みんカラをお休みしてる頃、パワーウインドウスイッチの運転席の窓のスイッチが動かなくなったことがありました。

その時、分解して運転席窓は治せたのですがスイッチ内部の小さな金具を一つカーペットの中に落としてしまいその時はどうしても見つけられず仕方がないので右後の窓のスイッチを殺していたのでした。（右後の窓を開け閉めすることは滅多にないし）

今回、テリキを（プチ）レストアするにあたり座席やカーペットを剥がしていく時に見つけようと思っていました。

そしてうまく発見できましたので改めてスイッチを治します。

ヤフオクを見ているとよくこのスイッチが出品されているのを見かけます。もしかしたらよく壊れるところなのかもしれません。

うまくいくとタダで治せるかもしれません。壊れてしまった方は参考にしてみてください。

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先ずは運転席ドアの内張りを剥がします。

（上）裏返してみるとパワーウインドウスイッチが固定されている丸いプラパーツがあります。プラスネジ4箇所（赤丸）で固定されています。今回、これも外しましたが外さなくてもできるかも。

（下）そしてスイッチを固定しているプラスネジ二箇所（赤丸）を緩めてスイッチを取り外します。

（左）赤線で囲った右後のスイッチが押し込まれて窓を下げる位置で固定されています。これは無くした金具をつけていない為です。

（右）スイッチの左右にはスイッチ内部の基盤などを固定している部分と思われる「窓」が6箇所あります。窓からは凸部が見えており内部が外れないようにしています。

全体のスイッチカバーと内部構造の隙間にマイナスドライバを差し込み外していきます。差し込むマイナスドライバは二本以上あるとやりやすいでしょう。

内部を固定している凸部が二段になっていますがバラしてみると三枚構成です。

❶先ずはカプラーを接続する下部のカバーが外れます。

❷基盤が外れます。カプラー接続端子や基盤を壊さないように注意します。

❸内部構造の一番上のスイッチ部品が最後に出てきます。

さて内部を調整します。

ここは内部構造の一番上の部品のパワーウインドウロックのスイッチ部分です。

左右に動き通電オン・オフをやっています。グリスで動きをよくしてあります。

次に窓の上げ下げスイッチの接点を調整します。

❶一番上の部品。まだ先述している金具や下に来る基盤をつけていません。

❷下に基盤を取り付け、金具を置きました。

運転席のスイッチにはオート機構が付いています。

この為か運転席のスイッチだけは基盤に直接つけられておりスイッチの右側に棒が突き出ていてこれを前後に動かすことによりオート機構のスイッチになっているようです。写真の吹き出しの指し示すところにその棒があります。

私が以前、壊れたのはここでした。この棒と最上部スイッチのC字型の部品が外れてしまった為に運転席の窓が開閉できなくなったのでした。

この棒は中央辺りにしておいてください。

残り3枚の窓のスイッチはそれぞれ２つずつ先述の金具が使われています。向きと上下に気をつけてください。

金具の中央が凹んでいる向きで置きます。置く場所が丸くなっているところには金具の細いところを、四角いところには金具の大きなところを置くようにします。

この金具はシーソーのように動きます。上からスイッチを操作するとシーソーが傾いて下された方が通電するようになっています。

またこの金具は固定されていません。なので組み立てる時は傾けてはいけません。常に上を向けておかなければなりません。金具が転がってしまいます。最悪こぼれ落ちてどこかへ行ってしまいます。（私のようにw）

通電状況に不備はなかったと思いますが念のため綿棒に556を吹き付け掃除してさらには接点復活剤も塗っておきました。

…あっ！やばい！グリスアップ忘れてる！！

基盤とスイッチ内部部品を先ず組み立て、金具をセットし、ウインドウロックスイッチと運転席オート機構スイッチを中央にセットします。ロックスイッチと運転席スイッチはうまく噛み合わせないといけません。最上部パーツとよく見比べて内部スイッチパーツを調整します。

傾けないように…基盤を壊さないように…そっとスイッチ外部の上部と合体させます…

力づくではダメです。慎重にはめていきます…

うまく収まったら各スイッチの動作を確認します。全てのスイッチにクリック感があることを確認できたら成功です。

噛み合わせが上手くいかなかったり金具がズレていると失敗です。というか金具がズレていると最後まではめ込めないはずです。

ちなみに私は2回目で成功しました。（でもスイッチにグリスアップするのを忘れているので後日やり直します…）

念のため、ドアの内張りを組み立てる前にカプラーを接続してスイッチが正常に機能していることも確かめます。（私はドア外しているので今回はやりませんが）

あとは分解した逆の手順で組み立ててれば完了です。

上手くいけば新しい部品を買わずに済みます。