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まとめ記事(コンテンツ)
2024/03/13
ハブリングの役割を正しく理解しよう
youtubeなどを見ると「ハブリングがないと、ボルトだけでホイールを支えているので危険」という人が、タイヤショップやチューニングショップのオーナーなど、本来はプロであるべき人の中にも結構いる。
でも実はコレ、ボルト・ナットによる接合(理論)を理解していない素人の意見。
ホイールは、素人考えではボルト(の耐せん断力)で支えているように思うが、実はハブとホイールの垂直接触面の摩擦力で支えており(構造力学で言うところの摩擦接合。機械設計などの分野では一般的)、決してボルトで支えているのではない。
ましてや、センターハブは単にセンタリングを行っているだけなので、ホイールを支えてなどいない。
なので、純正ホイールでも、センターハブとホイールの間には0.1ミリの隙間がある(だいいち公差もあるので隙間がないと嵌らない。無理に叩き込めば入るかもしれないが、今度は外せなくなる)
で、社外ホイールでよくあるのは、ハブ径が73Φ(pcd114.3)と67Φ(pcd100)の二種類。

↑73Φの方は、元々ハブ径が73ミリと一番大きかったセドグロにも履けるように出来たのだが、ホイール側は上記の理由から、(純正と同じく)正確には73Φではなく73.1Φになっている
なので、例えば「73-60」と謳っている汎用ハブリングは、73.1Φのホイールに合うように作られているので、外径が73.0ミリで、内径が60.1ミリというように、各々0.1ミリずつ隙間が出来るようになっている。
ところが、今回BSのエコフォルムSE-15というホイールを中古で買ったら、その汎用ハブリングが奥まで入らない。
ノギスで測ってみたところ、ハブリングには特に問題がなかった(昔は、例えば樹脂製の中華ハブリングは巣だらけで寸法差もあったが、さすがに今はほとんど淘汰された)
そこでホイールを検証したところ、ホイールボアの手前側は確かに73.1ミリあるが、奥がだんだん細くなっていて、深さ9ミリぐらいのところでは72.9ミリしかない。
ホイールボアは通常仕上げ段階で切削加工されるが、このホイールは奥側が僅かにすり鉢状というかテーパー形状になっているようだ・・・
実は、冬タイヤ用に持っているSE-12には、BS純正のハブカラー(BSでは昔からこう呼ぶ)を嵌めているのだが、今回汎用にしたのは、そのハブカラーが1本1,100円→1,980円と、大幅値上げされていたから。
BS純正のハブカラーだと、もしかしたらテーパー形状になっていて合うのかもしれないが、嵌めるときにそんな印象は受けなかったし、純正品を使わせるために(?)テーパー加工しているとも思えず、わざわざタイヤを外して検証するほどでもない(交換するときに再度検証してみたいとは思う)
実際、「BS製以外のハブカラーは使えません」といった注意書きも書かれておらず、現時点で断定はできないが、ホイール側の加工精度に難があるのではないだろうか。
だとすると、SE-15固有の問題か特定の時期の製造ロットの問題かわからないが、SE-15と同型のホイールは今も売られているので、ハブリング必須派の人は購入時に確認されたし。

↑ちなみに、BSのホイールは昔からすべて製造委託(外注)になっている
みんカラを見ると、「(BSのホイールに限らず)ハブリングがキツキツだったので、ハンマーで打ち込んだ」という投稿があったりするが、通常はそういう事はありえないので、その場合、ハブリングかホイールかどちらかの加工精度が甘いのだと思う。
Posted at 2024/03/13 15:14:14
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