まとめ記事(コンテンツ)

2015/02/04

レガシィ S#スイッチの有効化ユニット作成

カテゴリ : 電装系 > その他 > その他

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【はじめに】

アプライドBのXVにレガシィのステアリングスイッチを使ってSモードスイッチを増設していました。S/Iボタンを割り当てていたのですが、未使用のS#/Iボタンにフロントカメラの切り替え機能を割り当てようとユニットを作成しました。
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【S#/Iボタンを調べよう】

レガシィのハンドルスイッチ右を利用して、Sモードスイッチを増設した場合はこのように繋がってると思います。a点の電圧は通常12V、S/Iボタンを押している間は0V、S#/Iボタンを押している間は3.8V位になります。抵抗の分圧計算で分かると思います。
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【3.8Vの窓を作ろう】

3端子レギュレータで5Vを作って、図のように可変抵抗で分圧します。可変抵抗を調整することで、A点は5~3.75V、B点は3.75~2.5Vに調整できますね。スイッチのラインは0と12と3.8Vの3状態しかないので、ココで決める検出条件はシビアでなくても良いと思いますが、A点を4.0V、B点を3.6Vにしました。
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【ウインドウコンパレータ】

オペアンプは+と-入力の条件が整った時に出力します。上のオペアンプは4.0V以下のときに出力し、下のオペアンプは3.6V以上のときに出力します。つまり、3.6~4.0Vに有るときに両方のオペアンプが出力する回路です。こういう回路をウインドウコンパレータというらしいです。
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【AND回路と増幅回路】

両方のオペアンプの条件がANDのときに、トランジスタが働いてフォトリレーが接点を出力しますので、目的に応じて接点を使って下さい。但し、条件が成立中(s#/Iボタンを押している間)しか出力はしません。図はソフトにフォトリレーが無かったので、D3が普通のLEDになってます。
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【回路シミュレータを使おう】

回路シミュレータで見ると、3.6V~4.0Vの時にフォトリレーに9mA程度流れることが確認できます。あとはブレッドボードで確認をして、回路を作成します。
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【完成です】

これでS#/Iスイッチが使えるようになります。お世話になったinara1さん、YA100さんありがとうございました。統合ユニットを壊す恐れがありますので、もしも参考にする場合は自己責任でお願いします。回路作成後、充分テストしてから取り付けをお勧めします。
8
【使った部品】

3端子レギュレータ:TA78L05S
トランジスタ:2SC1815GR
オペアンプ:LM358N
フォトリレー:TLP222AF
半固定抵抗:50k ×2個
1/6カーボン抵抗:必要数
ダイオード:1N4148 ×2個
ICソケット

必要に応じてコンデンサや保護ヒューズ

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