まとめ記事(コンテンツ)

2019/04/21

奇跡 ブルーバード 栄光への5000キロ ignition model

1969年、満を持して日産は ワークス ブルーバード 1600 SSS をサファリに送り込んだ。

OHCインラインフォウの L16 は、ノーマルと同じ 日立製 SUツゥインカブレーション ながら、ファインチューニングされ、ノーマルの 100PS/6000min-1 と 13.5Kg-m/4000min-1 から 120PS/6800min-1 と 14Kg-m/4800min-1 に向上されたものが搭載された。
   
 この年、笠原 剛三 著作の 「栄光への5000キロ」 にインスピレーションされ作られたのが、石原裕次郎の 「栄光への5000キロ」 で、


日産ワークスがバックアップし、欧州やアフリカでもロケ敢行!製作費4憶!?今で言うと一体いくらなんだ!?


そこでスクリーン狭しと激走したのが、ゼッケン90 の DATSUN 1600SSS こと 510 ブルーバード 1600SSS だったのだが、物語はそこで終わることはなかったのだ。

 その軌跡の様子は、この一枚のあるパーティの様子からも伺えるだろう。


日産のサファリ監督「難波靖治」に裕次郎は「シナリオを読んだとしか思えない」と言い興奮を隠しきれなかった。

後の NISMO 社長になる、当時、日産サファリラリーの監督であった 難波靖治 に裕次郎は
「シナリオを読んだとしか思えない」
と言い1969年の日産チームの勝利を祝福した。

 なぜ裕次郎は、そんな感嘆の言葉を発したのか!?それは、1969年のサファリラリーに日産は、4台のワークスカーを投入した。

ゼッケン4 僕の憧れのドライバー 飛ばし屋ジャックこと ジャック・シモニアン

ゼッケン29  サンダース/ピートリング
ゼッケン35  グリンリー/コリンジ
そして ゼッケン90  ハーマン/シェラー

であった。ここで、気づいた諸兄はなかなかのものだ、あの「栄光への5000キロ」と同じカーナンバーがいる事を、そう、このゼッケン90の ブルーバード こそは、裕次郎が劇中様に使用した ブルーバード1600SSS そのものなのだ。


1969年の宿命のライバル フォード20Mとの市街地戦での一騎打ちのワンシーン。フォードのナンバープレートが 510 というのが皮肉だ。
 
 物語はこうだ、もともとポルシェで出走する予定だった ハーマン/シェラーだったが、ポルシェ本国のストライキに巻き込まれクルマが来ない!そこで ハーマンが難波に高飛車に申し入れした。

「去年、俺が乗ったマシンより馬力の少ない DATSUN が、軽々と俺を抜いていった。それらのドライバーより腕のいい俺が乗ったらDATSUNは優勝できるはずだ」と。

 さすがにこの申し入れに、難波も最初は面食らったが、これが彼らのプロモーションのやり方で、確かにハーマンは、ナイロビに住み、ローカルラリーで腕を磨きウエットやツゥイスティなコースでの速さは一目置くところがある。

 よし!彼らに賭けてみようとなったのだが、DATSUNには余裕の ブルーバード がない、そこで思い出したのが裕次郎が撮影用にワークス同様に作った ゼッケン90 のあのマシンだった。

 実際にも追加公認だったので、最後尾スタート、ゼッケンも「90」でエントリーとなった。
 
 果せるかな、ゼッケン90 のハーマン/シェラー 組の DATSUN ブルーバード 1600SSS は最後尾スタートながら、次々と先行車を下し、白眉はケニア山の豪雨の山岳路でも圧巻の速さを見せつけ、最終的には 85台 を抜き去り、総合5位でチェッカーを受けることになったのだ!!


高低差3000フィート、指示速度75Km/h の悪路と豪雨のケニヤ山を四輪独立懸架のブルーバードは駆け上がった!ライバルはいない。 
 
 実は裕次郎の「栄光への5000キロ」も、最後尾の90番手スタートで最終的には・・・・というストーリーだったので、くだんのパーティでの「まるでシナリオを」の言葉になったという次第なのだ。
 
そして、ドラマは続いて翌年、最初からワークス・ドライヴァーとして ゼッケン 4 を付けたハーマンが総合優勝をかっさらった!!
 もし、1969年のゼッケン 90 の ブルーバード が無ければ1970年の活躍は・・・。


ブルーバード 1600 SSS とポルシェ の死闘!絶対にポルシェには負けない!

 その「栄光への5000キロ」で活躍した DATSUN ブルーバード 1600SSS が ignition model×TOMYTEC 1/43 T-IG4308 栄光への5000キロ ダットサン ブルーバード  として蘇ったのだ。

 僕はその現実に、涙腺が破裂しそうになった。

そして、あらためてじっくりとウィンドゥ越しに DATSUN ブルーバード 1600 SSS を見つめると、もうため息しか出なかった。


艶消しのブラックのボンネットに真紅のボディ。まだラリーたるが分からずDANLOP がスノータイヤを改良して作った専用タイヤのディテールが凄い

 まだラリーたるものが分からず、泥道という言葉だけでスノータイヤを改造したタイヤの雰囲気さえ克明に再現されている。

サファリでの ブルーバード の様子は下記ブログで確認してほしい。

三色 ヤンキーホーンの原型!?DATSUNの大発明!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2219140/


鉄鎖 チェーンを巻いて優勝した日本車とは。。
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/2228510/


丸首 史上最強の心理作戦!1970年サファリの秘策とは!?
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/13516404/


蛸足 足りないサーヴィスカーどうするDATSUN!
https://minkara.carview.co.jp/userid/124785/blog/13597190/ 

 
そして、僕はもう一つの現実に 涙 する事になったのだ。


裕次郎やハーマンの姿を夢見心地でウィンドゥの前で見てたのだが値段を見て・・

値段を見てしまったのだ。一気に現実に現実に。

 それでも幸せな気持ちで、セレナの待つ駐車場へ足を運んだのだった。


Posted at 2019/04/21 12:13:10

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