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2011/11/21

CT200h TNP基礎講座番外編 「グリル塞ぎ その1」

エンジンが停止している時間が長いハイブリッド車では、特に冬、エンジンルームの温度低下が燃費に大きなダメージを与えます。

そこで、グリルを塞ぎエンジンルームに入ってくる冷気の量を減らすことにより、

 1)始動後、エンジンが十分に暖まるまでの時間(距離)を短くする

 2)エンジン停止走行時(モーター走行/滑空/減速/ダウンヒル)にエンジンが冷えないように

 3)エンジンルーム内の温度を高めに維持することで、
   - 信号停止時の水温低下のダメージを抑える
   - 暖房効率を高める

などの効果があります。

 ※ 3については、ラジエータのサーモ弁を交換し、ラジエータ内の
   冷却水循環開始の温度を上げる手法もあります。


ですが、たとえば、信号停止時間がそれほどない場合(1kmに一回の停止頻度以下)、気にするような水温低下はありませんのでグリル塞ぎは不要と思います。


実際にグリル塞ぎがTNPに効果を発揮するのは下記のような場面でしょうか。

 ・信号停止時間が長い
 ・ダウンヒル後が平地
 ・市街地や渋滞が多い地域での暖房オン
 ・平均燃費30km/L以上の場合(エンジン停止走行の比率が高い)

ですからグリル塞ぎは、好燃費が出せるレベルの人でかつ燃費対策にこだわりのある人だけの変態の世界?(笑)



そもそも、CTでは外気温低下による燃費ダウンが、以前乗っていたプリウス20型よりも少ないです。

というのも、簡単に30km/Lオーバーが出せていたプリウス20型と違い、CTでは2割ぐらい燃費ダウン、すなわちエンジン稼働率がプリウス20型より高いということもありますし、アンダーカバー等で隙間の少ないエンジンルーム、排熱再循環システムなど、水温低下を抑える工夫がなされているからだと思います。





したがいまして、ここからは、少数派の変態マニアのための実験コーナーとなります(笑)


現状のグリル塞ぎの写真です。

下グリルは4本のスリットがありますが、一段目はもともと塞がれています。
2段目、3段目をスポンジゴムのテープで塞いでありますが、まったく目立ちませんよね?!
4段目の最下部の細いスリットはそのままの開いた状態です。

上グリルはノーマルのままです。



(参考)下グリルの加工方法はこちら


さて上記のように下グリルを塞いだわけですが、水温も燃費にもあまり効果がないような…(^^ゞ

というのも上グリルはばっくり口を開いているわけですから、当たり前でしょうか(^^;




目立たないように上グリルを塞ぐことは難しそうです。それに、グリル左右両端に何やらエアの取り込み口のようなものが…

一番下のスリットは開放のまま、その上の2段を塞ぐという感じかな…

どうやって加工しましょう?
黒い板をグリルの奥に立てかけて、タイラップかなにかで固定するのが目立たなくて良さげ?

まずは効果を試すため、簡単にスポンジを押し込めてみようかしらん(^^ゞ
下に落ちたら、アンダーカバーで取り出せなそうなのが心配ですが(汗;








つづく…かな?


注)グリル塞ぎについて
・自己責任にてお願いします。
・水温計を装備したうえで実験しましょう。
・水温95℃で電動ファンが稼働し強制的にラジエターが冷やされるのでオーバーヒートの可能性は少ないとは思いますが…



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Posted at 2011/11/21 18:25:11

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