小松製フォークリフト レオ(FG15C-16)の15年目のメンテナンス記録③
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
15年目のメンテナンス記録②に続いて③になります。
②で終了の予定が、以前から気になっていたフロントウインカーランプ、フロントポジションランプの不具合を修理実施しました。
施工するつもりはなかったのですが、やはり気になってしょうがなかったので、重い腰をあげました。
分かれば、なんて事はない修理作業ですが、原因特定するまで時間が掛かってしまいました(;^_^A
1週間の計5~6時間ぐらい掛かっちゃいました(;^_^A
不具合内容
1)ウインカースイッチ左をONすると、フロントポジションランプが常時点灯。フロントウイカーランプは点滅&点灯せず、リヤウインカーランプは常時点灯のみ。
2)ポジションランプスイッチをONした状態で、ウインカースイッチ左をONすると、フロント側ポジションランプとウインカーランプ点灯せず、リヤウインカーランプは常時点灯のみ、リヤポジションランプは常時点灯。
3)右側は正常ではあるが、ウインカー点滅間隔が不均等。
4)右側のテストを繰り返したら、左側同様に1)と2)の症状になった。
原因
1)サーキットテスタにて、各種配線の全ての組み合わせの導通点検、各種カプラーの点検、リレー単体での点検、電球単体での点灯点検、ウインカーレバーASSY接点点検した結果、原因はウインカーランプソケット部の漏電でした。
2)ウインカーリレーも完全に故障ではなく、不調でした。
実施作業
1)フロントウインカーランプ、フロントポジションランプの漏電箇所、2箇所修理
本当は、修理ではなくASSY交換が理想だとは思いますが、あまり予算を掛けたくないので、配線と半田ゴテでマイナス線を新たに増設して対応した。
2)各種リレー点検、各種ヒューズ点検、調子が悪いウインカーリレー交換
3)交換した新品ウインカーリレー端子と、既設配線端子とが逆向きである為、既設配線加工。
4)各種カプラー点検清掃
5)ウインカーレバー分解、接点の点検、清掃
6)脱着したパネル廻り清掃、キーシリンダー廻り清掃
アワメーター:7838.85h
交換部品及び使用した部品
1)LED対応ウインカーリレー2ピン(PCX125)1ケ
2)左右1本ずつマイナス線(0.75Sq)を増設
総括
1)漏電箇所の特定は、予想される箇所の配線全部との組合せ、並びにアースとの組合せの導通点検しないと原因特定に繋がらない。
2)導通点検時に頭で考えて混乱した場合は、ポンチ絵を書いてみる、配線を簡易的に増設してみるのも一つの手かもしれません。
3)構造的に、雨風の外的要因に影響されやすい重機系(フォーク・ユンボ)、運送車両(軽トラなど)は、乗用車よりも、上記不具合が発生しやすい傾向な気がします。
2
以下より、あくまで参考までとして頂き、施工時の一部の写真を、簡易的に紹介します。
原因判明に遠回りしたせいで、ここまで内装パネルをバラス破目に(;^_^A
簡単ですけど以外と面倒です(;^_^A
3
時間がなくて、コツコツ施工したので、雨の時に使うときは、チグタンオリジナル養生をして、使って頂きました。
4
ウインカーリレー2ピンは、内装ばらして、ヒューズボックスの奥にあります。
5
ウインカーリレー2ピン、既製品と社外品との比較。
社外品は、LED対応のウインカーリレー2ピン(PCX125)です。
たぶん2輪用の格安リレーです。
これが故障すると、ウインカーランプが点滅しません。
不調だと、点滅の間隔がおかしな事になります。
6
交換した新品ウインカーリレー端子が、既設配線端子と・・・逆向きだったのが判明(;^_^A
しょうがないので、既設配線を切断→配線を逆に半田ゴテで取り付け、熱収縮チューブにて防水処理実施。
7
ウインカーレバーASSY分解、接点部点検、ブーツは破けていますが、その他特に異常はありませんでした。
8
フロントウインカーランプ、フロントポジションランプの漏電箇所、左右1箇所ずつ修理しました。
写真の用に、配線と半田ゴテでマイナス線を新たに増設して対応しました。
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