2021年07月12日
★ALPINAの世界★
ALPINA B5 BITURBO LIMOUSINEを購入して数週間・・・
かなりのハイペースで走行距離がグングンと伸びておりまして色々と驚いていますが、今日はALPINAオーナーにならないとあまり目にしないものをご紹介してみたいと思います。
同様のものがB4 Cabrioにも入っておりますが、今回はせっかくですのでB5にてご紹介します。
ALPINAはただのチューナーではなく、認められた自動車メーカーですので、ベースとなるBMWの取扱説明書だけではなく、ALPINA社によるALPINA専用の取扱説明書が付いてきます。
それがこちらですね。
↓
A5サイズのオーナーズハンドブックです。
ページをめくると、はじめに
↓
ドイツのALPINA社の社長からオーナーへのメッセージが書かれています。
冒頭からオスカー・ワイルドの名前と彼の引用した文が書かれ、オーナーへブルカルト・ボーフェンジーペン社長から我々への気持ちを伝えています。
メッセージの書き方がいかにも海外の方ですね。
日本語に訳していただいていますが、個人的にはドイツ語か英語の文面も記載していただいた方が細かいニュアンスも伝わって良いかと思います。ALPINA車を購入して、ディーラーのセールスから引き渡しを受けたときに目を通しながらニヤニヤしてしまいます。
その後は目次のページや注意事項など、色々とあり、そこの紹介も面白そうなのですが、もしご興味のある方がいらっしゃれば、後日にさせていただき、ALPINA B5 BITURBOの慣らし運転の紹介について触れてみようと思います。
最近のクルマはBMWに限らず、セールスから『もう最近のクルマはサーキット走行するなどの特殊な場合を除いて、通常のご使用であれば慣らし運転は特に必要ありません』という言葉を聞くこともかなり増えてきましたが、BMWのMマシンやALPINAは、今でも慣らし運転が必要でALPINAのオーナーズハンドブックでは慣らし運転の方法を指定しております。
※慣らし運転は不要と言っても、もちろんタイヤやブレーキの当たり付けは必要で、その辺の注意はセールスも伝えているかと思います。
ALPINAのオーナーズハンドブックは先に述べたようにA5サイズなのですが、慣らし運転については2ページを割いており、そこからもALPINAのクルマへのこだわりが伝わってきます。
↓
慣らし運転については↑にもある通りなのですが、3段階に分けられており、
①新車納車時~走行距離500kmまで
②走行距離500km~1500km
③走行距離1500km以上
となっております。
細かい部分は上記の画像をご覧いただくとして、
①新車納車時~走行距離500kmまで
の時はエンジン回転数は3000回転まで、且つ、COMFORTモードのみ
②走行距離500km~1500km
の時はエンジン回転数は4000回転まで
③走行距離1500km以上
の時はエンジン回転数の制限はありませんが、それでも
『負荷とエンジン回転数を徐々に上げます』
との記載があり、丁寧に扱ってねという旨が記載されています。
慣らし運転だけでも、このこだわりようなので、
クルマに興味のあるオーナーさんでないと慣らし作業も
難しいかもしれませんね。
ちなみに私と嫁子は慣らし運転が苦手なので、新車購入時はお互いになかなかクルマに乗らない状態がしばらく続きます(笑)
嫁子も嫁子ですが、私もZ4のアクセルペダルを折った実績があるのでガツンと言えません。
慣らし運転の紹介の後はシフトや各種データなど、いろいろとあるのですが、技術データのページをご紹介してみようと思います。
よく『クルマが真っすぐ走らないなぁ』って感じた時やサスペンションなどの交換した時にアライメントを取り直すことをなさると思いますが、アライメントについてもALPINAはきちんとオーナーズハンドブックに記載して、ALPINAの足回りを楽しんでいただけるようにしています。
ここも2ページを割いて記載されています。
↑
ALPINAのアライメントデータは公開して良いものかどうかという問題があるので、ボカシを入れています。
ブレーキパッドのグレードとかブレーキの有効制動面積なども記載されているところが、またマニアックですね。
ディーラーの整備マニュアルにだけ記載しても良さそうな気もするんですけど。
ちなみに、ここのページでフロントシートの重さも書いてあり、オプションの内容によって前後するかと思うのですが、標準で1脚68kgとのことで、機能が満載のシートですし、高級サルーンですのでしっかりとした作りなので仕方がありませんが、20kg位軽かったらもっと素晴らしいクルマに仕上がっていたかと妄想・・・
また、数ページを飛ばして最後の方の部分に・・・
定期交換部品の紹介です。
↑
ブレーキフルードやスパークプラグなどの交換サイクルが指定されています。
実はここで!?と思った方は鋭い!
私も!?と思いまして、納車後すぐにALPINAの輸入総代理店であるニコルさんに確認をとりました。
ニコルさんから本国のテクニカルなどにも確認を取っていただいたところ、このページはやはり誤植があったそうです。
そりゃそうですよね。
スパークプラグをエンジンオイル交換2回に1回って・・・
エンジンオイルエレメントをオイル交換2回に1回って言うのなら、まだ分かるんですけどね。
V8エンジンでプラグ8本をそんなに頻繁に交換していたらね。
うちの家計は破滅です。
翻訳の際にミスがあったそうで、ニコルさんからもミスを指摘した私に感謝の言葉をいただきました。
大切な部分ですからね。
私もアルピナ2台持ちのオーナーとして少しお役に立てたようで嬉しかったです。
(と、同時に胸をなでおろしたのはココだけのツミヒ)
おとーと
ブログ一覧 |
ALPINA B5 LIMOUSINE | クルマ
Posted at
2021/07/12 04:44:35
タグ
今、あなたにおすすめ