ヤマハ(純正) 吸気系改造指南①(純正ｷｬﾌﾞﾚｰﾀｰ偏)  

【概要】
主に旧型の勁戦(5TYと4C6)のｷｬﾌﾞﾚﾀｰ車に向けた内容とする。
ﾎﾞｱ58.5㎜の155.6ccへのﾎﾞｱｱｯﾌﾟを施した車輌への展開となる。
唯一の例外としては、ﾎﾞｱ59㎜の158.2ccも同様に扱う事とする。

【お手軽改造ｽﾃｯﾌﾟ①】
ﾎﾞｱｱｯﾌﾟｷｯﾄは、鉄ｽﾘｰﾌﾞ仕様を推奨する。(ｵｲﾙ消費が悪くなるが、耐久性が高いので、ｵｲﾙ管理が出来ていれば、数万㎞も無問題である。)
排気量UPに伴うｷｬﾌﾞﾚﾀｰ仕様の変更を行うので、ｼﾘﾝﾀﾞｰﾍｯﾄﾞの排気側にあるAIS(ｴｱｲﾝﾀﾞｸｼｮﾝｼｽﾃﾑ)を総て撤去し、盲栓で塞いで置く。※2次ｴｱが絡むと、ｷｬﾌﾞﾚﾀｰｾｯﾃｨﾝｸﾞに悪影響を与える。

【お手軽改造ｽﾃｯﾌﾟ②】
ｲﾝﾃｰｸﾏﾆﾎｰﾙﾄﾞは、AIS撤去に伴い1箇所盲栓を施して置く事。ｴｱｸﾘｰﾅｰ側では、空気量を増やす必要性があるんで、ｴｱｸﾘﾌｨﾙﾀｰの通過面積の広い物と交換する。純正品でも問題無いが、ﾚｽﾎﾟﾝｽが若干鈍る。
肝心のｷｬﾌﾞﾚﾀｰは、先ずCVK24である事が前提。変更点は、主に2箇所でMJ交換のみで、5UAならMJを#108にするだけでOK。(5ML/5TYは、追加でSJを#38に交換する。)

【総評】
僅かな場所だけを改造するだけで、劇的な変化を遂げる。他には、馬力UPに関しての駆動系の見直しが必須であるが、敢えて割愛する。

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