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- スバルとポルシェの類似点 1
まとめ記事(コンテンツ)
FLAT6さん
2012/12/16
スバルとポルシェの類似点 1
スバルとポルシェの類似点ですが、もちろんまずは水平対向エンジンを作り、登載した車を作っていることですね。けれどもそれは目に見える類似点です。それも踏まえた上で、それよりも大事な類似点を探ってみましょう。
1.戦前からの歴史ある企業(国家を背負った自負がある)
2.戦前は先端兵器に関わっていた技術優位な姿勢(政治、営業は後回し)
3.企業体として、自動車以外の事業をもっていること。
http://www.fhi.co.jp/outline/section/index.html
こちらの動画を見ると、その流れと企業姿勢がよくわかります。
ポルシェがヒトラーの命で軍用車両を作り、その末裔がフォルクスワーゲンとなって、本来のポルシェ博士の夢だった大衆車になったことは有名かと思いますが、ポルシェの実体は自動車屋ではなく「機械設計屋」です。従って、戦車から列車からあらゆる機械(主に移動体)設計請負企業兼ドイツの技術シンクタンクです。
で、スタートラインとなったカブトムシは空冷エンジンで低コストが命題だったため、等速ジョイントのないこの時代では半ば必然的にリアエンジン構成となったのでしょう。しかし水平対向4気筒となったのは不思議です。水平対向式は空冷構造から来たとして、4気筒としたのはポルシェの気概だったのでしょうか?。これが長寿の種となりました。
一方、スバルはご存知前身は中島飛行機ですから、もとは飛行機屋です。戦後、空冷エンジンでスタートしたのに何の不思議もなく、1958年デビューのスバル360はまんま、日本版ビートル計画でした。しかも飛行機屋らしく、ポルシェより進んだフルモノコックボディーの空冷RR自動車でした。
そしてスバル1000では、水平対向4気筒エンジンを等速ジョイントの開発により、FF車として、世界に先駆け登場させます。この時、ポルシェはそのまま356や911とRRを踏襲しますが、なぜかスバルは180度ひっくり返しました。以後これが水平対向縦置きFF駆動をベースとしたレイアウトとなり、現在まで続きます。恐らく、テントウ虫から得たスペースユーティリティの優劣から、大衆車路線のスバルは「今後はFFになる」と判断したのでしょう。
一方のポルシェはRRのままでしたが、これは当時のタイヤ性能と大出力化対応など、レースを重視していた狙いの違いでしょう。そのため、356はスピンによる事故を重ねます。そこで足回りを大幅に改良した911でしたが、トラクションには優れていましたが、オーバスピードでドライバーがブレーキ動作をすると、荷重の抜けたリアは簡単にオーバステアとなり、多くの事故を起こします。
一方のスバルは、「頑固で曲がらない」FF車と作動角の不足する等速ジョイントを改良して行きます。そしてレオーネの4WD車以降、愚直に4輪駆動の可能性を追求して行きました。
ここで思う事は、会社の社風、DNAと言うものは先輩から受け継がれて行くので取り組む姿勢とか、「何にこだわるのか」とか、処世術から技術屋のプライドまで
含まれます。ポルシェはレースへのこだわり。スバルは飛行機屋としてのこだわり(当時の日本の自動車設計レベルの低さに燃えたのでしょう)会社規模が小さく、比較的小集団で、1車種作らねばならないところも似ています。
会社の上司に「なんでスバルなの?(ちんけな、という含みを感じた)」と聞かれたことが有りますが「レガシイはスバルと言う会社の社運を担って開発されています。小規模ですが、多分トヨタのクラウンと同じか、それ以上の情熱が注がれていると思いますよ」と答えたことが有る。
ポルシェも同様です。1車種が社運を握っている。そういう開発をしてきている開発陣であるから、車の作りはどちらも丁寧なのだと思います。ジャッキアップして見ると一目了然です。品質に「命」を感じます。その意味はポルシェはレース部門がけん引役ですが、小さい所帯なのでメンバーはしばしば交流します。するとひとつのミスが全てを台無しにすることを骨身に刻みます。一方スバルは大東亜決戦機を作っていた方々が指導者でしたから、飛行機は一旦飛び立つと信頼性の全てが命にかかわります。
誰かの車評で、
フェラーリとは「この車となら、死んでもいい」と思わせ、
ポルシェとは「この車なら、生きて帰って来れる」と思わせる
と評してましたが、
スバルとポルシェの車にはどちらも
「この車なら、安心して走れる」という信頼感があります。それは故障しないという信頼感というよりも、ドライバーの想いに答えてくれると言う感じでしょうか。
私は、8年前に今のB4で初スバル車オーナーになりましたが、8年経って車を評価する目はかなり要求が高くなり、評価軸もまた少し変化しました。
それは「運転が疲れない車」疲れないどころか、「癒される車」なのが3.0Rです。残念ながら、日本では評価されなかったようですが、この6気筒3000ccの小さなベルリネッタは、速いけれど、飛ばさなくてもイライラを沈めてくれる、アドレナリンでごまかさなくともストレスを取ってくれる車です。
何が、その要因かといつも折に付け考えているのですが、多分それはこうなのです。
仕事なり、付き合いなり、ストレスは「思い通りにならない」「思い描いたことと違う」ということが要因です。車に乗って、さらに「思い通りにならない」無意識レベルであっても、ずれがあるとストレスになって行きます(私がターボを選ばない理由です)。 それが、車の運転を通じて解消してくれるのです。だから、飛ばそうというストレスが起きず、「いかになめらかに走るか」に変化させてくれるのです。
そういうわけで、この両社の車には不思議と同じ匂いと言うか、空気感があります。もちろん、ポルシェの方が非常に濃いのは、車のカテゴリーが特定向けという違いがありますが。年改でコツコツ改良されるのも、企業体質が似ているからだと思います。
私のA型は、唯一不満点としてステアリング支持部やフロントフロアからバルクヘッドに掛けて、剛性不足が感じられ、せっかくの高級感が、低速大舵角時に手と足に細かく振動が分かって「軽量化優先したんだろうなぁ」と思っていましたが、C型で見事に板厚変えて、剛性上げて全く不満が無い車に変更されていました。こういうところもポルシェそっくりです。
スバルは、運転好きや、遊びでなく飛ばす人がたまたま乗ると、捕まってしまう魅力を持っています。私も、ここから再びマツダファンに戻るには、ハードルが高いなと思っています
(現行レガシィも良く出来てるけど、スバル自身も次の車づくりは大変だと思います、今の愛車の方が良いもの(笑))
1.戦前からの歴史ある企業(国家を背負った自負がある)
2.戦前は先端兵器に関わっていた技術優位な姿勢(政治、営業は後回し)
3.企業体として、自動車以外の事業をもっていること。
http://www.fhi.co.jp/outline/section/index.html
こちらの動画を見ると、その流れと企業姿勢がよくわかります。
ポルシェがヒトラーの命で軍用車両を作り、その末裔がフォルクスワーゲンとなって、本来のポルシェ博士の夢だった大衆車になったことは有名かと思いますが、ポルシェの実体は自動車屋ではなく「機械設計屋」です。従って、戦車から列車からあらゆる機械(主に移動体)設計請負企業兼ドイツの技術シンクタンクです。
で、スタートラインとなったカブトムシは空冷エンジンで低コストが命題だったため、等速ジョイントのないこの時代では半ば必然的にリアエンジン構成となったのでしょう。しかし水平対向4気筒となったのは不思議です。水平対向式は空冷構造から来たとして、4気筒としたのはポルシェの気概だったのでしょうか?。これが長寿の種となりました。
一方、スバルはご存知前身は中島飛行機ですから、もとは飛行機屋です。戦後、空冷エンジンでスタートしたのに何の不思議もなく、1958年デビューのスバル360はまんま、日本版ビートル計画でした。しかも飛行機屋らしく、ポルシェより進んだフルモノコックボディーの空冷RR自動車でした。
そしてスバル1000では、水平対向4気筒エンジンを等速ジョイントの開発により、FF車として、世界に先駆け登場させます。この時、ポルシェはそのまま356や911とRRを踏襲しますが、なぜかスバルは180度ひっくり返しました。以後これが水平対向縦置きFF駆動をベースとしたレイアウトとなり、現在まで続きます。恐らく、テントウ虫から得たスペースユーティリティの優劣から、大衆車路線のスバルは「今後はFFになる」と判断したのでしょう。
一方のポルシェはRRのままでしたが、これは当時のタイヤ性能と大出力化対応など、レースを重視していた狙いの違いでしょう。そのため、356はスピンによる事故を重ねます。そこで足回りを大幅に改良した911でしたが、トラクションには優れていましたが、オーバスピードでドライバーがブレーキ動作をすると、荷重の抜けたリアは簡単にオーバステアとなり、多くの事故を起こします。
一方のスバルは、「頑固で曲がらない」FF車と作動角の不足する等速ジョイントを改良して行きます。そしてレオーネの4WD車以降、愚直に4輪駆動の可能性を追求して行きました。
ここで思う事は、会社の社風、DNAと言うものは先輩から受け継がれて行くので取り組む姿勢とか、「何にこだわるのか」とか、処世術から技術屋のプライドまで
含まれます。ポルシェはレースへのこだわり。スバルは飛行機屋としてのこだわり(当時の日本の自動車設計レベルの低さに燃えたのでしょう)会社規模が小さく、比較的小集団で、1車種作らねばならないところも似ています。
会社の上司に「なんでスバルなの?(ちんけな、という含みを感じた)」と聞かれたことが有りますが「レガシイはスバルと言う会社の社運を担って開発されています。小規模ですが、多分トヨタのクラウンと同じか、それ以上の情熱が注がれていると思いますよ」と答えたことが有る。
ポルシェも同様です。1車種が社運を握っている。そういう開発をしてきている開発陣であるから、車の作りはどちらも丁寧なのだと思います。ジャッキアップして見ると一目了然です。品質に「命」を感じます。その意味はポルシェはレース部門がけん引役ですが、小さい所帯なのでメンバーはしばしば交流します。するとひとつのミスが全てを台無しにすることを骨身に刻みます。一方スバルは大東亜決戦機を作っていた方々が指導者でしたから、飛行機は一旦飛び立つと信頼性の全てが命にかかわります。
誰かの車評で、
フェラーリとは「この車となら、死んでもいい」と思わせ、
ポルシェとは「この車なら、生きて帰って来れる」と思わせる
と評してましたが、
スバルとポルシェの車にはどちらも
「この車なら、安心して走れる」という信頼感があります。それは故障しないという信頼感というよりも、ドライバーの想いに答えてくれると言う感じでしょうか。
私は、8年前に今のB4で初スバル車オーナーになりましたが、8年経って車を評価する目はかなり要求が高くなり、評価軸もまた少し変化しました。
それは「運転が疲れない車」疲れないどころか、「癒される車」なのが3.0Rです。残念ながら、日本では評価されなかったようですが、この6気筒3000ccの小さなベルリネッタは、速いけれど、飛ばさなくてもイライラを沈めてくれる、アドレナリンでごまかさなくともストレスを取ってくれる車です。
何が、その要因かといつも折に付け考えているのですが、多分それはこうなのです。
仕事なり、付き合いなり、ストレスは「思い通りにならない」「思い描いたことと違う」ということが要因です。車に乗って、さらに「思い通りにならない」無意識レベルであっても、ずれがあるとストレスになって行きます(私がターボを選ばない理由です)。 それが、車の運転を通じて解消してくれるのです。だから、飛ばそうというストレスが起きず、「いかになめらかに走るか」に変化させてくれるのです。
そういうわけで、この両社の車には不思議と同じ匂いと言うか、空気感があります。もちろん、ポルシェの方が非常に濃いのは、車のカテゴリーが特定向けという違いがありますが。年改でコツコツ改良されるのも、企業体質が似ているからだと思います。
私のA型は、唯一不満点としてステアリング支持部やフロントフロアからバルクヘッドに掛けて、剛性不足が感じられ、せっかくの高級感が、低速大舵角時に手と足に細かく振動が分かって「軽量化優先したんだろうなぁ」と思っていましたが、C型で見事に板厚変えて、剛性上げて全く不満が無い車に変更されていました。こういうところもポルシェそっくりです。
スバルは、運転好きや、遊びでなく飛ばす人がたまたま乗ると、捕まってしまう魅力を持っています。私も、ここから再びマツダファンに戻るには、ハードルが高いなと思っています
(現行レガシィも良く出来てるけど、スバル自身も次の車づくりは大変だと思います、今の愛車の方が良いもの(笑))
Posted at 2012/12/16 01:13:29
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