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- その19(19図 富良野-狩勝峠-芽室)
まとめ記事(コンテンツ)
昭和の北海道道路地図 その19(19図 富良野-狩勝峠-芽室)
そこで、昭和41年(1966年)6月発行
「ミリオン道路地図帖 北海道編」
出版元:東京地図出版株式会社 (現 株式会社マイナビ出版) の紹介です。
※地図をしっかり見たい方は、スマホアプリよりもブラウザ閲覧を推奨します。
著作権保護期間満了(※文末参照)につき、全ページ掲載していきます。ただし、体調に合わせノンビリ不定期連載です(^^)
今回は19図。富良野から狩勝峠を通って十勝方面へ。まずはリンク先→凡例と索引をチェックして、地図の場所を確かめましょう。
19図西 (拡大は地図をクリックまたはタップ)

【日高山脈をどうやって越える?】
道央方面から十勝方面へ車で移動するとき、どうしても越えなければならないのが日高山脈です。
当初は昭和初期に開通した国道38号の狩勝峠が日高山脈越えの唯一のルートでしたので、滝川、富良野と遠回りしていくしか方法がありませんでした。この地図でもまだ未舗装ですね。
その後、昭和40年(1965年)、第2のルート、日高から十勝清水を結ぶ日勝峠が開通しました。日勝峠は、山岳地帯を抜ける非常に厳しい気象・道路条件だったことから、狩勝峠は迂回ルートとしても長い間、十勝への主要ルートであり続けました。
時は流れて平成19年(2007年)、高速道路の道東自動車道トマムIC-十勝清水ICの開通により、道央と道東は、やっと安全かつ最短距離で結ばれることとなったのです。
【金山ダムとかなやま湖】
19図西、根室本線幾寅駅(映画鉄道員(ぽっぽや)のロケ地)から西に行くと、ダムによりつくられた巨大な湖「かなやま湖」がありますが、19図はまだダムができる前の地図です。
金山ダムは昭和42年(1967年竣工)の北海道唯一の中空重力式コンクリートダムで、かなやま湖は湛水面積920haにもなる巨大なダム湖です。
北海道の大動脈根室本線に沿うことから、鉄道の付け替えが必要だったほか、金山、鹿越の2集落261世帯が水没する大工事の後に完成しました。地図では水没前の集落や道路、鉄道の状況がよく見て取れます。
【リゾート地トマムも昔は】
同じく幾寅駅から南下すると、「トマム」と書かれた集落があります。
現在は鉄道、高速道路が整備され、スキーリゾートとして有名ですが、当時は幾寅側からしか車で入れない占冠(シムカップ)村内の一集落で、詳しくはわかりませんが、農業、林業を基幹産業としていたようです。
【秘境の美しい湖、然別湖】
19図東の北東に然別(シカリベツ)湖があります。大雪山国立公園内にあるきれいな湖で、湖畔には温泉もあります。地図では行き止まりになっていますが、現在では糠平湖方面まで道路が繋がっています。
然別湖(Wikiより転用)
さーて、次回のサザエさんは?
波平です。
北海道はお盆を過ぎると夏は終わりですかな。
毎日涼しい日々が続いております。
縁側でタマと夕涼みしていると風邪引くかな。
次回は
・スイーツ王国帯広
・消えた池北線
・愛の国から幸福へ
の3本?です。
つづく
バックナンバー
その13(14図 門別‐静内‐浦河)
その12(13図 千歳‐苫小牧‐門別)
その1 (3図 函館ー森)
ーーーー本文終わり
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