目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
車検の時期になりました。
我が家の元に来てからちょうど10年目の夏です。
今まで車検は知人の紹介等でお世話になっている2箇所の整備工場のいずれかを利用してましたが...
1箇所は自宅から結構離れていて持って行くのに手間がかかる💦
もう1箇所は輸入車の基本工賃が大幅アップww
どちらも専門店ではないので今回は試しに「地域トップクラスの信頼と実績」を謳っている整備工場に車検を依頼してみました。
写真は車を預けて久々に路線バスを利用したところ♪
結局
・見積り時点で車検不適合箇所が複数ある
・ウチでは修理出来ません
と言う訳で作業断られました(爆)
楽せずに自分でやりなさいってことですな( *´艸`)
2
車検見積りを依頼した整備工場で指摘された不適合箇所の大きな要因の1つが緩衝装置が変更されている点!
ミニはラバーコーンと呼ばれるゴム製の部品が緩衝装置に使われていますが当該車両はコイルスプリングに変更されています。
この変更点に関して構造変更するか元に戻さないと車検を通せませんと🥲
※地域差があって関東地区のようにコイル化は昔から構造変更不要と見解を持った陸運局もあります。
九州地区は構造変更が必要と聞いていたので...
だったら構造変更とやらをやったろうじゃないかと😆
販売店から強度検討書や諸元表に関連する資料を頂いて安全率など計算。
構造変更に必要な書類を一通り製作しました!
事前に書類審査が必要ですので画像の書類を窓口に提出した所
対応して頂いた検査官から
「1~2年前に改訂されて構造変更が不要になったけんいらんよー継続検査でそのまま持ってこんね」との事
そんな訳で九州地区(長崎運輸支局)もコイルスプリング交換後の構造変更は不要になったようです。
以前から構造変更しようと思って本腰を入れていたので拍子抜けしてしまいました。
ただ、申請する必要もないのがわかったし型式に「改」が付かないのでひとまず良かった♪
3
第一関門を突破したので整備作業を進めていきます。
不適合箇所 2つ目
ラックブーツ破れ
4年前に交換したステアリングラックブーツがボロボロ( ̄▽ ̄;)
英国製は耐久性がなさすぎます。
何度も交換したくないので国産品(大野ゴム)を購入して交換。
同時にタイロッドエンドも動きが悪かったのでこちらも新品に交換。
別件で
ロアアームについては
当該車両入手時から社外品の調整式が装着されていました。
こちらについては構造変更が必要ですので標準のロアアームを手配して入替しました。
※地域によって構造変更が必要でない所もあるようです。
足回りを作業したので
作業後にひとまずメジャーと目視で簡易的にトー調整を実施
アライメント調整は後ほど実施予定!
4
不適合個所 3つ目
ブレーキオイル漏れ
先日、ブレーキマスターシリンダーをオーバーホールしましたがやはり動きがおかしいww
オイルも少し漏れているようでしたので新品のマスターシリンダーを購入して交換しました。
不適合個所 4つ目
社外 サイドマーカー 車検NG
指摘はされませんでしたがサイドマーカーにはレンズ部の面積にも規定があり写真の物は面積が足りない為NG!
民間の整備工場では何も言われませんが持込検査の場合は恐らく指摘が入る為純正品に戻しました。
不適合個所 5つ目
フォグ、補助灯の固定方法
個人的には許容範囲と思ってましたが追加装着のグリル前4灯の固定が甘い為車検不適合と言われました。
確かに振動で少しブルブルなるけど正直どうなん?
と言った感じですが気にはなっていたので純正戻しをする事にしました。
が
純正のハーネスを加工して社外品に交換されていたので一旦摘出
後日固定方法を考えます。
不適合個所 6つ目
マフラー サイレンサーの固定方法
車検適合のマフラーを装着していて音量は静かですが住宅街だと気を遣うので追加インナーサイレンサーを付けています。
ボルト止めしてましたが脱着が出来る固定方法はNGの為リベットに変更しました。
5
本当は週明けにユーザー車検へ持って行こうと思ってたんですけど...
足回り作業後にアライメント取ってないし
トー角狂ってるからサイドスリップテスター載せたら数値振り切れそう(;^ω^)
ヘッドライトの光軸調整も特殊だし光軸が取れずに追加部品発生したらチーン😰
スケジュール的に1発で合格させないと車検が切れてまうので保険の意味合いも込めてテスター屋さんに行きました。
案の定
右ヘッドライトの光軸が基準値に入らず😢
それでもテスター屋さんのおっちゃん達が頑張って何とか基準値内に入れてくれました。
サイドスリップ(トー)調整も同時に依頼しましたが「輸入車はやってない」と言われ撃沈(´;ω;`)ウッ…
でも
ヘッドライトテスターで光軸調整をお願いする際
サイドスリップテスターの上を通過しましたが規定値を振り切った際になる「ピィ――」と言う音が鳴りませんでした!
以上の事から
トーはとりあえず規定値内に入ってるだろうと推測!
もし、ダメなら工具は準備していたので検査官に数値を聞いて現地で調整してやろう( ・´ー・`)
たまたま午後からのユーザー車検の枠に空きがあったので予約を変更して車検を受ける事にしました。
6
必要書類を揃えて
いつも通り車検レーンに並びます。
最初の灯火類検査でハザード点灯せず💦
慌ててハザードスイッチ叩いて無事復活(笑)
左右の窓を開閉するくるくるハンドルの動きをチェックされて
「ここも点検されるんだなぁ~」と思いながら見学。
車体番号やエンジン番号の位置も言わなくてもしっかり把握されていて流石検査官!
ホイールベースが短いからかコースの中に入ると検査官が測定前にマルチテスターの長さを調整してくれました。
心配していたサイドスリップは〇
ヘッドライトとスピードテスターも〇
イェ~イ(^○^)
でもブレーキ関係が×で「ええぇーーー(+_+)」
・車両重量が軽い
・タイヤの外形が小さい
更に20年前の硬化したタイヤが装着された純正アルミで挑んだ為
テスターのローラーにタイヤがスリップして制動力が伝わらないのであります(笑)
もう1回測定してくれると言うので
スリップしないように
フットブレーキは全力で踏んで
サイドブレーキは気合を入れて引いたら
〇
良かった~( *´艸`)
7
サイドスリップも現状のままでクリア!
更に光軸と制動力までクリアしたので受かる気満々だったけど...
下廻り検査で×
1発合格の夢が儚く散りましたww
下廻り検査の検査官に呼ばれて指摘内容を聞くと
「排気管から排気漏れしてるからダメ」
指摘されたジョイント箇所を手でかざしてみると僅かですが確かに少し漏れてました( ̄▽ ̄;)
改善するにはジャッキアップしないと難しい箇所!
流石に現地で作業するのは無理だったので一旦帰宅
ジャッキアップ後に確認すると5mm程排気管がずれていた為押し込んで角度を修正
そのままだとイマイチ改善したのが伝わらない為アルミテープを巻いて処置したパフォーマンス感を出して本固定
時間がないので突貫工事です(爆)
作業が終わったのが14時45分!
16時までに検査を受けないと追加費用と手間が掛かってしまいます。
下道使うと1時間弱掛かるので有料道路を使って検査レーンにダッシュで向かいました。
8
何とか時間内に間に合いました。
検査官からもOKと言われて無事合格のハンコを押して貰って検査終了😁
今回は少し大変だったけど全部自分で済ませることが出来て良かったです(^_^)/
掛かった費用
・自動車重量税 25.200円
・自賠責保険 20.010円
・自動車審査証紙代 1.700円
・自動車検査登録印紙代 400円
・ヘッドライト光軸調整 1.000円
法定費用合計 48.310円
部品
・ブレーキマスターシリンダー 19.500円
・タイロッドエンド 3.080円
・ラックブーツ 1.970円
・ロアアーム 1.5° 11.410円
・強化ロアアームブッシュ 1.750円
部品代合計 37.710円
※その他パーツはストックから
総合計 86.020円
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