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まとめ記事(コンテンツ)
2026/04/19
【パルス充電器】 効果はあるのか、オカルトか?(3)
(続き)
パルス充電器の検討をする前に、前にも書いたように、極板に振動を与えることが出来たとしても、サルフェーションだけを剥がすことが出来るのか?という話になりますが、周波数や波高が上手く合えば、可能になるかもしれません(注)
※自分で書いていて苦しくなっているが、単に振動を与えるのではなく、極板との接触面を溶解させながら振動を与えれば、剥がれるかもしれない(笑)
ところで、過去にコンデンサチューンの話をしたときにも紹介した話を改めて取り上げますが、中部電力が「リップルの有無により、バッテリーの寿命に差は見られなかった」とする実験の結果を公表しています。
(参考)
電力会社の実験結果がこちら↓
https://www.chuden.co.jp/resource/seicho_kaihatsu/kaihatsu/kai_library/news/news_2020/news_151_13.pdf
となると、逆にリップル程度のパルスを充電時に重畳したとしても寿命に差が出るようなことはなく、言い換えれば、微小なパルスを与える程度ではサルフェーションを剥がすのは困難であると考える方が無難でしょう。
※そもそも微小なパルスでは、パルスパワーと言えない。
【実際のパルス充電器はどうなっている?】
で、実際のパルス充電器がどうなっているのかを調べたところ、驚いたことに、リップルと同じような微小なパルスを(重畳的に)発生させているだけの物が殆どのようです。

(画像は、オメガプロのHPより)
これがどの程度の周波数で、波高(Vpp)がどれぐらいあるのかは書かれていないので詳細は不明ですが、この図のような微小なパルスでは、前述の通り寿命の差はありません。
そもそも、これで本当にサルフェーションが剥がれるのなら、
走行充電によっても剥がれるという事になるので、パルス充電器をわざわざ買う意味も必要性もありません。
※オルタネーターの電源リップルについて正しい知識がある人なら、上の説明図を見た時点で買う気が失せるだろうが、走行充電ならエンジンの回転数によって周波数も変わるので、単一周波数のパルス充電器よりむしろ効果的だと思う(笑)
【バッテリー活性化機能って?】
一方、手持ちのかなり古い充電器(BAL)には、バッテリー活性化機能なる物が搭載されています。
※パルス充電と言う言葉がメジャーになる前の製品のため、バッテリー活性化機能と謳っている。
説明書には、「本製品はサルフェーションを起こしたバッテリーを自動検知し、充電時の通常充電前にバッテリー活性化機能が働き、極板の反応面積を大きくしてから通常充電を行います」と記載されています。
それ以上の事は詳しく書かれていないため、ここからは推測ですが、一定以下の電圧にも拘らず充電電流が小さい場合、サルフェーションが付着していると判断し、最初に充電電流の断続を行ってサルフェーションを剥がしてから通常充電に移行するのだと思いますが、単に充電電流を断続するのではなく、昇圧回路を内蔵していて、パルスパワーを与えているのかもしれません。
そうであれば、もしかしたらある程度の効果を見込めるのかもしれませんが、個人的には過去にも色々書いてきた通り、仮に極板に付着したサルフェーションを極板から上手く剥がせても、溶解する訳ではないので沈殿します。
そのため、電解液比重は低いままだし、むしろデンドライトショートを誘発して、藪蛇になることも考えられます(本当に剥がせる事が出来ればの話ですが・・・)
※このタイプの充電器が今も売られているのかは不明です。
という訳で、次回は総括です。
(注)
なお、デサルフェーターに嵌っているそっち系の人(電子工作マニア)のHPを見ると、「硫黄分子には共振周波数(2~6MHz)があり、パルスに続く減衰振動電圧が硫酸分子に働きかけ、硫酸鉛の電解液への溶解を促す」などと書かれていました。
※この説の出処は、最初にデサルフェーターなる物を作った海外の一電子工作マニアさんらしい。
仮にその説が正しくても、パルス充電器ならまだ解りますが、デサルフェーターの場合(駐車中は)バッテリーはずっと放電しているのに、溶解を促すってどういうこと?
※何を言ってるか解らない人は、充放電時の化学反応式を思い出してください。
Posted at 2026/04/19 16:48:44
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