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2010/08/31

クーペの花道③いすゞのクーペ

いすゞのクーペといえば、なんといってもジウジアロデザインの名車「117クーペ」
当時、他メーカーがどちらかというとムスタングをはじめとしたアメリカンテイストのデザインの「体育会系」なクーペを登場させていたときにひときわ際立つエレガントなデザインは子供だった私にも印象に残りました。
その117クーペの流れを汲むデザインコンシャスなクーペが

イスズ・ピアッツァ、117クーペ同様ジウジアロデザインは今でも新鮮。
しかし、このピアッツァ、バブル前のハイテクメカ全盛の時代のなか、旧態然としたFRジェミニのコンポーネントを採用していたためイメージは今ひとつ、更に売りであるデザインも時代を先取りしすぎたのか「マヨネーズ」と揶揄されることも・・・
イスズはイメージリーダーのこのクルマにテコ入れすべくターボ仕様、更にはイルムシャー、ロータスといったチューニングバージョンも登場させましたが結局販売は低迷。
その後、GMの影響が強くなってきたいすゞが北米向けの小型クーペとして開発、それをヤナセで国内投入させたのが

PA-NERO、カマロにも通じるデザインといえなくも無いですが、大きなアメリカンクーペのデザイン要素を5ナンバーの小型車に採用するのはちょっと無理があったかも・・・
そしてイスズブランドでは

ジェミニ・クーペ・・・どことなくあの「サターン」に似てる気が

そして迎えたピアッツァのモデルチェンジ、いすゞとしては新規設計する余裕はなくなってしまっていたのでしょうか・・

ピアッツァ(2代目)・・先代の特徴でもあったセミリトラクタブルライトを採用して差別化は図っていますが、誰が見ても上記2台の顔違いバージョン。
現在見てみると、3台のなかでは一番まとまった結構いいデザインだとは思いますが、先代とのギャップが大きすぎて従来からのいすゞのファンには支持されなかったようでほとんど見かけない「レア車」となってしまいました。

その後、いすゞは乗用車部門から撤退、独自の雰囲気をもったいすゞのクーペの歴史にもピリオドが打たれてしまいましたが、「体育会クーペ」を横目にあえてマイナーないすゞのクーペを選んだ人たちに何故だか強いシンパシーを感じてしまうのは何故なんでしょうか?

Posted at 2010/08/31 14:42:23

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