まとめ記事(コンテンツ)

2021/04/10

神社シリーズその62「賣沼神社(めぬま)」~大国主伝説を巡る旅~

 今年もバイクシーズンがやってまいりました!
ということで、今年も神社シリーズ企画第2弾
「大国主伝説を巡る旅」
始めます!!!(伝説企画はまってしまいました)
さて、
大国主命といえば、出雲大社が有名ですが、この方には数多くの伝説があるんですね。名前も数多くありますが、今回は大国主になる前の大己貴命(おおなむちのみこと)の頃の話です。
古事記に初めて登場する場面は、有名な「因幡の白うさぎ」ですよね。
では、なぜウサギを助けることになったのか?この出会いについて旅を始めましょう。
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4月10日。
なんと晴れ!雲一つないいい天気!
なんということでしょう!今までロングツーリングと言えば初日は必ず雨だったのに。
うれしさ半分、不安半分で出発します!
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中国縦貫道を東に走り岡山県津山市を目指します。
が・・・天気はいいものの、めっちゃ寒い。
全くスピードが上がりません。たまらず三次の手前のPAに逃げ込みます。
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まったく・・・
やっぱり天気がいい代わりにこういうことなのね・・・
この後はどんどん標高が上がり気温はそれに伴ってどんどん下がり、体は芯まで凍え指はもう限界です!
東城を過ぎたあたりで、指の感覚がなくなったので、緊急避難でPAに入ります。
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なっ
なにおっ!!
死にそうじゃ!体が寒さでガクガク震えたのは久しぶりです!
缶コーヒーで指を温めながらブルブルしていると、PAの掃除のおばちゃんが声をかけてくれました。なんでも昨日から気温が上がらず、今朝は霜が降りていたそうな。
「大変じゃねー。でもここからは山を下るのでマシになるよ」と、暖かいお言葉。
その後、なんと「貼るカイロ」をくれました。感謝です!!
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津山ICを降りて何とかマシな気温になったところで、鳥取県との県境にあるループ橋へ
この県境の峠はけっこうなワインディングなのです。もう何度も仕事で来ているので、勝手知ったる道なのです。
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地元の人はありえないスピードで下っていきます!!
鳥取県に入り、「川原」というところで目的地に向かいます。
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いやー
天気はいいけれども、やっぱりちょっと寒いデスネ。
そして、ナビに従い進むと・・・
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とうちゃくです。

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立派な駐車場完備!
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ほとんど人もいないので止め放題!
ですよねー「賣沼神社」なんて今回調べて初めて知ったところだし、ナビがないと到底たどり着けません。看板もないんです。
あっ ちなみに今回おニューのシートバッグです。バッグがどんどんデカくなるのは何故?

さて本題に戻ります。
オオナムチと「八十神(やそがみ)」(オオナムチの兄弟神)ら一行はこの鳥取県(因幡の国)に住む「八上姫」という美しい女性に求婚しに出雲から向かったのでした。
この道中に有名な「因幡の白うさぎ」の話があります。
まずはこの「八上姫」とは何者かを探りましょう!
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手水舎の向こうに左からの道があります。
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こちらが本来の参道ですね。左側に川があり、その土手をやってくると参道になるのです。
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拝殿です。見るからに古そうです。
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狛犬さん。島根県に多かった、威嚇タイプです。ということは時代が古いのです。
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拝殿の彫刻。いいデスネ。
本殿は・・・
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おーっと!
「流造!」屋根の一方が長くなっている建築です。
出雲では大社造りしか見ていなかったので、違う建築は新鮮ですね!
やっぱり文化が違うなーと思いました。
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側面に扉がありますね。中が二つに仕切られているとか。
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後ろ側は真ん中に棟持ち柱が建っていました。それにしても古めかしい。
年代を感じます。
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森の中に摂社。
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稲荷社。
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こちらは新築のようです。
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参道を出て
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「千代川」と呼ばれる鳥取市内を流れる川です。
「八上姫」について境内に由緒書きがあったので読んでみると・・・
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注目は最後の文章です。
どうやらこのあたりに大陸から船に乗ってやってきた人たちが住み着いて繁栄していたそうです。前の写真の川の対岸に小高い山がありますが、そこに前方後円墳が発掘されたそうです。結構な力を持った豪族のようです。この古墳について、さらに説明がありました。
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ここにも「八上姫」を中心とした地方豪族の古墳だと言い伝えられている。とあります。
つまり、八十神とオオナムチたちは八上姫に求婚しに来たのではなく、この豪族らと経済的な取引をしようと訪問したのではないでしょうか?(妄想中)
しかし、八上姫(豪族)は八十神ではなくオオナムチと手を結ぶことになります。
これがオオナムチの試練の始まりとなるのです。
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この神社の隣の駐車場は公園になっており、
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オオナムチと八上姫の運命の出会いがよくわかる仕掛けがありました。
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オオナムチ
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八上姫
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このように石に二人の物語の絵本が刻まれているのです。
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この絵がビジュアル的に非常にきれいで、やっぱり伝説としてはこのようなロマンチックな話がいいですよね。
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絵本なのでセリフがあって、読みごたえも十分にあります。

確かにオオナムチらは協定を結ぶために来たのですが、もしかしたらほんとにこの話のようなロマンスがあったのかもね・・・
オオナムチは、ほんとたくさんの女性と結ばれていますので。

では次に「因幡の白うさぎ」伝説の地へ

GOです!

Posted at 2021/04/12 21:09:11

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