まとめ記事(コンテンツ)

2008/04/09

実力 S30フェアレディの実力はどうだったのだろうか。。。

正直に言うと、僕の中でS30Zとは「240Z」以外は 鈍足鈍重 なクルマの印象しかない。

それは僕の世代では、排ガス規制が厳しくなって、SUツゥインカブレーションが使えなくなって、初期の電子制御燃料噴射になってからの動力性能は 悲惨 というしかなかった。

実際にL20EのS30Zに乗った事のある人なら分かるが(現代では希少な経験だろうが・・・)、いくら踏んずけても加速を始めない、ようやく元気に回り始めても、1回、回転がドロップすると、もういけない・・・
ギアをダウンしようが、エアコンを切ろうが、エンヂンの勢いが戻るまで本当に歯がゆい思いをする。

これがL24を積んだ「240Z」だったら


(画像はGノーズ無しの240Z-L)

本当にこれが同じ「L型」と思うくらい闊達で、まさにグランドツゥリングの面持ちになっていたから不思議だ。

古いカーグラをひっくり返すと、1970年2月号にちょうど「240ZG」のロードテストの結果が出ていた。

最高速192.52Km/h、0-400m 15.5sec

現代の目から見れば、ささやかな結果だが、当時はまったく凄いクルマが出たもんだ!と驚き憧れたモンだ。

ちなみにGノーズ付きと、ノーズ無しでは100Km/hを超えてからのクルマの挙動も違っていて、ノーズ無しだと、フロントがどんどん浮く様な感じがして安定感が損なわれるが、Gノーズがあると、どんどん路面に吸い付くような感じとなり飛ばした時の安定感が全然違った記憶がある。

ただGノーズが付くと市街地で夏で渋滞となると、水温がどんどん上がって今にもオーヴァーヒートしそうなくらい水温が上がってしまう。

L型のエンヂンは、インテークとエキゾーストが同じ側にあるので(まぁ俗に言う ターンフローですな)、エンヂンルームの温度が上がると、キャブの燃料が高温になって途端に機嫌が悪くなり、最悪止まってしまう事もあった。

僕は、チェーリーの電動ファンを移植して強制的に冷やすようにしていたので、大丈夫だったが、大方のGノーズつきZのオーナーは、ボンネットが後ろ開き


(画像はZ432 矢印はバッテリーの位置を示している)

である事を利用して、市街地で速度が遅い時には、オープナーを引いて、ボンっとボンネットを中途半端に開けて空気の出入りをよくしてオーヴァーヒートを防止していた。

さて240Zは、なかなか元気なクルマだったという事は分かったが、じゃぁL20搭載、特に悲惨だったと言われる「L20E」のZはというと、これも昔のカーグラを紐解くと。。。

1976年1月号
最高速175Km/h、0-400m 17.46sec

もはや末期の排気ガス対策で一番苦しかった
1976年11月号
最高速167.44Km/h、0-400m 18.14sec

と惨憺たる結果であった。。。

まぁ、この頃の国産車はどれも公害対策で、軒並み酷い動力性能であった事は事実だが、日産のL20Eは輪を掛けて酷いエンヂンであった。

それでも、どんなに遅くなろうがZは憧れのクルマで、スポーツカーと言えば「Z」と誰もが疑う事無く答えていた。

そんなZが、ようやくその流麗なエクステリアに見合う動力性能を取り戻すのは、1978年8月に登場したS130ZのL28Eを搭載した280Zの登場まで待たなくてはならなかった。

初代のF30レパードにしろ、このS30Zにしろ、L20Eしか持っていない日産には、まったく苦しい時代であったに違いない。

真紅 !初代レパードにあった真っ赤な内装・・・
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/153803/

そして、僕達日産ファンにとっても、たかが2ヴァルヴでしかないトヨタのツゥインキャムが憎くて恨めしいと思った時代でもあった。

S30Zは、持たざる日産のある意味象徴的なクルマだったのかもしれない・・と思い起こされるのだった。。


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Posted at 2008/04/12 00:37:43

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