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バンwith轟天号@TOKYOのブログ一覧

2014年11月09日 イイね!

RCカーの起源はスロットレーシング?

日本で本格的なRCカーが登場したのは70年代なのだが、当時は輸入品が大半で大人の高価な趣味だった。

そんなRCカー、基本レイアウトは実はスロットレーシングカーを参考にしていたと言っても過言じゃない。



スロットレーシングカーを知らない人がいると思うので説明すると、1/24スケールの車がコース側に設けられた溝(スロット)にガイドを引っ掛けた状態で走行する。

電源はコース側にあり、操縦者は巻線抵抗が内蔵されたコントローラーを操作して、スピードのみを操作する。

車はステアリング機能を持たないが、スロットに引っ掛けたガイドにより、コース上を走り回ることになる。

スロットカーは50年代にイギリスで発祥したとかで、それがアメリカを経由して日本に来たのは60年代だった。

当時はプラモデルのボディを載せるシャシーがほとんどだったが、どんどんエスカレートして軽量なポリカーボ製クリアボディが登場し、モーターのチューニング(手巻きローターとか)やタイヤのグリップを向上させるグリップ剤も登場した。

上の画像のシャシーはレース用に作られたもので、よく見るとピアノ線を曲げたものに真ちゅう板(銅かな?)をハンダ付けして作られているのがわかる。

この辺りは市販車の改造ではなく、自作に近いシャシーだったようだ。

このシャシーではリア周りがスイングするサスペンションを持たせており、このアイデアは現在の1/12やF1モデルなどのダイレクトドライブカーの元祖とも言える。

70年代から80年代にRCカーで活躍したトップドライバーは、スロットレーシングカーの経験者が多かったというし、シャシーのデザインもスロットレーシングカーの延長線上と思えるものも多かった。

オイラはスロットレーシングカーの経験はないが、一度だけ1/24スケールの速いクラスのレースを見たことがあり、ボディの形が全く見えないくらい速くて驚いた。

RCカーの先輩方にはスロットレーシングカーで活躍した人も居て、当時の話を聞くとトンでもないレベルでレースをしてたというから驚く。

プラモデルのボディでのクラスは、なんとボディ裏側にラッカーシンナーを塗って表面を溶かし、それを彫刻刀でそぎ落とし厚みを薄くして軽量化したとか、一番速い“スーパースロット”というクラスでは、なんとボディ側面に薄いポリカーボ板を立てて貼り付け、それが走行中に広がってウイングの効果を発揮してコースに吸い付いて異次元のスピードでコースを駆け抜けたそうだ。

さすがにスーパースロットの領域はRCカーには合わないと思うが、軽量化やコーナリング性能を追及したシャシーの改造&自作は80年代のRCカーとダブる要素だと思う。

スロットレーシングカーは現在も存在しており、より手軽な1/32スケールが主流。

しかし、今も根強いコアなファンは1/24スケールの異次元に速いスロットレーシングカーを楽しんでいるという。
Posted at 2014/11/09 22:35:13 | コメント(1) | RCカー | 日記

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何シテル?   04/17 10:21
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