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まとめ記事(コンテンツ)
2018/12/01
古地図タイムトリップ 幻の中津渓谷
今回は、古地図(エアリアマップ神奈川、1992年5月版)でタイムトリップしてみます。
平成4年なので、自分がちょうど社会人になった年です。
まずは、当時の首都高速図から。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/046/831/655/175294839a.jpg?ct=b471a0d02868)
↑ 首都高速道路図
レインボーブリッジやアクアラインがない事より、湾岸線がまだ大井で行き止まりだった・・・という事の方が驚き。
※レインボーブリッジ(供用開始:平成5年)、アクアライン(同:平成9年)
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/046/831/663/7e1ef17ef3.jpg?ct=b30f8ead43fe)
↑ 羽田近辺
その湾岸線(大井~大黒)がないという事は・・・羽田空港が昔(旧ターミナル)のままでした。
平成も早30年、見返せば結構変わるもんですねえ。
さて、今回のお題は、宮ヶ瀬ダム建設により消えてしまった中津渓谷です。
紅葉の名所でもあり、かつては「関東の耶馬渓」と言われていたそうです。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/046/865/438/7ec68e3daa.jpg?ct=ab7801550511)
↑ 中津渓谷
現在は、その渓谷も宮ヶ瀬湖の湖底に沈んでいます。
地図を見ると、この前年秋から始まったダム工事の影響で、中津渓谷沿いの道路は既に通行止めと書かれています。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/046/831/757/0b16e61fc3.jpg?ct=604ae96cb874)
↑ 石小屋橋(借用画像)
中津渓谷のメインスポットであった石小屋は、現在は宮ヶ瀬ダムの下流の小ダムにその名前を残しています。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/046/905/808/f94935c024.jpg?ct=4cb47f0fecf9)
↑ 石小屋ダム(借用画像)
欄干が同じに見えますが、JPタワー(KITTE)みたいに移設したのではなく、真似してデザインしただけのようです。
(言うなれば、フィアット500や北米の現行マッスルカーみたいなエセ旧車と同じ)
ついでに、もう一つ宮ヶ瀬ダム建設で消えた名所があります。
早戸渓谷にある八丁の滝と、(旧)八丁橋です。
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/046/865/440/3538c49026.jpg?ct=d6558c7dc59e)
↑ 八丁の滝
![](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/046/861/569/b1b4465231.jpg?ct=80daff748376)
↑ 八丁橋(借用画像)
ここには、宮ヶ瀬ダムが出来た後に興味本位で行った事があります。
(ダム渇水時のみ、写真の八丁橋も見られます)
なお、この早戸川の下流には、ダムに先行して完成した「虹の大橋」があります。
この橋は、ある方面(?)では非常に有名ですが、ダム完成前は自殺防止用のフェンスもなく、歩道から片側180度✕2=360度の景色が望めるビューポイントでした。
私も学生時代に一度だけ行った事がありますが、その時中津渓谷あるいは八丁の滝まで足を伸ばさなかった事が、(今となっては)悔やまれます。
因みに、現在、関東の耶馬渓と言われているのは、群馬県の吾妻渓谷と高津戸峡ですが、前者は八ッ場ダムが出来れば、中津渓谷同様に消える運命です。
まだ行かれていない方は、紅葉の見頃は過ぎたと思いますが、行かれては如何でしょうか?
Posted at 2018/12/01 17:44:53
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