まとめ記事(コンテンツ)

2010/09/03

クーペの花道⑥バブルのあだ花

私が社会人になって数年後のバブル期、国産車メーカーはより利益率の高い高級車を競って開発していました。
1,000諭吉を超えるNXSですら納車待ち続出で中古車も高値で取引される状況ですからメーカーとしても「世界初」「国産最速」などの売り文句でどんどん高価なクルマを開発します。

こうなってくると、エンジニア達はまさに「やりたい放題」今まではコストや開発費の関係で構想のみで終っていた技術をどんどん採用、新設計のエンジン、4WS、フルタイム4WD、アクティブサス、その他のいろんな電子制御デバイスなどの最新技術を惜しげもなく投入します。

そんななか、独自のロータリーエンジンを持つマツダが世に送り出したのが

ユーノス・コスモ

2ローターの13Bエンジンに加え何と3ローターの20Bを搭載、上級車種には世界初のGPSナビゲーションを搭載する意欲作。
そのデザインも、コスモAPの流れを汲む大型のラグジュアリークーペで内装はまるでホテルのラウンジのようでした。
価格も破格の500諭吉以上のまさにバブル期ならではのクーペでしたが、バブルの崩壊と共にその高価格、極悪の燃費、そしてあまりにも大胆なデザインなどが仇となりレア車の殿堂の仲間入りをしてしまいました。

しかし、何かと批判されることもあるバブル期の「新技術」の濫用ですが、その頃潤沢に予算を使って行っていた研究・開発の成果が今後周辺技術や素材開発にともない新たに日の目を見ることもあるのかなとも最近個人的に思うようになりました。

20Bエンジンも再起できる日が来るのでしょうか・・・
Posted at 2010/09/03 23:11:44

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