日産(純正) ストロングセーブX Eスペシャル  

エステル配合の日産純正オイルです。

VQHRエンジン専用として開発されたので、これ以上のマッチングはないでしょう。

VQ37VHRエンジンは水素フリーのダイヤモンド・ライク・コーティング（DLC）がされているらしく、それにこのオイルが加わると、かなりの低フリクションになるそうです。
実際にエンジンが軽くなりました。


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日産のストロングセーブX Eスペシャルではエステル系FM剤となるGMO（グリセリンモノ オレート）が添加されているようです。
特許3555891号 日産のDLCコーティング部品採用のエンジンではこのオイルを利用するという前提で性能 を100％発揮する事となります。 具体的には既存のCrNコーティングのリフターと標準油の組み合わせと比較した場合、 2000rpm時でDLC＋標準油では26％、 DLC＋対応油（ストロングセーブXEスペシャル）では32％ほど動弁フリクショントルクを軽減されるそうです。 燃費の面ではDLCリフタのみで1％、対応油との併用で2％(カム以外での摩擦軽減を含む) となっておりDLC対応油の効果は無視できないものとなっています。

VQHR以外ではジューク ターボのMR16DDTエンジンもEスペシャルを指定しています。 ターボ車なので5W-30というのもあると思いますがVQHRエンジンと同様にDLCバルブリ フターを採用しているという点でEスペシャルが指定されているものと思われます。 日産ノートのS/CエンジンHR12DDRではリフターとピストンリング両方に水素フリーDLC コーティング処理を行なっているようですが、 指定油脂はEスペシャルではなくSNストロングセーブ・XもしくはSNエクストラセーブ・X となっており、 おそらくEスペシャルと同様に水素フリーDLCにも対応したFM剤処方になっているのでは ないかと思われます。

その他にR35GT-RのリフターやレクサスLFAのロッカーアームなど高性能スポーツカー、 最近ではアルトエコのピストンリングにもDLCがつかわれているようです。 ただR35はともかくその他のDLCが水素フリーかは不明です。LFAの場合はケイ素を含有し たDLC-Siが使われているようです。