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まとめ記事(コンテンツ)
タッチ_さん
2014/04/06
納車一年で想うアテンザの魅力(2)
さて、前回ブログで提起した、アテンザをはじめとする最新世代マツダ車の魅力に迫ります。
その走っているときの心地良さ、運転することの楽しさは、一体何によってもたらされているのか?
この魅力はアテンザに留まらず、先行したCX-5、後続のアクセラにも同様に通じる乗り味であって、それらのオーナーさんが愛車の理解を深める上で参考になれば幸いです。
その心地良さはひと言で言えば「運転操作に対するクルマのリニアな反応」ということになるのですが、前回紹介したインタビュー記事のマツダ技術者の言葉を引用すると、その意図は次の通りです。
「ドライバーがインプットして、反応を感じてまたインプットする。ドライバーとクルマがお互いを分かりあいながら、最高の性能を作り出していく歓びを表現できないか、そういう姿がマツダが考える人馬一体のあるべき姿なんじゃないか、と考えています」
「小さくステアリングを切った時の動きによって、ドライバーが大きく切った時の動きまでイメージとしてつながっていくことが予見できるというものです。」
※車両開発本部副本部長:松本浩幸氏談
なるほど、ステアリング操作に対するクルマの動きは、過敏でもなければダルでもなく、非常にイメージし易いものだという点は、購入前の試乗時から、購入後に於いてもその印象は変りません。特にまだ車両に不慣れな頃から、まるで乗り慣れた愛車のように違和感無く馴染むことが出来たその操縦性に、マツダの意図が見事に具現化していると感じました。
但し、ここまでなら別に、優れたクルマであれば他のメーカーでも実現可能な領域です(^_^;)。
そしてここから先が、ボクをして"むむむっ"と思わせる部分です。
クルマの動きは極めて自然で予測・コントロールし易いものですが、その中身はボクの知るスポーティーなクルマの挙動とは大きく異なるモノで、これにはある種のカルチャーショックを受けました。基本的には締まった足ではあるものの、歴代のスポーツカーに比べれば随分としなやかです。故に姿勢変化は大きいのですが、そのスピードが適切なせいか全く違和感、不安感がありません。むしろ、ハンドルを切る→ロールが深まる→クルマが曲がる、という一連の動きが極めて自然に感じられるのです。そしてハンドル操作でi-DMの青ランプが自在になってくると、むしろこの姿勢変化が心地良く楽しいモノになってきたのです。右へ左へとコーナーを抜ける際に、姿勢がギッタンバッコンと左右に傾くのですが、この「ロールさせることが楽しい」と感じるようになったのがボクにとっては驚きで、それがどうやらドライバーとクルマの一体感を醸成しているらしいと今は感じています。
これはNSXを公道で走らせる限りでは絶対に味わえない乗り味で、2台共に負けず劣らず走らせて楽しいものの、その中身は実は全く異質な楽しさだったりするのです。
足を固めたクルマの楽しさは、ロールをあまり感じさせずにハンドルを切った方向にギュイーンと曲がっていくというものです。ボクにとっては既に十年以上も付き合い続けた馴染みの乗り味ですが、これとは真逆の大きなロールをさせながら、結果としてクルマを操る実感やクルマとの一体感を色濃く味あわせてくれるという点が、新鮮な驚きでした。
しかもアテンザの場合、かなり低い速度域、姿勢変化の少ない領域から結構な高速域まで一貫してこの乗り味が楽しめます。かと言って限界の低い低レベルな話でもなくて、公道を走る限りではその限界領域を垣間見るのは結構、勇気が要りそうです(苦笑)。
そしてこの大きな姿勢変化が全く嫌じゃなくむしろ楽しいと感じさせるキーポイントは、適正なロールスピードと併せてそのロール姿勢にありそうだということが、何度かハイペースのコーナリングを試す中で分かってきました。一般にダイアゴナルロールと呼ばれる、前下がりのロール姿勢です。
つまり、アテンザをはじめとする新世代マツダ車の乗り味のポイントとなるのは、適正な姿勢変化の量と速度を司り、前下がりなロール姿勢を取るサスペンション(バネとダンパー)の絶妙なセッティングにあるのだろうというのが、現時点でのボクの評価です。
SKYACTIVシャシーはフロントがストラット、リアがマルチリンクですが、このサスペンション形式は今となっては別に特徴的でもなんでもありません。マツダ車の特徴はむしろ、こういった目に見えるスペックにあるのではなく、独自の"人馬一体"の哲学に基づいて仕上げられたセッティングにあるのだと考えています。
その走っているときの心地良さ、運転することの楽しさは、一体何によってもたらされているのか?
この魅力はアテンザに留まらず、先行したCX-5、後続のアクセラにも同様に通じる乗り味であって、それらのオーナーさんが愛車の理解を深める上で参考になれば幸いです。
その心地良さはひと言で言えば「運転操作に対するクルマのリニアな反応」ということになるのですが、前回紹介したインタビュー記事のマツダ技術者の言葉を引用すると、その意図は次の通りです。
「ドライバーがインプットして、反応を感じてまたインプットする。ドライバーとクルマがお互いを分かりあいながら、最高の性能を作り出していく歓びを表現できないか、そういう姿がマツダが考える人馬一体のあるべき姿なんじゃないか、と考えています」
「小さくステアリングを切った時の動きによって、ドライバーが大きく切った時の動きまでイメージとしてつながっていくことが予見できるというものです。」
※車両開発本部副本部長:松本浩幸氏談
なるほど、ステアリング操作に対するクルマの動きは、過敏でもなければダルでもなく、非常にイメージし易いものだという点は、購入前の試乗時から、購入後に於いてもその印象は変りません。特にまだ車両に不慣れな頃から、まるで乗り慣れた愛車のように違和感無く馴染むことが出来たその操縦性に、マツダの意図が見事に具現化していると感じました。
但し、ここまでなら別に、優れたクルマであれば他のメーカーでも実現可能な領域です(^_^;)。
そしてここから先が、ボクをして"むむむっ"と思わせる部分です。
クルマの動きは極めて自然で予測・コントロールし易いものですが、その中身はボクの知るスポーティーなクルマの挙動とは大きく異なるモノで、これにはある種のカルチャーショックを受けました。基本的には締まった足ではあるものの、歴代のスポーツカーに比べれば随分としなやかです。故に姿勢変化は大きいのですが、そのスピードが適切なせいか全く違和感、不安感がありません。むしろ、ハンドルを切る→ロールが深まる→クルマが曲がる、という一連の動きが極めて自然に感じられるのです。そしてハンドル操作でi-DMの青ランプが自在になってくると、むしろこの姿勢変化が心地良く楽しいモノになってきたのです。右へ左へとコーナーを抜ける際に、姿勢がギッタンバッコンと左右に傾くのですが、この「ロールさせることが楽しい」と感じるようになったのがボクにとっては驚きで、それがどうやらドライバーとクルマの一体感を醸成しているらしいと今は感じています。
これはNSXを公道で走らせる限りでは絶対に味わえない乗り味で、2台共に負けず劣らず走らせて楽しいものの、その中身は実は全く異質な楽しさだったりするのです。
足を固めたクルマの楽しさは、ロールをあまり感じさせずにハンドルを切った方向にギュイーンと曲がっていくというものです。ボクにとっては既に十年以上も付き合い続けた馴染みの乗り味ですが、これとは真逆の大きなロールをさせながら、結果としてクルマを操る実感やクルマとの一体感を色濃く味あわせてくれるという点が、新鮮な驚きでした。
しかもアテンザの場合、かなり低い速度域、姿勢変化の少ない領域から結構な高速域まで一貫してこの乗り味が楽しめます。かと言って限界の低い低レベルな話でもなくて、公道を走る限りではその限界領域を垣間見るのは結構、勇気が要りそうです(苦笑)。
そしてこの大きな姿勢変化が全く嫌じゃなくむしろ楽しいと感じさせるキーポイントは、適正なロールスピードと併せてそのロール姿勢にありそうだということが、何度かハイペースのコーナリングを試す中で分かってきました。一般にダイアゴナルロールと呼ばれる、前下がりのロール姿勢です。
つまり、アテンザをはじめとする新世代マツダ車の乗り味のポイントとなるのは、適正な姿勢変化の量と速度を司り、前下がりなロール姿勢を取るサスペンション(バネとダンパー)の絶妙なセッティングにあるのだろうというのが、現時点でのボクの評価です。
SKYACTIVシャシーはフロントがストラット、リアがマルチリンクですが、このサスペンション形式は今となっては別に特徴的でもなんでもありません。マツダ車の特徴はむしろ、こういった目に見えるスペックにあるのではなく、独自の"人馬一体"の哲学に基づいて仕上げられたセッティングにあるのだと考えています。
Posted at 2014/04/06 22:26:43
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