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まとめ記事(コンテンツ)
徳小寺 無恒さん
2007/06/22
虚像 VS色付きデヂパネ!?レパードVSソアラ仁義無き闘い
TOP画像は二代目シルヴィアのモノ。。。個性的な外観とは比較的オーソドックスだった。
まぁクルマというものには、必ずライヴァルというものがあって、特に日産とトヨタのそれは激しいものがあった。
メーターでもそれは言えて、僕が印象的だったのは二代目対決「レパードVSソアラ」なのだ。。。
初代レパードは910ブルーバードのシャーシをベースに、櫻井眞一郎氏がプロデュースして個性的な外観で生を受けた。

真紅 !初代レパードにあった真っ赤な内装・・・
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/153803/
そのオリヂナリティ溢れるエクステリアは、かの伊太利亜のカロツェリアの連中にも衝撃を与えたというまさにデザインの日産の面目躍如といった風情であった。
しかしながら・・ほぼ時を同じくしてトヨタからリリースされた「ソアラ」に販売面では苦戦をして、その反省から二代目のF31レパードは開発された。
交差 F31レパードとZ20ソアラの怪しい関係
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/713791/
二代目のレパードは、ツゥードアクウペに的を絞り、ハイテク満載からオーソドックスさを全面に打ち出してソアラに対抗した。
そんなF31レパードであったが、メータだけは飛びっきりのデザインとアイディアが盛り付けられた。

美しいマリンブルーのバックライトに、トルク曲線を模したといわれた曲線状のタコメータとデヂタルの速度表示が、それまでの取って付けた様なデヂパネのデザインとは違って、ある意味で違和感の無い完成されたデザインを具現化していた。
なかなかこれ以上のデザインのメーターは難しいだろうな・・・と思っていたが・・・二代目のソアラはさすがトヨタと言わしめるくらいの出来栄えで登場した。
キープコンセプトながらその内容はまさに贅を尽くした・・という言葉が当て嵌まるくらい新しい技術を満載してレパードに対抗してきた。
室内は、高いグレードには西独のメーカーが開発したスェード調の新しい表皮が貼られ、メーターもデヂタルながら新しい工夫でまたまたレパードを突き放しに掛かった!!

一見すると、どうって事無いようなデザインだが、眼前に見えるデヂタル表示は実は「虚像」であった。

発光部を薄肉化し、それをメーターフードの上面裏側に設置し、それを正面の「ハーフミラー」に映し出すという凝った造りなのだ。
名付けて 「スペースヴィジョン・メーター」 。
まるで日産系で使っている3Dソフトの名前の様だ・・閑話休題
こうする事によって、ドライヴァーが見る表示部が奥深くなり、メーターを見て前面を見た時の焦点が合い易くなる・・というモノだ。
果たせるかな・・この二代目対決も・・・なのだが、この二台のメーターに込められたメーカーの熱意は並々ならぬものがあった。
残念なのは、これだけ凝ったメーターを造りながらマイナーでさらにオーソドックスなアナログメーターに変えてしまったレパードが残念でならない。
キャラクターに似合う似合わないは別にして、もっと違った手法でリファインできなかったのだろうかといまだに思うのだ。
さらにだ・・・これだけ激しいバトルを繰り広げた「レパード」も「ソアラ」も無くなってしまった事はもっと寂しい・・と僕は感じるのだ。
優柔不断なメーカーと、思い込みの激しいメーカーとの古きよき時代の代表的なメーターだったのかもしれない・・・とも僕は思っているのだ。
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Posted at 2007/06/24 03:15:27
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