まとめ記事(コンテンツ)

2015/06/28

bit Play HDのDLNA機能を試す

すいません、ネタ不足なんでbit Play HDで遊んでます。











車載オーディオ製品では突出した多機能と、それゆえの?微妙な完成度のため現在評価保留中のメディアプレーヤー、Audison bit Play HD。こいつを完璧に使いこなして
「ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ」
と、ちょっと懐かしい台詞を吐いて強がってみたくなる、そんなマシンです。

一方、我が車で最高音質を誇る音源はUSBオーディオ。
Android端末でUSBオーディオするならコレ抜きには語れない高音質アプリ、USB Audio Player PRO(UAPP)の精力的なバージョンアップのおかげで、どんどん使いやすくなっています。

そのUSB Audio Player PROがまたまたバージョンアップ。
今回の変更点は

お、DLNAサポート来ましたか。
こんな大がかりな機能強化をマイナーバージョンアップでサクッと載せてしまうあたり、ここの開発力には恐るべきものがあります。
ならば我が車のツートップ、bit PlayとUSBオーディオを組み合わせてみましょう。

前回の導入編で紹介した通り、bit Play HDは単なるメディアプレーヤーだけでなく、DLNAプレーヤー・サーバー・レンダラーの機能を有しています。
今回はそのうちDLNAサーバーの機能を使います。といっても、標準でこの機能は有効なため特別な設定は必要ありません。

システム構成はこうです。bit play HDからDLNAプロトコルでファイルを取得、タブレットのUAPPで再生しUSB-DDC経由で同軸デジタル出力します。

テクノロジーの無駄使い感が半端ない。でもいい音出そうでしょ?

何の意味があるの?というのは後で考えることにして、さっそく実験開始。

1. bit Play HDのアクセスポイントにタブレットをWi-Fi接続します。

暗号化なし!パスワードなし!あのさあ、いくらクルマだからって・・・

2. タブレットでUAPPを起動。メディア選択で「UPnP/DLNA media server」をタップ。

表示されているアルバムアートは端末内のSDカードのもので、bit Play HDのものではありません。

3. ネットワーク上のDLNAサーバーが表示されるのでbit Play HDを選択。


4. これがbit Play HDのDLNAによるリスト表示。ナビゲーションツリーといいます。

「アーティスト」しかありませんのでタップすると

5. アーティスト一覧画面になります。

さらにタップするとアルバム→曲と進み

6. 再生画面。アルバムアートは表示されません。


このように、「アーティスト」→「アルバム」のみではありますが、本体で操作するよりはテンポ良く選曲できました。以前DLNAレンダラーの機能を試した時は反応が遅めだったのですが、DLNAサーバーの方はきびきびと表示してくれます。

DLNAにおいては、曲のリスト表示スタイルはクライアント(タブレット)のアプリではなく、サーバー(bitPlay)が決定します。つまり、サーバーの出来が使い勝手を大きく左右します。
では他のDLNAサーバーではどうなるか。自宅に持ち帰りUAPPを起動します。

自宅で稼働しているDLNAサーバーのリスト。
試しにMinimServerを選択すると・・・

これがMinimServerのナビゲーションツリー。切り口が多数ありますね。
アーティストなど各分類の他に「(数字)items」のツリーがあり、これを選択すると全曲表示となります。全曲シャッフルはここから可能です。


bit Play HDでは表示されないアルバムアートもきれいに表示されます。
(MinimServerはJavaベースのDLNAサーバーで、PC用とNAS用があります。ナビゲーションツリーが使いやすく、DSDの配信にも対応していておススメです。)

以上で実験終了。

この構成ではbit Play HDは単なるファイルサーバーとして機能するので、音質的にはUSBオーディオのものになります。つまり、USBオーディオの音質・高速表示とSSDの大容量を兼ね備えた音源ができました。
USBオーディオの接続の面倒さと、bit Playの表示のダメさ加減を兼ね備えた音源とも言えます。

惜しむらくは、bit Play HDのナビゲーションツリーの完成度が今一歩な点。せめて全曲シャッフル・アーティストシャッフル・アルバムアート表示くらいは対応してほしいところです。

また、USB再生に使う端末をWi-Fi接続するため、その間端末は閉じたネットワークにいることになり、インターネットに出られなくなります。USB再生とハイドラやメールなどを併用できなくなるのは痛いですし、Wi-Fiのセキュリティも含め課題は多いです。
バージョンアップに期待しておきましょう。

ともあれ、クルマの中でもDLNA配信ができる時代が来たんですねぇ。
DLNAはあの超高級DAPが対応したり、ポータブルオーディオの世界でも導入の兆しが見えます。ちょっと今後が楽しみな技術です。


少し微妙なレポートになってしまいましたか。
頑張れbit Play HD!頑張れるか?頑張ってよ・・・
Posted at 2015/06/28 23:05:05

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