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まとめ記事(コンテンツ)
徳小寺 無恒さん
2007/08/17
異議 5速で最高速が出るハズだ。
まずは星島 浩氏のモーターファンの記事を読んで頂きたい。。。
「さァ、シャンペンを抜いてもうらおうじゃないか。
今日ばかりは、酒を飲めない私も、日本で一番速いクルマの誕生を
祝って、乾杯に参加しなくては。」
という具合によほど嬉しかった事が文章からも滲み出ている。
コスモ(ルーチェ)ロータリー・ターボの正式な発売の前、1982年7月28日にマスコミや評論家の面々を集めて、谷田部の高速自動車試験路での公開テストを敢行した。
コスモ・ロータリーターボ・ツゥードアハードトップGTを走らせて「最高速」と「ゼロヨン」を測ってみようじゃないか・・・という東洋工業の自信の表れだった。
事前に公表されている最高速は「210Km/h」、ゼロヨンは五名乗車で「15秒8」、2名プラス計測機器で「15秒5」とされていた。。
午前8時10分、ドライヴァーは後にルマンで名を馳せた「寺田陽次郎」だ。
一周5.5Kmのコースのラップタイムから平均時速を求める方式で計測は開始された。
一週目:一分三十三秒八十⇒211.1Km/h
二週目:一分三十三秒何十五⇒211.2Km/h
と軽く公表速度を超えて午前8時20分にテストは終えた。
続いて行われた「ゼロヨン」では・・・・
一回目:16秒54(シフトミス)
二回目:15秒16
三回目:15秒20
とこれまた公表値を超えて見せた。
この後に、マスコミや評論家の試乗が始まるのだが、この最高速に「異論」を唱えた御仁が居た!そう、我らが? 「星島 浩 氏」 だ。

星島氏は、寺田氏がピットサインで「4速」で最高速を出した・・という事に疑問を投げ掛けたのだ。以下、モーターファンの星島氏の記事の引用である。
「最近のクルマは実用燃費なり60Km/h定地燃費重視の為、ハイギヤリングを採用するケースが多い。それらは、ほとんどが5速より4速で最高速をマークする。
ロータリーターボGTも100Km/h巡航時のエンジン回転数は、5速MTの4速で約3400rpm、5速では約2700rpmだから、必ずしも走り重視のローギヤリングとはいえないが、だからと言って燃費重視のハイギヤリング5速ともいえないではないか。
(中略)
4速で210Km/hを超えていたということは、エンジンが7000rpmを超えて回っていたはずだが、5速なら6000rpmには達せず、5700rpmあたりか。
(中略)
5700rpmなら発生トルクは20Kg-m近くを保っているはず、7000rpmを超えていればトルクは16Kg-mくらいに落ちているだろう。
4速ギアと5速ギアの比率はおよそ10対8。。。。。
発生トルクに掛けて得られる駆動力は 16×10 = 20×8 これはいい勝負ではないか。
(中略)
(さらにターボの過給圧が)6000rpm弱から過給圧が下降してくるのである。7000rpmでは、かなり顕著に、いや大幅に過給圧が落ちている。
(中略)
この過給特性から言っても5速の方が最高速をマークするのに有利ではないかと思った。」

そう言い残して星島氏はコースに躍り出た!!
ラップタイムは1分32秒4!寺田氏より1秒2~3も速いペースだ。
ここでピットに入り、正式な計測を申し出た。再びコースに戻った星島氏は、1分32秒60を記録して ラップ「213.8Km/h」 を叩き出した。
ここで、再び星島氏のコメントを。。。
「余談ながら・・・その後、数名の現・元レーシング・ドライヴァーが記録の更新に挑んだが、結局、1分32秒6を割ることは出来なかった。乾杯! 」
まったく・・・である。。。
4速で最高速を指示した、東洋工業の技術陣も、実際にドライヴした寺田氏も・・・の、星島氏の伝説のひとつが、実はコレだったのだ。。。
今や三本氏と並んでの大御所となった星島氏の、若かりし日の武勇伝であった。
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「さァ、シャンペンを抜いてもうらおうじゃないか。
今日ばかりは、酒を飲めない私も、日本で一番速いクルマの誕生を
祝って、乾杯に参加しなくては。」
という具合によほど嬉しかった事が文章からも滲み出ている。
コスモ(ルーチェ)ロータリー・ターボの正式な発売の前、1982年7月28日にマスコミや評論家の面々を集めて、谷田部の高速自動車試験路での公開テストを敢行した。
コスモ・ロータリーターボ・ツゥードアハードトップGTを走らせて「最高速」と「ゼロヨン」を測ってみようじゃないか・・・という東洋工業の自信の表れだった。
事前に公表されている最高速は「210Km/h」、ゼロヨンは五名乗車で「15秒8」、2名プラス計測機器で「15秒5」とされていた。。
午前8時10分、ドライヴァーは後にルマンで名を馳せた「寺田陽次郎」だ。
一周5.5Kmのコースのラップタイムから平均時速を求める方式で計測は開始された。
一週目:一分三十三秒八十⇒211.1Km/h
二週目:一分三十三秒何十五⇒211.2Km/h
と軽く公表速度を超えて午前8時20分にテストは終えた。
続いて行われた「ゼロヨン」では・・・・
一回目:16秒54(シフトミス)
二回目:15秒16
三回目:15秒20
とこれまた公表値を超えて見せた。
この後に、マスコミや評論家の試乗が始まるのだが、この最高速に「異論」を唱えた御仁が居た!そう、我らが? 「星島 浩 氏」 だ。

星島氏は、寺田氏がピットサインで「4速」で最高速を出した・・という事に疑問を投げ掛けたのだ。以下、モーターファンの星島氏の記事の引用である。
「最近のクルマは実用燃費なり60Km/h定地燃費重視の為、ハイギヤリングを採用するケースが多い。それらは、ほとんどが5速より4速で最高速をマークする。
ロータリーターボGTも100Km/h巡航時のエンジン回転数は、5速MTの4速で約3400rpm、5速では約2700rpmだから、必ずしも走り重視のローギヤリングとはいえないが、だからと言って燃費重視のハイギヤリング5速ともいえないではないか。
(中略)
4速で210Km/hを超えていたということは、エンジンが7000rpmを超えて回っていたはずだが、5速なら6000rpmには達せず、5700rpmあたりか。
(中略)
5700rpmなら発生トルクは20Kg-m近くを保っているはず、7000rpmを超えていればトルクは16Kg-mくらいに落ちているだろう。
4速ギアと5速ギアの比率はおよそ10対8。。。。。
発生トルクに掛けて得られる駆動力は 16×10 = 20×8 これはいい勝負ではないか。
(中略)
(さらにターボの過給圧が)6000rpm弱から過給圧が下降してくるのである。7000rpmでは、かなり顕著に、いや大幅に過給圧が落ちている。
(中略)
この過給特性から言っても5速の方が最高速をマークするのに有利ではないかと思った。」

そう言い残して星島氏はコースに躍り出た!!
ラップタイムは1分32秒4!寺田氏より1秒2~3も速いペースだ。
ここでピットに入り、正式な計測を申し出た。再びコースに戻った星島氏は、1分32秒60を記録して ラップ「213.8Km/h」 を叩き出した。
ここで、再び星島氏のコメントを。。。
「余談ながら・・・その後、数名の現・元レーシング・ドライヴァーが記録の更新に挑んだが、結局、1分32秒6を割ることは出来なかった。乾杯! 」
まったく・・・である。。。
4速で最高速を指示した、東洋工業の技術陣も、実際にドライヴした寺田氏も・・・の、星島氏の伝説のひとつが、実はコレだったのだ。。。
今や三本氏と並んでの大御所となった星島氏の、若かりし日の武勇伝であった。
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Posted at 2007/08/17 18:52:57
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