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まとめ記事
コスモ 地球に舞い降りる。三代目コスモを知ってるか。
徳小寺 無恒さん
2020/11/02
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コスモ・スポーツを初代とすると三代目に当たる「コスモ」がE-HB型だ。
欧州流儀の足回りと空力を突き詰める、当時のマツダの技術を全てつぎ込み、空気抵抗係数は CD0.32 を記録。
当初はレシプロだけであったパワーソースも、燃費を改善した新世代6PIロータリーが搭載され、ついにはターボがドッキングされ最速を誇った。
意外に知られていない三代目コスモシリーズのすべてを徳小寺が斬る!
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1981年9月 マツダはコスモのモデルチェンジを敢行した!その頃マツダは「空力」に開眼しており、その流れに沿って「E-HB型」もデザインされ、イメージリーダーたる、コスモのHTはCD0.32を誇っていた。 この代になって、それまではエクステリアだけは別物にデザインされていた「ルーチェ」が、「コスモ」に遅れること約一ヶ月後の10月16日に、モデルチェンジされたのだが、内容も然ることながら完全に外観的にも兄弟車になって登場した。 この新しい「コスモ」がリリースされた当初は、レシプロオンリーであった事も業界で数々の憶測を呼んだ。 しかし、それはマツダにとって・・いやロータリーにとって起死回生ともいえる新機軸のロータリーの搭載の為であって、それは「ルーチェ」の登場と同時に発表追加発売された「6PI」と呼ばれる新型ロータリーであった。 6PIとは、文字通り6つの吸気ポートを持つもので、通常は「プライマリーポート」のみで吸気を行い、負荷が増えれば「セカンダリーポート」も開き、さらに高負荷になると「セカンダリー補助ポート」も開いて燃費と低速のトルクを確保しようというものだった。 ...出典:徳小寺 無恒さん
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新しいコスモのリリースに合わせて開発されていた技術は「6PI」以外にも実はあった・・・ それがマツダの技術陣の最大の隠し玉「ロータリー・ターボ」であった! もともとロータリーエンヂンと過給器との相性は良く・・・ 1.吸気排気のヴァルブが無いので、高温高圧の排気ガスをダイレクトの過給器に送り込め、吸気ヴァルブが無いのでスムーズに過給気が送り込めるので効率が良い。 2.ロータリーはノッキングに強いので圧縮比を高く設定できる。 3.レシプロに比べて吸気工程を長く取れるので過給時間が長くできる。 早期の過給器化が望めたのだが、例の運輸省の「スポーツカーにはターボは認めず」の不文律の為に商品化が遅れていた。 それ故にサヴァンナでなく、同社の中で、比較的スポーツ性のイメージの低い、コスモとルーチェへの搭載が決まり、それでならという事で認可に至ったのだった。。。 ロータリーへの過給器の搭載に当たって、次に直面した問題は、過給器のメーカーを何所にするか?という事だった。 世は空前のターボブーム、過給器も星の数ほどあったが、東洋工業・・・いやマツダの技術陣を満足するモノに出会えなか ...出典:徳小寺 無恒さん
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まずは星島 浩氏のモーターファンの記事を読んで頂きたい。。。 「さァ、シャンペンを抜いてもうらおうじゃないか。 今日ばかりは、酒を飲めない私も、日本で一番速いクルマの誕生を 祝って、乾杯に参加しなくては。」 という具合によほど嬉しかった事が文章からも滲み出ている。 コスモ(ルーチェ)ロータリー・ターボの正式な発売の前、1982年7月28日にマスコミや評論家の面々を集めて、谷田部の高速自動車試験路での公開テストを敢行した。 コスモ・ロータリーターボ・ツゥードアハードトップGTを走らせて「最高速」と「ゼロヨン」を測ってみようじゃないか・・・という東洋工業の自信の表れだった。 事前に公表されている最高速は「210Km/h」、ゼロヨンは五名乗車で「15秒8」、2名プラス計測機器で「15秒5」とされていた。。 午前8時10分、ドライヴァーは後にルマンで名を馳せた「寺田陽次郎」だ。 一周5.5Kmのコースのラップタイムから平均時速を求める方式で計測は開始された。 一週目:一分三十三秒八十⇒211.1Km/h 二週目:一分三十三秒何十五⇒211.2Km/h と軽く公表速 ...出典:徳小寺 無恒さん
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よいよ、このシリーズも終焉を迎える時がやって来た。。 まずは目出度いお話なのだが、前回のブログで国産車最速(当時)と言っていたが、具体的にはどうなんだい??というメールを頂いたのでデーター(当時)を上げてみよう。 最高速 コスモロータリーターボ:213.8Km/h 初代ソアラ2800GT:206.0Km/h R30スカイライン2000RS:195.9Km/h 初代レパード280X-CF:195.5Km/h スタリオン2000ターボGSR-Ⅲ:194.3Km/h コスモロータリーLTD:185.8Km/h (全てモーターファン誌実測データーを転載) このデータを見てもらえれば分かるが、まったくもってブッチギリの速さであった訳だ。 末恐ろしいのは、このロータリーターボがセダンにも搭載された事だ!! だいたいコスモに「セダン」(マツダ流儀では「サルーン」という)があった事は、本当に知られていない事実なのだ!!嘘だと思ったら近所のマツダの販売店に行って、年長者の販売員に聞いてみるがいい・・・きっと知らないだろうし、下手をするとこのE-HBコスモ・ルーチェの存在すら忘れ ...出典:徳小寺 無恒さん
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以前、HB型のルーチェとコスモのブログをアップしたが、 迷走 何故コスモとルーチェを兄弟車にしてしまったんでしょうねぇ。。 https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/5891842/ じつは、そのカタログには非常に興味深い部分があるのだ。 まぁ、これ以降いくつか同じ様な試みのカタログがあったが、これはまさにそれらの先鞭であったと言えるだろう。。。 その内容とは?? オプションの 「重量表示」 がされているという事だ。 まぁ全てのOP品ではないが、ここではそう例えば、アルミホイールなんてどうだろうか?5.5JJ-14で「6.8Kg」とサイズを考えれば少々重い感じもせんではないが、空力を考えたデザインという事で、サイズと共に重量が書かれている。 一番感心したのが、フォグランプだ! 当時、フォグのOP品で登場の頻度が高かった「シビィ」の「ミニ・フォグ・ランプ」だが、なにもフォグの重さまで・・・と思いつつも、これが 「600g」と表示されている。。。 表示したからどうだ・・という声もあるが、オーナーがクルマのOP ...出典:徳小寺 無恒さん
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