まとめ記事（コンテンツ）

@GT86iさん

2009/05/02

けいたい

『けいたい』と言っても携帯電話のことではありません。
『軽耐』（軽自動車耐久レース）のことです。
話は４日前に遡ります。

ご近所でモータースを経営されているＡ先輩から私の職場に電話がありました。
先輩　『もしもし、○●モーターのＡです。今日は仕事の話でなく、お遊びの話なんだけど。』
私　『はっ、はい？』
先輩　『君、幸田サーキットのライセンス持ってたよな～。』
私　『はっ、はい。いちよ。』
先輩　『今度、幸田で軽耐レースがあるんだけど、メンバーが足りないんで、君、出てくれない？』
私　『けっ、軽耐ですか？何時です～？』
先輩　『５月３日。』
私　『えっ、５月３日ですか～？え～と～、あっ、今度の日曜日ですね～！』
私　『いっ、いいですけど、俺本当に遅いですよ～！』
先輩　『いいよ。構わないよ。』
私　『はっ、ハイ。』

と、この時点で参加車輌がダイハツミラであると言う事以外、何も分からないまま、勢いで引き受けてしまいました。

引き受けたはよいものの、よく考えてみれば、
そもそも、ワタクシのような下手糞が軽とはいえ、レースなんてできるのか？
参加車輌を乗った事も無ければ見た事も無い！
チームメンバーが何人で誰かも知らない。多分というか殆んどの確率で初対面の筈！
費用が幾ら掛かるかも訊いてない！
そう言えば、軽耐レースは通常走っているコースと違い、ショートヘアピンを使ったコースで未体験！
ミラってＦＦだよな～！
ＡＢＳって付いているのかな～？
レースって競争するんだよな～！
唯でさえ人並み以上の体脂肪率なのに、最近は甘い誘惑に負けて２キロ以上太ってしまった！
どうしよう？ワタシ！
仲間内であれば私が遅いのも知ってるし、万が一車をぶつけても笑って済ませるけど．．．。
不安は積もるばかり。

と言う事で、ぶっつけ本番ではチームに迷惑を掛ける事必至なので、レース前日の午後から練習走行があるというので仕事をサボって少しだけ走らさせてもらうことにしました。
Ａ先輩に連れられ幸田サーキットに着くと、チームメイトとなる方は走行準備をしており、この時初めて走行する車輌とチームメイトに初対面しました。
レースはチームオーナー？のＩさん、Ｋさん、私の３人で４時間半のレースを戦うとのことで、車は昔、私のお袋が乗っていたのと同型のミラでした。
先ずＫさんがシェイクダウンの練習走行をしました。Ｌａｐタイムを見ていると５６秒台で安定しており、時折５５秒台のタイムが出るという感じで、対する他チームのホンダトゥデイは５１秒台！
トゥデイは、外から観ててもエンジン音からして速そうです！
話を聞くとトップチームは、軽とはいえ、お金が掛かっており、我がチームは勝敗は関係なくレースを楽しむのがチームの目的との事。

コース図

Ｉさんの走行の後、いよいよ私が走行する番になりました。
初めて乗る車で、初めて走るショートヘアピンを使ったコースなので、何速のギアで走れば良いのか訊くと、バックストレートで４速に入るが、基本は３速で、２速は使う事もあるが、３速で走ってもそんなに変わらないとの事。
３速？　ＮＡ・マニュアルミッションの軽自動車ってそんなにギア比が低いの？　
とりあえず走ってみると、１周目が５８秒台で、２周目からずうっと５７秒台。（汗）
当たり前の話なのですが、ＡＢＳの無いＦＦ車なのでコーナー手前で一寸でも突っ込みすぎると、大アンダー。
自分の車でオーバーステアが出るような操作をしても、全くオーバーが出る気配無し！（ＦＦって解らん）
試しに２速を使って走っても、もともとシフトチェンジが下手なので、反ってギクシャクするだけでタイムは相変わらず５７秒台。（悲）
３速だと回転が落ちすぎ、２速だとレブには当たらないものの、パワーバンドから外れている感じで、特に私のようにコーナーリングスピードが遅いと必然的にエンジン回転数も落ち、余計にトルクバンドとギア比がこのコースに合わない。
それではコーナリングスピードを上げるために、速い車の走行ラインを盗もうと追いかけようとしても、直線加速で離され、コーナーでも同じ速度で進入しようとすると、どアンダー！

１１周目からやっと５６秒台がコンスタントに出せるようにはなったものの、今の走り方では５５秒台は出せそうもない感じで、計１７Ｌａｐして本日の私の練習走行は終わりました。（悲）

今日走行して分かった事は、これだけ他の車と運転手の性能差があると、プロドライバーでもない限り、全く勝負にならないので、明日のレースは反って気楽になりました。
然しながら、目標というか絶対条件としては、