まとめ記事(コンテンツ)

2005/05/03

無敵 0.02秒の激闘 '71年日本GP

'71年5月3日 日本GP TSレース・・・
この日の激闘は後々まで語られる死闘であった。。。

「GT-Rの敵はGT-R」


まさに、その言葉を地で行くレースだった。

実は、その日私はこのレースをじかに見る事になったのだが、当時の私にとって、「クルマって真横にも走るんだ・・」なんて思った事を思い出した。

富士の各コーナーを、長谷見が高橋が華麗なテクニックでハードトップGT-Rをカウンターを当てながらライヴァル達を引き離して行った。。



その様を見て、僕は「クルマは真横に・・」と思ったのであった。

すでにGT-Rは、R380と同等のタイムをたたき出すまで成長し、さらにタイムは短縮されようとしていた。

特にこのレースでは、グリーンストライプの長谷見と、レッドストライプの高橋の一騎打ちの様相を呈していた。

高橋国光と長谷見昌弘は、互いのめまぐるしく順位を入れ替えながら、接戦を演じ、さらに周回ごとに3位以下を3秒づつタイム差を付けるという尋常で無いレース運びを演じた!

まるで富士のコースは、この二台の為に存在しているような錯覚に陥ってしまった。。

15周目、最終ラップ最終コーナーを抜けた長谷見GT-Rが、先行する高橋のGT-Rに目掛けてスパートした。
スタンドで見ていた観客は、長谷見が高橋を抜いたと錯覚した!

しかし、実際には長谷見は高橋を抜いてはいなかったのだ。

その差 0.02秒差


まさに微差であった為、スタンド上からは逆転したかのように見えたのだった。

「GT-Rの敵はGT-R」という言葉が生まれた日であった。。
Posted at 2005/05/03 19:50:38

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