レンズリフォーマー

以前から気になっていたヘッドライトレンズの曇りですが、去年のゴールデンウイークに本気でバフ掛けしてバッチリになったものの、結局その状態は半年ほどで元に戻ってしまい、どうやら新品時には何らかのコーティングが施されているらしいということになりました。
そしてそのコーティング剤の情報がにゃんださんによってもたらされたのです。
しかしプロ用の塗料なので、量が多くて高いという大問題が…。
そこへにゃんださんから優しいお言葉。１台分程度の量を分けてもらえることになりました(≧▽≦)

でも結構段取りが大変。
まずヘッドライトAssy.をはずさないとお話になりません。去年もやったので、その辺はまぁスムーズに行きます。
まずウェザーストリップをマスキング。
そしてサンダーを使ってオリジナルのコーティングを剥がします。状況から考えて、オリジナルコーティングは残ってないと思われるのですが、念のためほぼ指示通りに#400→#600→#800→#1000と研磨していきます。

去年やったのと同じようにバフ掛けして、とりあえずビカビカに磨きます。旧コーティングがちゃんと取れてるのかやや不安ですが、確かめようもないので作業を進めます。
次にレンズ面を中性洗剤で洗います。その後脱脂するという指示なのですが、専用の脱脂剤がないので省略です。うっかりした溶剤を使うとポリカーボネートは溶けるらしいので、洗剤の脱脂力に期待。

磨いたレンズ面に、まず１液性のプライマーをスプレーします。コンプレッサーとスプレーガンが必要です。プライマーの乾燥時間は10～20分ほどなので、すぐ次の作業に移れます。
メインのクリアコーティングは2液性なので、主剤と硬化剤を混ぜます。ほんとならしっかり混ぜてからガンのカップに入れるべきなのでしょうが、手を抜いてカップの中で混ぜちゃいました。

塗料の粘度がスプレーするにはやや高いので、吹き肌がちょっとザラザラした感じです。
60℃で30分強制乾燥と指示されているのですが、これも設備がありません。時間を掛けて乾燥させるしかないので、ここで一晩置きます。

一晩置いた翌日は仕事が立て込んでて作業できませんでしたので、結果的に二晩置くことに…。おかげでしっかり溶剤が抜けたでしょう。
まず#1500のペーパーで水研します。ここは手研磨です。
そしてバフ掛け。研磨剤はメンツェルナワックスです。
いい感じの輝きに仕上がりました。

元通りに組み付けて完成。
レンズがツヤツヤだと、クルマ全体が新しく見えますね。
今度はどれくらい保ってくれるでしょう？塗料メーカーの説明では、新車時のコーティングと同等以上ということなので、5年くらいは光っててもらいたいもんです。