まとめ記事(コンテンツ)

2019/05/20

龍の目を見てお墓参り。


 盛岡の近くの道の駅で朝を迎える。

 さて、これからどこへ行こう。

 とりあえず北の方に向かって走るか。

( ´・д・)…滝沢?何年か前まで日本一人口の多い村だったとこだな。…渋民?何だっけ。あぁ、石川啄木の出身地か。

なんてことを考えながらとことこ進む。


 しばらく進むと、山の中の小さな集落に似つかわしくない立派な新幹線の駅が現れる。

 いわて沼宮内駅。JR東日本の東北新幹線と、三セクなIGRいわて銀河鉄道の駅ですな。

( ´・д・)駅名板に、JR東とIGRのロゴが一緒に並んでる・・・。

 北海道新幹線の木古内駅は、三セクの駅舎と新幹線の駅舎は連絡通路で繋がってはいるものの、在来線の駅舎には三セクのロゴのみ、新幹線の駅舎にはJR北海道のロゴのみが掲げられているので、不思議に思ってみたり。JRと自治体の関係が良好だとロゴが並んで、険悪だと別々になるのかな?


 休憩がてら、いわて沼宮内駅の中に入り、ドレンを抜く。

( ´-∀-)ホッ♪

 駅舎内には岩手県内の観光地を紹介するポスターがベタベタ貼られている。

( ´・д・)三陸鉄道?チラッと見てきたな。龍泉洞?これも見て来たな。中尊寺金色堂?これも何年か前に見たな。

 そしてそのうちの一枚に目が留まる。

( ´・д・)ほぉ。これは面白そうだな。ん?ちょうど今の時期が見頃なのか?よし、ちょっくら行ってみるか。


 というわけで、進路を変更して西へ西へ。

 岩手山(だと思う)は山頂が雲で覆われているな。この先天気は大丈夫だろうか。


 しばらく進むと、右手に白い煙を大量に上げる施設が現れる。いや、煙でなくて湯気か。

 硫黄な臭いがする。


 こんなところに地熱発電所があるんだねぇ。

 地熱発電所のすぐ脇にお社? なんだかそこはかとなく罰当たりっぽい気がするんだけど。


 パイプを辿って登っていくと・・・、

 ここで蒸気を採掘(?)してるのか。

( ´・д・)ヘェー



 さて、ここは八幡平アスピーテラインなんて小洒落た名前を付けられた道。その途中にはゲートが設けられていて、「夜間通行止
17:00~8:30」「春先除雪作業中
平成31年3月5日~平成31年6月12日」だそうで。5月も半ば過ぎだというのに、まだ路面がしばれたりするのか?

 ・・・道路脇ギリギリまでまだ雪が残ってるところがあるのか。


 途中で車を駐め、岩手山の方を眺める。

( ´-д-)曇ってるなぁ。


 おっ、これはかなり大きい雪壁だな。

 ・・・バスの屋根の高さまで残ってるところもあるのか。


 峠の手前の駐車場に車を駐め、峠に向かってとことこ歩く。

 まだこんなに残ってるんだな。


 峠に到着。…まぁ、先に車で峠まで着いたんだけど、てっぺんの駐車場の「有料」の文字が目に入ったもんだから、少し戻って無料の駐車場に駐めてきたんだけどね。

 岩手と秋田の県境。


 さて、ここからポスターで見た景色を求めて、登山道のような道へ入っていきますよ。

 ・・・早々に行く手を積雪に阻まれた。雪が解けてない。除雪してない。

( ´-д-)参ったな。こんなの、デッキシューズで来るような所じゃないぞ。


 ツアー客なのか、チンタラ歩いて全然進まないジジババシニアな男女に行く手を阻まれる。


 10分も掛からずに目的地に到着。

( ´・∀・)p それがここ。



 少し位置を変える。



(;´-д-)ん~、なんだか期待していたのと違うなぁ。


 ここは八幡平の鏡沼。そして、この雪解け時期に見せるこの姿から「ドラゴンアイ」と呼ばれているそうで。5月下旬から6月上旬が見頃だというのでやって来たのですよ。

 地元の某テレビ岩手も取材に来ていたけど・・・ニュースででも流したんだろうか。

 そこそこドラゴンアイを堪能して引き返す途中、支那畜と思われる集団が進路を塞いではしゃいでいる。邪魔だ。

( ´-д-)民族性なんだろうかなぁ。どうして自分らのことしか考えないんだべ。



 峠に戻ると、小屋があった。

「長ぐつ¥200、ストック¥300、スノーシュー¥500 レンタル中!!」

 そんなの借りるまでもない道だったな。・・・靴のレンタルなんて、水虫を移されたりしないんだろうか。

 レストハウス内に貼られていたポスター。こんな感じの写真を見て、期待してきたんだよなぁ。

( ´-д-)違ったなぁ。瞳孔が開いてなかったな。周りの雪も黒く汚かったし。




 ドライブ再開。秋田県側へ降りていきますよ。


 秋田県側のゲート。

 「積雪・路面凍結の恐れあり 冬タイヤ装着スベリ止めの携行をお願いします」「ご通行中の皆様へ 天候急変する恐れがあるため冬タイヤ必要」・・・凄いこと書いてるな。

 毒々しい真っ赤な血の色に染め上げられた凶悪なロータリーを持つ除雪車。こんなところに置いて、まだ出番があるのか?


 こっちでも道路脇で湯気が噴き出してる。

 ここでも地熱発電をするのか?



 里に下りてしばらく走り、謎のスイッチバック構造なJR花輪線の十和田南駅に到着。・・・別に用事は無いんだけれども。

 駅前には、田舎のバロメータ(?)な白ポスト。「青少年を非行から守りましょう」「あすの秋田を担う青少年のため、雑誌や週刊誌などは、家庭にお持ち帰りの無いようこのポストに入れて下さい」・・・雑誌や週刊誌に失礼だな。青少年を有害図書から遠ざけるのが目的なら、「朝日新聞ポスト」にでもしとけや。


 駅構内は島式1面2線のホーム。・・・そして謎の環状列石。何故だ。

 信号機は、上り出発信号機と下り出発信号機が並んで立ってる。スイッチバックだものな。


 反対側。築堤上の引上線が道路を1本跨いで延び車止めで行き止まり。その向こうにも築堤が続いてるけど。

 もともとはもっと引上線が長かった様だけど、橋梁を撤去して短縮した様子。昔の客車列車と違って、ワンマンの気動車列車ばっかりになったら編成長が短くなって長い引上線が不要になったのかな。



 さて、腹が減ってきた。時刻は14時過ぎ。食料を求めて、何だかよく分からない商業施設に入ってみる。「おらほの市場」?

 店内の片隅に蕎麦屋があったので、そこで「特製冷やかけそば」(750円)をいただいてみた。温泉卵、山菜、とろろ、天かす等が載ってるそうで。

( ´-ω-)なかなか美味かったの。



 腹を満たしてドライブを再開。

 街の中を、苗と思われる物を荷台に満載にした軽トラに遭遇。

( ´・ω・)あきたこまちかな。豊作だと良いね。



 小坂鉄道レールパークに寄ってみた。一昨年雪が積もってるときに来たら誰もいなかったけど、今度は観光客で賑わってるかな。

 ・・・閑散としてる。営業中のようだけど、客は誰もいないのか?平日の月曜日なんてこんなものか?



 寂しいのは苦手なので、中に入らずドライブを再開。


 十和田湖。発荷峠展望台なんて所からの眺め。・・・こんなところでハッカが採れたのか?


 湖岸を東へ。

 カルデラ湖な十和田湖は、入るのも出るのも延々と続く九十九折りが鬱陶しいな。八幡平と言い、この日はずっと九十九折りばっかり走ってた感じ。 



 奥入瀬の方にも行ってみたかったけど、今回は我慢して、ここを訪れてみましたよ。

 土まんじゅうの上に建つ十字架。

 かねてより一度訪れてみたいと思っていた場所。青森県新郷村の「キリストの墓」ですよ。

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 キリストの墓

 イエスキリストは二十一才のとき日本に渡り十二年間の間神学について修行を重ね三十三才のとき、ユダヤに帰って神の教えについて伝道を行いましたが、その当時のユダヤ人達は、キリストの教えを容れず、かえってキリストを捉えて十字架に磔刑に処さんと致しました。

 しかし偶々イエスの弟イスキリが兄の身代わりとなって十字架の露と果てたのであります。他方、十字架の磔刑から逃れたキリストは、艱難辛苦の旅をつづけて、再び、日本の土を踏みこの戸来村に住居を定めて、百六才長寿を以って、この地に没しました。この聖地には右側の十来塚にイエスキリストを、左側の十代墓に弟イスキリを祀っております。以上はイエスキリストの遺言書によるものと謂われております。—————————————————————————————————

( ´・д・)ヘェー


 足下には石版が。「この石はイスラエル国エルサレム市と新郷の友好の証としてエルサレム市より寄贈されたものである」らしき白い石。見慣れない材質で、ボロボロに崩れてる。何やら文字を刻んであるようだけど・・・何を書いているのやら。

 敷地内には「キリストの里 伝承館」。


 中にはこの辺りの風習を紹介する展示。その一角にある「民家復元コーナー」。

 この辺りでは子供の額に十字を描く風習があっただとか、服装や言語にユダヤの影響が見られるとか・・・どこまで真に受けて良いものやら。


 ビデオを見たり、展示物を見たりしているうちに、閉館時刻らしい17時を過ぎてしまったので、後ろ髪を引かれる思いをしながら建物を出る。むぅ。

 一帯は「キリストの里公園」として整備されていますよ。

 「キリスト祭」。今年は6月2日に行われるそうで・・・って、もう終わってるな。どんなことをやってるのかとググってみれば、「慰霊祭は全90分程度、神官による祝詞奏上、玉串奉奠、獅子舞・ナニャドヤラ(この地方に伝わる盆踊り 歌詞の意味は不明)の奉納という形式で執り行われます。」って、キリスト教じゃなくて神道の形式なのか。盆踊りは仏教か?よくわからんな。


 ここ新郷村では、キリストの墓と並んで観光名所として推している場所があるようなので、そちらにも行ってみる。


 「大石神ピラミッド」。日本にもピラミッドがあったんですと!

 ただ、エジプトやメキシコの石造りのピラミッドと違って、ここは三角形の山の頂上に石が置かれているものだとか・・・って、そんなピラミッドの定義がどこにあるんだ?

 太陽石:昔は光っていて・・・放射性物質でも含んでるのか?

 方位石:正しく東西南北を示している石・・・どうやって示しているんだろう。正方形や長方形の断面には見えなかったけど。


 いくつかある石をみてまわるコースは登山道のよう。途中には倒木も。

 鏡石:むかしは直立し表面に文字が彫刻されてあったと伝えられる・・・何語の文字だ?誰か重機で持ち上げるなりして確認しようとしないんだろうか。


 ピラミッド・・・とはとても思えない山を下りて、またキリストの墓の前を通りかかると、道の反対側に謎の小屋が。「キリストっぷ」。何だそりゃ。

 新郷村役場に掲げられた地図には「歴史とロマンとキリストの里」。徹底的にキリストで村おこしをしようという様子。

( ´-ω-)キリストを出汁に使って、敬虔なキリスト教徒から攻撃されないのかしら。



 その後は、八戸の某マックスバリュで、店内に山のように積み上げられていた缶詰をママンへのお土産に購入。

 「いちご煮」(880円税別)ですよ。「ウニとアワビの潮汁」・・・パッケージの写真と併せて食欲をそそりますな。

( ´-ω-)これは北海道で売ってるのを見たことないから、良い土産になるだろ。(関心が無くて気がついてないだけかも知れない)


 ただ、原材料のウニはチリ産ですか。八戸の郷土料理なのに。
(;´-∀-)まさか、朝市で売られてたウニもチリ産ってことは・・・



 この後は、八戸市内で腹ごしらえをしてスーパー銭湯でさっぱりして、道の駅で車中泊。

( ´-д-)結構走った感じがするんだけど、全然大した物を見れてないような気もする一日だったな。


~ 続く ~

Posted at 2019/06/06 18:52:28

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