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2020/06/07

神社シリーズその45「金屋子神社」~八岐大蛇伝説を巡る旅3~

 次の神社は「金屋子神社」です。場所は鬼神神社から山ひとつ北側に越えたR432から山側に入ったところにあります。


R432を走っていると前にツーリング中のバイクが!

後ろにつけて、しばしグループツーリングさせてもらいました。

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ドゥカティとCB1300の2台です。

今日はバイクもたくさん走っていて、みんな手を振ってくれるのです。


そしてR432から山道を登っていくと到着です。(冒頭写真参照)

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参道だと思って入ったら、橋で行き止まりでした。人間用だったらしいです。

まあいいや。 趣のある入口です。

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右側の道が神社への入口です。

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こちらの神社は製鉄にかかわる人たちの信仰の中心の神社だそうです。

「オロチ伝説」のある所に「鉄」にかかわる神社。絶対関係がありますよね。

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左を見ると「夫婦杉」の巨木。

右を見ると・・・

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池の真ん中に小さな祠が! 何でしょうか?行ってみます。

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池は神社のわきを流れる小川から水を引いているようです。

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なんの祠でしょうか? 摂社にしては単独で建っています。

名前が書いてあるので近くで見ると・・・

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なにっ!!

「金儲神社(かねもうけ)」となっ!!

もちろん丁寧にお参りしましたよ!!

由緒は「金屋子神社」とは直接関係ないようでした。でも縁起がいいよね!


さらに進むと参道のわきに巨大な隕石のようなものが置かれています。

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何だろうと説明を読むと、これらは鉄を精製するときに出る不純物の多い鉄だそうです。こんなのが周囲の田んぼからゴロゴロ出てきたそうです。

この周辺はこういった、「たたら製鉄」が盛んにおこなわれてきた場所です。

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まるで溶岩のようです。

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田んぼから出てきたこれらを、この神社に奉納したらしいです。

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砂鉄を溶かす「炉」からドロドロと出てくる真っ赤な鉄・・・

なにかを連装しますよね・・・

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ここから見上げると境内はかなり広そうです。

左右に風化具合の良い狛犬さんたち。

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この狛犬さんたちはお行儀よくお座りしています。

左手に手水舎があるのでお清めを。

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おおっと!!

また新たなパターンの説明図! 「幼女」バージョンです。

これで「お姉さん」「ゴスロリ少女」「幼女」と3つのパターンを見たことになります!

まだほかにもありそうですネ。

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立派な随身門をくぐり境内へ。

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正面にこれまた立派な拝殿。

しめ縄が太い!

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こちらの狛犬さんは、やんちゃそう。

威嚇していますね。

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これまた風化具合がよろしい。


拝殿でお参りを済ませます。

御祭神は「金屋子神」という、たたらに関係する人たちが信仰する「鉄」の神様。

今でも大手製鉄会社の方たちが参拝に来られるそうです。

この神様、播磨の国からやってきて、製鉄の技術を出雲の人たちに伝授したそうです。出雲の製鉄の歴史はとんでもなく古く、古墳時代後期からだそうです。金屋子神は間違いなく大陸からの技術者ですよね。(妄想)

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本殿も立派な大社造り。

鰹木3本、千木垂直の男神仕様です。が、金屋子神は女神という説もあり、なので「たたら場」は」女人禁制とも。

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本殿へはこの「瑞垣」(柵)があるのでぐるっと回ります。稲田神社もこのような柵があったのではないでしょうか?

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瑞垣はこのような「くさび」で留められており、非常に手の込んだ造り。

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左側から

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後ろ側

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右側。

このように立派な社殿を建ててお祀りしているのですから、非常に信仰の深さを物語っています。

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摂社のひとつ。しめ縄が蔓で作られています。珍しいですね。

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本殿のわきに道があります。ちょっと行ってみましょう。

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そこは小川でした。

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道が通っているので、本殿のすぐ近くまで車で来れるようです。

作業用ですかね。

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御祭神の「金屋子神」は出雲神話にも出てこない神様です。

八岐大蛇伝説の地域にありながらまったく語られていないということは、別の民族の神様ということではないでしょうか?いわゆる「土着の神様」です。しかし、これだけの立派な社殿を持つということは古来から製鉄を生業としていた民族が非常に栄えていたという証拠に他ならないと思うのです。

素戔嗚尊が降り立ったころ、すでにこの辺りは製鉄が盛んにおこなわれていたことでしょう。

そろそろ、八岐大蛇の正体が見えてきたと思いませんか?


続いて、この日最後の神社へと参ります。

途中の道できれいな花が咲いていたので、記念写真。

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R432に来たら必ず立ち寄る道の駅「酒蔵奥出雲交流館」で休憩です。

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今回はここでお酒を買うために休憩したのでした。

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なんかとっても美味しそうなお酒。やや甘口です。

八岐大蛇が飲んだ酒は、無茶苦茶度数が高い酒だったそうな。


では、この日、最後の神社へ。




Posted at 2020/06/12 21:11:41

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