オートリファイン / ARC ＡＲＣ　 カーボン・インタークーラー・エアガイド  

今（2011年12月現在）となっては、ＡＲＣ社自体が消滅して仕舞ったので、、絶版品と化してしまった『カーボン・インタークーラー・エアガイド（DRY CARBON）』。そんな逸品を、みん友さんのStitCHさんより譲って頂きました。確か10年弱前（2002年だったかな？）にリリースされたパーツなんで、今となっては然程珍しい物ではありませんネ。だけどお恥ずかしい話し何を隠そう、僕のカーライフ人生初の社外品ボディ・パーツだったりします。(*^_^*)

このパーツの事を少し説明しますと、既存（純正）のインタークーラー用エア・インテーク・ダクト（以降：I/Cダクト）に付加する事で、I/Cダクト開口部の投影面積を、凡そ２割程度の拡大を成し、ノーマル状態よりも、効率良くフレッシュ･エアをインタークーラーに取り込める（吸い込める）ようにする事を目的にしたパーツです。そしてソレを簡単に出来るように、既存の純正I/Cダクトに貼るだけで成り立つように成形されています。その為に純正I/Cダクトに貼るだけで上方向に約５㎜、前方向に約２０㎜、エアガイド部分が伸びる（拡がる）形になります。他社のビッグ・バルジ系には到底及びませんが、微々たるサイズ･アップとはいえ、純正とは違う感は、それなりに味わえると思われます。

僕の勝手な推測ですが、この「簡単装着＝貼るだけ」を実現する為に、ＡＲＣはこのインタークーラ・エアガイドに軽くて丈夫なカーボン素材を選んだのではと考えてます。周知の通り、このインタークーラー・エアガイドは、ドライ・カーボン製でホント軽くて丈夫に出来てます。調べてみたら、素材には綾織３Ｋという規格のプリプレグシートを使用し、それをオートクレープで３気圧掛けて焼成してるそうです。この製法は、レーシングカーなどに使われるカーボン･パーツ等と、ほぼ同じです。

今回の僕の場合は、純正I/Cダクトに着いた状態の物を譲り受けたので判らないのですが、他の方々のパーツレビューを拝見すると、フィッティングがバッチリな方と、難ありの方の両者いらっしゃるので、どうやら製品精度にバラつきが有ったようですネ。とりあえず僕のは浮いてる箇所とかを見受けないので、フィッティングは悪くない方の部類にの様です。

それで先のパーツ説明にも書きましたが、このインタークーラー・エアガイドはI/Cダクト開口部の投影面積を拡げて、インタークーラーの効率アップを促し、多少なりともパワーへの寄与を狙ったパーツと名目上は謳われてますが、皆さんも想像つく通り残念ながらその違いや恩恵は、先ず感じない・判らないと思います。基本的にはドレスアップ･パーツの類と捉えるのが、正解かと思います。但し、理屈的には合理性は少なからずも有ると思うので、高速道路の走行時やＦＳＷなどの国際コースでのサーキット走行時などでは、体感するような事は無いでしょうが、多少なりとも効率アップが有ると“思いたい”です！（笑

下（↓）の「関連整備手帳」の方に、ＡＲＣカーボン・インタークーラー・エアガイドと純正I/Cダクトの比較画像を載せてますので、良かったらそちらも参考にしてみて下さい。


※2012/06/26
ARC：I/Cエアガイド装着の先のメニューとしては、ダクトのALLｶｰﾎﾞﾝ化や本体：黒ダクト交換orダクト本体：黒色塗装などが有りますが、他人から見たら「勿体無い…」と言われそうな、ｶｰﾎﾞﾝI/Cｴｱｶﾞｲﾄﾞの“ボディ同色化”を敢行しちゃいました。詳しくは下記↓関連整備手帳をご参照下さい。（笑

※2024/02/17 取外し