の白鳥インターから油坂峠道路を通り、一気に福井県の九頭竜湖の手前に出ます。
油坂峠も昔はかなりの難所でしたが、今は快適に通るようになっています。
九頭竜湖が見え、ほどなくして国道を左に曲がると、いよいよ伊勢峠へのルートが始まります。

この赤くて美しい「箱ヶ瀬橋」がスタート地点。どこかの橋に似ていると思いません?
このあたりは九頭竜湖を挟んで対岸に国道158号が走ります。九頭竜湖に流れ込む谷を渡るため、こちらの道にはいくつかの橋がかかっています。行き交う車は少ないのですが、どれも、かなり立派な橋でした。

面谷橋
ずっと九頭竜湖沿いに走ります。道幅は狭いながらも勾配も無く、カーブがクネクネと続く、ダム湖畔特有の道が続きます。

伊勢川橋。ここで九頭竜湖から別れ、伊勢峠の峠越えがはじまります。
登り坂が始まりました。とはいってもそこまで勾配はきつくありません。道幅もところどころ、草がボディを擦りますが、激細というような個所はありませんでした。路面状態も完全舗装で、落石や木の枝の落下物もあまりありません。
(逆に、ドライブラリーなどの方がよほど、これよりも細くて路面の悪い道を走っているくらい・・・
)
そんな中を、たんたんと走っていきます。対向車もまったくありませんでした。
ただ、ところどころに大きな水たまりがあり、突っ込むと勢いよく水しぶきがフェンダーに跳ね上がります。

こんな感じの路面です。いくつか見かける県道標識も、このように新しくてきれいなものばかりでした。

見事な杉林に、思わず車を停めてシャッターを押します。
九頭竜湖から別れて、走ること30分くらいでしょうか、ようやく峠を越えて、笹生川ダムが見えてきました。しばらく山道ばかり走ってきたので、道路施設以外で久しぶりに人工の建造物を目にした感じです。
ここから先はカーブも緩くなり、道幅もやや広くなって快走路。このまま国道157号に合流します。
157号からは、越前大野市街方面へ。反対側に向かうと温見峠を経て岐阜県の旧根尾村に通じるのですが、案の定というか、温見峠は通行止め、という掲示が出ていました。
走ること、30分弱。越前大野市街に入ります。
ここでのお目当ては、朝市や名水でも有名な市街地の街並み散策と、「おろしそば」です
。
市街地に入り、市が用意した観光客用の無料駐車場に車を停めます。最近は、街並み散策用にこのような観光客用の駐車場を用意する所が増えたので、いつもありがたく使わせてもらっています。行楽シーズンだと混雑するのでしょうが、私が訪れるのはたいてい外れた時期なので、いつも空いているのも好都合です。
ここから、まずは「おろしそば」へ。
かれこれ20年近く前、PDQMを始めたばかりの頃、このあたりで開催されたコースに参加したとき(追記・・・1991年7月号 第74回PDQM「越前おろしそば紀行」のコースだと思います)に、お勧め食事スポットとして紹介されたのが、ここ越前大野の「福そば」さんでした。
えびおろしそばを戴いたのですが、非常に美味しくて、同行した嫁ともども感動し、以来近くを通った時には立ち寄っていたのですが、PDQMが廃止された頃からはなかなかこちらの方面に立ち寄る機会も無くなって、気が付けば10年近くたってしまいました。
久しぶりに立ち寄る「福そば」。大野産の蕎麦100%と、名水にもなっている大野の地下水を使用しています。

お店のまわりの光景は、記憶しているものとはかなり変わっているようです。
中途半端な時間に到着したのですが、あらかじめサイトで調べておいた通り、昼間も通しでちゃんと営業していました。
さっそく、「えびおろしそば」を注文

左下の器に、大根おろし入りのつゆが入っていて、これをそばにかけて食します。左上の器はそば湯。
10年以上経っているので、記憶の中で味覚が美化されていないかな?という不安があったのですが、そばを口に入れた瞬間、そんな不安は吹き飛んでしまいました。
もともと、そばに詳しくない私が言うのも何ですが、それでも今まで食べたそばの中でベスト3に入る美味しさです。コシが強く、噛むと蕎麦の味がしっかりと口の中に広がります。つゆと大根おろしも、そんなそばの味を邪魔することなく、見事に引き立てている感じ。10年たっても変わっていませんでした。
ちょっと感動しながらお店を後にします。
ここからは散策。
「福そば」のあたりは七間通りといい、朝市も開かれている通りで、越前大野観光としてはメインストリート、といった所でしょうか。道路沿いには昔ながらの風情をのこした家が立ち並び、その向こうの小高い丘の上に越前大野城が聳え立ちます。

ちなみに通りの名前は、南北を走る通りは西から東に「一番、二番・・・」となっており、東西を走る通りは北から南に「一間、二間・・・」と付けられていて、そのあたりも城下町らしいです。

七間清水。市街のあちこちで、このようなきれいな湧水と直に触れあうことができます。

寺町。その名の通り、昔、時の領主が寺社をこの通り沿いに集めたとのこと。通り沿いにお寺が並んでいて壮観です。

道行く人は誰もいません。夏の昼下がり・・・セミしぐれが、却って静かさを引き立てているようにも感じます。
ここからは、少し足を延ばして、名水「御清水」へ。

「おしょうず」と呼びます。透き通った水は、見ているだけでも涼しくなってきます。
手に取ると、とげとげしさのない、優しい冷たさが伝わってきました。気持ちの良いことと言ったらありません。
駐車場に戻り、越前大野を後にします。そばを食べに何回か訪れているのに、こうしてじっくりと歩いたのは初めてですが、非常に落ち着ける街でした。おいしいそばに、きれいで気持ちのいい名水、風情のある街並みと、丘の上にそびえるお城・・・まさに、街歩きの醍醐味がここにあります。
ここからは、福井市内へ向かいます。もちろん、お目当ては街並み散策・・・ということで、この続きはまた後日。
なぜ伊勢峠かといいますと、先般、私が試走に同行したドライブラリー「OQM42」では、作成者の尾針さんは当初、エリアをもっと北寄りにして、福井県の九頭竜湖から伊勢峠を通るコースにされたかったそうです。昔「日本アルペンラリー」のコースにもなったこの峠を久しぶりに走ってみたかったのですが、作成当時はまだ冬期の規制が入っているから、ということで諦めたという経緯がありました。
※参考までに、伊勢峠とは、岐阜県の白鳥から福井県の大野に抜ける国道158号から、九頭竜湖の対岸に分かれて、平家岳、能郷白山の麓を通って国道157号にいたる道で、現在は県道になっています。
地図
そこで、この時に通れなかった伊勢峠を、勝手に「もう1つのOQM42試走」ということで私が走ってみることにしたのです。
東海北陸道の白鳥インターから油坂峠道路を通り、一気に福井県の九頭竜湖の手前に出ます。
油坂峠も昔はかなりの難所でしたが、今は快適に通るようになっています。
九頭竜湖が見え、ほどなくして国道を左に曲がると、いよいよ伊勢峠へのルートが始まります。

この赤くて美しい「箱ヶ瀬橋」がスタート地点。どこかの橋に似ていると思いません?
このあたりは九頭竜湖を挟んで対岸に国道158号が走ります。九頭竜湖に流れ込む谷を渡るため、こちらの道にはいくつかの橋がかかっています。行き交う車は少ないのですが、どれも、かなり立派な橋でした。

面谷橋
ずっと九頭竜湖沿いに走ります。道幅は狭いながらも勾配も無く、カーブがクネクネと続く、ダム湖畔特有の道が続きます。

伊勢川橋。ここで九頭竜湖から別れ、伊勢峠の峠越えがはじまります。
登り坂が始まりました。とはいってもそこまで勾配はきつくありません。道幅もところどころ、草がボディを擦りますが、激細というような個所はありませんでした。路面状態も完全舗装で、落石や木の枝の落下物もあまりありません。
(逆に、ドライブラリーなどの方がよほど、これよりも細くて路面の悪い道を走っているくらい・・・
)そんな中を、たんたんと走っていきます。対向車もまったくありませんでした。
ただ、ところどころに大きな水たまりがあり、突っ込むと勢いよく水しぶきがフェンダーに跳ね上がります。

こんな感じの路面です。いくつか見かける県道標識も、このように新しくてきれいなものばかりでした。

見事な杉林に、思わず車を停めてシャッターを押します。
九頭竜湖から別れて、走ること30分くらいでしょうか、ようやく峠を越えて、笹生川ダムが見えてきました。しばらく山道ばかり走ってきたので、道路施設以外で久しぶりに人工の建造物を目にした感じです。
ここから先はカーブも緩くなり、道幅もやや広くなって快走路。このまま国道157号に合流します。
157号からは、越前大野市街方面へ。反対側に向かうと温見峠を経て岐阜県の旧根尾村に通じるのですが、案の定というか、温見峠は通行止め、という掲示が出ていました。
走ること、30分弱。越前大野市街に入ります。
ここでのお目当ては、朝市や名水でも有名な市街地の街並み散策と、「おろしそば」です
。市街地に入り、市が用意した観光客用の無料駐車場に車を停めます。最近は、街並み散策用にこのような観光客用の駐車場を用意する所が増えたので、いつもありがたく使わせてもらっています。行楽シーズンだと混雑するのでしょうが、私が訪れるのはたいてい外れた時期なので、いつも空いているのも好都合です。
ここから、まずは「おろしそば」へ。
かれこれ20年近く前、PDQMを始めたばかりの頃、このあたりで開催されたコースに参加したとき(追記・・・1991年7月号 第74回PDQM「越前おろしそば紀行」のコースだと思います)に、お勧め食事スポットとして紹介されたのが、ここ越前大野の「福そば」さんでした。
えびおろしそばを戴いたのですが、非常に美味しくて、同行した嫁ともども感動し、以来近くを通った時には立ち寄っていたのですが、PDQMが廃止された頃からはなかなかこちらの方面に立ち寄る機会も無くなって、気が付けば10年近くたってしまいました。
久しぶりに立ち寄る「福そば」。大野産の蕎麦100%と、名水にもなっている大野の地下水を使用しています。

お店のまわりの光景は、記憶しているものとはかなり変わっているようです。
中途半端な時間に到着したのですが、あらかじめサイトで調べておいた通り、昼間も通しでちゃんと営業していました。
さっそく、「えびおろしそば」を注文

左下の器に、大根おろし入りのつゆが入っていて、これをそばにかけて食します。左上の器はそば湯。
10年以上経っているので、記憶の中で味覚が美化されていないかな?という不安があったのですが、そばを口に入れた瞬間、そんな不安は吹き飛んでしまいました。
もともと、そばに詳しくない私が言うのも何ですが、それでも今まで食べたそばの中でベスト3に入る美味しさです。コシが強く、噛むと蕎麦の味がしっかりと口の中に広がります。つゆと大根おろしも、そんなそばの味を邪魔することなく、見事に引き立てている感じ。10年たっても変わっていませんでした。
ちょっと感動しながらお店を後にします。
ここからは散策。
「福そば」のあたりは七間通りといい、朝市も開かれている通りで、越前大野観光としてはメインストリート、といった所でしょうか。道路沿いには昔ながらの風情をのこした家が立ち並び、その向こうの小高い丘の上に越前大野城が聳え立ちます。

ちなみに通りの名前は、南北を走る通りは西から東に「一番、二番・・・」となっており、東西を走る通りは北から南に「一間、二間・・・」と付けられていて、そのあたりも城下町らしいです。

七間清水。市街のあちこちで、このようなきれいな湧水と直に触れあうことができます。

寺町。その名の通り、昔、時の領主が寺社をこの通り沿いに集めたとのこと。通り沿いにお寺が並んでいて壮観です。

道行く人は誰もいません。夏の昼下がり・・・セミしぐれが、却って静かさを引き立てているようにも感じます。
ここからは、少し足を延ばして、名水「御清水」へ。

「おしょうず」と呼びます。透き通った水は、見ているだけでも涼しくなってきます。
手に取ると、とげとげしさのない、優しい冷たさが伝わってきました。気持ちの良いことと言ったらありません。
駐車場に戻り、越前大野を後にします。そばを食べに何回か訪れているのに、こうしてじっくりと歩いたのは初めてですが、非常に落ち着ける街でした。おいしいそばに、きれいで気持ちのいい名水、風情のある街並みと、丘の上にそびえるお城・・・まさに、街歩きの醍醐味がここにあります。
ここからは、福井市内へ向かいます。もちろん、お目当ては街並み散策・・・ということで、この続きはまた後日。
Posted at 2010/07/11 00:44:27
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