まとめ記事(コンテンツ)

2023/09/07

電動原付の考察

まあ、現状考察ということで。


現状については前回ある程度お話しましたがまとめると

・電動キックボードに合わせた法令改正「特定小型原付」という新カテゴリを追加

というところでした。実際パワー不足で平坦な場所ではそこそこ使えるものの、それ以上でもそれ以下でもない訳です。

しかし政府はこれをどうにか推し進めています。なぜか?
うーん、実は原付周辺の事情が関係しそうなのでちょっとご紹介。

125cc以下も原付き扱い 出力制限を条件に、警察庁検討

今日の記事ですね。数ヶ月前にどっかで見た内容が現実味を帯びてきたようです。
そもそも50ccのバイクを改修して排ガス規制を通すにも、2025年10月という眼の前に期日までにそれを達成するのが非常に難しい、というところが発端。
新基準の排ガス規制に対し、50ccエンジンでは排熱が低すぎて触媒が効かず、基準を満たすための改修にかかるコストが割に合わなくなるということらしい。

これに伴い50ccの新型車はなくなり、結果125ccのパワー制限型が普及されるようになり、125ccの制限付を今後原付1種に設定するもの、というところ。

なんとなく現在の特定小型原付に似てるっちゃ似てる。
以前から125ccも原付免許で乗れるようにするっていってたのが残念な形での実現担ったわけだけれど……
排気量が上がることでトルクは稼げるので、出力制限がどんなもんか知らないけれど、トルキーにすると今より随分走りやすいんじゃないか、なんて思う。

実は電動原付そのものに関する普及のネックが、「航続距離」だと私は思っている。
航続距離はバッテリーの容量だけではなく、充電にかかる時間もそうだ。

XEAMという会社が海外から電動原付を輸入してるんだけれど、なかなか良さそうながら先程のが気になった。
例えばTS STREET HUNTERなんて原付2種は、航続距離を140kmと記載されている。

実際に走らせてみると大体100kmくらい走るらしい。

まあ高速に乗らないんだからこんなくらい走れば良いだろう。燃費も、価格も悪くないし管理費もかからない。
しかし、問題はそこからエクステンションできないのね。レンジエクステンダーなるものを装備できないので、片道50km以下の往復でしか活用できない。もしくは、100km先のホテル宿泊で、2つの専用充電器でバッテリー二器を8時間充電しないといけない。

ツーリングになるだろうか。

これが「インフラ設備」というものに該当する。トヨタが頑張って水素燃料を普及させようと研究開発、一部設備を開発したのはこれに当たる。
ガソリンスタンドを撤去し、水素スタンドに置き換えるだけで旧来の技術もそのまま活かせる水素エンジンはまさに未来の内燃機関といえよう。
私もこれは非常にワクワクしていた。まあ、現状怪しい(政治的)空気が漂っている訳だが……

しかしEVについても先の話をどうにもできない限り(特に充電、バッテリーそのものの容量)、必ずついて回る話。

今後原付1種タイプの電動バイクは急速に発達するんだろうけれど(皮肉なことにTKGを作ってしまったが為に、そして先の50ccの先細りが故に)、それには充電速度と充電容量の急激な発達、今までと考え方を一新した、それこそパラダイムシフトレベルのなにかが起きない限り無理なんじゃあないかと思う。

実は各国のEVシフトで引っかかってるのもこのあたりなんじゃないか、とか思う。
まあ、蛇足になってますんでこの辺でね。
Posted at 2023/09/07 21:20:12

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