クロコのブログ一覧

　こんにちは。

　今日はB6OCのオフミがSAB東雲であったのですが、残念ながら行けませんでした。

　3日前のこと、私の携帯が鳴りました。

　「あ～クロコ。今度の日曜日、あんた暇でしょ。朝10時に迎えに来て。それで、ベンツ以外の輸入車のお店、案内しなさい。」

　前置きなしに50も近い私に、こうした命令をしてくるのは、大学時代の先輩にして、現某大学の准教授、A女史です。

「あ～先輩、お久しぶりです。今度の日曜は～。」
「仕事じゃないわよねぇ。でなきゃいい歳こいて独身のあなたは別にすることもないでしょ。」
「（独身はそっちも同じじゃないか！大きなお世話じゃ；とは絶対口には出せず）あ、はぁ～」
「じゃあ、10時よ。遅れないようにね！」ガチャン！ツー・ツー・ツー

　この女史は、私の大学時代の自主ゼミの先輩。見た目はめちゃくちゃきれいで、いまでも30代で通るのですが、性格がめちゃくちゃきつい！1年生の時、3年生だった女史にゼミで徹底的にしごかれ、卒論をまとめるときは、院生で教授の実質的な助手だった彼女に我々後輩一同、さんざんにぶちのめされました。

　反面、地方の素封家のお嬢様でお金には不自由のない人で、女史といる限り、我々後輩は食事でもコンパでも一切自分の財布は出さなくてすむという人で、大学を卒業して4半世紀を経ても、絶対に頭の上がらない先輩であります。かくて私の本日の休日は撃墜と相成りました。

　予定より15分前には浦安の女史の豪華マンションの駐車場にお迎えにあがり、VW、BMW、ボルボなどをご案内。他人の目があるときは、上品な仮面を完璧にかぶりますから、中にはお世辞代わりに「こんな素敵な方のエスコート役はうらやましいです。」などとほざくセールスさんがいましたが、ほな喜んでかわりまっせ。

　クルマの方は、BMWの1シリクーペがお気に召したようですが、高名な川魚料理の店で特上のウナギをごちそうになりつつ話している内に、ボルボのS60の実車を見たい。最初本人が、あの馬鹿みたいな大口はいやといっていたのにアウディも見たいといろいろ言い出し、結局D回り第2弾が近々ありそうです。

　ちなみに、ベンツがいやなのはご実家がSクラスを歴代乗り継いでいるからだそうです。

　先輩を送って帰ってから気がついたんですが、後部座席に、ご苦労様と書いた紙と、久保田の万寿がおいてありました。やっぱ先輩にはかないません。