
以前は、
「は、連休?ナニソレオイシイノ?」とふてくされていた私でしたが、6月に転職したトコが所謂暦通りの休暇がありまして、必然的にカレンダーのとおり休めることになりました。
なんと8年ぶりの3連休です。(笑)
そしてこれから(当面)連休休めます!(^o^)
この話を知人にすると、まあだいたい感心されます&哀れみの目で見られていましたが、最後にはようやく勝ち取った連休を堪能してね!胆嚢も喜んでいるよ!と労いのお言葉を頂けるのが最近の日常生活のワンシーンとなっています。
というわけでおとといの月曜日、3連休の最終日ですが以前にも行った兵庫県の日本海側へお出掛けしてきました。で、また知人から言われるんですが、
「3連休の最終日によく出掛けようと思うね。疲れるやん?」と、初日とかに絡めて出掛けりゃいいのに的なご意見を頂戴します。
いやいや、全然無問題です。個人的感覚で言えば、例え最終日であろうが翌日から週末まで4日働きゃいいんでしょ?1日働かなくてもいいんなら儲けもんですやん、という感覚なので。(笑) この8年でそういうカラダになってしまってるもので。(笑)
さてさて、余談は横に置いといて。
とりあえず今回の訪問先は今年の4月頃に行った場所と被ってるところも多いですが、蕎麦風味探訪隊長の私としては、以前行った蕎麦店の近くの蕎麦店がどうしても気になっていたのと、どうしても確かめたいことがあったので、いてもたってもいられず…
はい、行ってきました。
①床瀬そば
http://www.tokosesoba.com/
https://goo.gl/maps/bMSJUHwn8RE2

以前に行った
「谷間そば」の近くというか、同じ界隈にあるお店です。この界隈とは言いますと、兵庫県豊岡市竹野町の山奥にある「椒(はじかみ)」地域のことを指します。この界隈では村興し的に蕎麦店が数軒ひしめき合っています。

まあこんな感じです。
で、以前から不思議に思っていたんですが、この界隈では今回訪問した「床瀬そば」さんが圧倒的な一人勝ちの状態で、休日ともなるとこのお店だけが大繁盛しているような状態です。
何か特別な理由でもあるのか?
ソバラーの私としては確かめずにはいられません。なので今回訪問してきた次第です。
このお店の開店時間は10:30です。
私は10:35頃に到着しました。が、
既に前に3組店内にいます。こんな山奥の蕎麦屋に朝の10:30から既に3組も先客がいるとわ… この方々もソバラー!?
…には見えない、かしら。
どう見てもデートの道中のカップルやらケバ目の成金風奥様みたいな感じのイメージの方々です。
まあいいや、注文しよ注文!
Let's order!!
I must eat buckwheat noodles!!

というわけで2回目のこの界隈のお蕎麦です。オプションで前回とほぼ同様に松葉肉と椎茸、今回はヤマメの塩焼きも注文してみました。
前回の谷間そばと同じく、というかこの「椒」エリアの蕎麦は、全て地元産の蕎麦を自然薯で繋いだ蕎麦切りです。
そして比較対象を「谷間そば」の蕎麦に設定し、比較と分析をしてみました。
(以下、暫くの間マニアックに語っていますので、お急ぎの方はスルーしてください。)
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<<蕎麦切り>>
以前食べた谷間そばの蕎麦切りと比べて見た目は何も変わりません。食感や風味の出し方については然程変わりなく両者均衡した感じですが、産地が同じで、かつ時期も然程変わらないのであれば、単純に蕎麦の打ち手の技量の差、蕎麦を提供する店としての技量の差が「味の差」であると思いますが、蕎麦切り自体は見た目と同じく両店比較してあまり変わりはなかったです。強いて言えば、このお店の蕎麦切りのほうが若干温度が低かったので、引き締まった感があったのは確かです。かたや谷間そばの蕎麦切りは、比較的に自然薯配合量が多いのか、蕎麦の風味と自然薯の風味が相まり、かつ喉越しについては谷間そばの方が優秀かと思われます。
<<蕎麦つゆ>>
このお店の蕎麦つゆは鰹風味際立つ正統派、且つほんの少しですが甘めに振られた味わいの蕎麦つゆでした。関西の王道の蕎麦つゆの味わいと言っても過言ではないですね。以前行った谷間そばの蕎麦つゆはガッツリとイリコ風味が前に出た、個性的・特徴的な蕎麦つゆの印象が強く残り、こと蕎麦つゆについては谷間そばの方が満足度は高いと言えます。
<<その他>>
鶏の松葉肉、焼き野菜の椎茸については正直どっちがどうか等、その差がよくわかりません。両者ともナイスです。今回は長葱が味わえませんでしたが、代わりにヤマメの塩焼きを食べることができました。サブメニューとしては両店とも概ね同じであり、両店とも充分満足できるものであったと感じます。
<<分析の結果・まとめ>>
というわけで総合的に謎解きをしてみると、両店ともほぼ変わらないものでありつつ、どちらかと言えば前回行った谷間そばの方に軍配を上げたい(個人的感想です)と思えますが、とにかくこの「床瀬そば」は人の往来が激しい。開店時間が10:30であるにもかかわらず開店時間から私を入れて3組。その後続々と何グループか来訪し、11:30頃にはほぼ満席。そして退店してから周囲の店の混み具合を見てみると(全て道沿いにお店がありますので)、どの店も概ねガラガラ。何か不自然なものを感じましたね。で、このお店の人気の秘密は、恐らくですが口コミサイトあたりで「床瀬そば」の料理は最高!だとか美味しい!等の口コミが流布されていたのでしょうか。でないと、この偏りっぷりは不自然に思えます。
だとしたら…
個人的にはそれでいいですけど。個人的に特に関心の薄い店が口コミ評価で混雑してる横でお気に入りの店が空いているのは有り難い話なので。
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はい、マニアックな語り終了です。
独断と偏見に満ちた評価でしたが、このお店は充分にナイスな蕎麦店と言って過言ではありません。というかこの界隈、きっとどの店もいい感じの蕎麦店であることは概ね間違いないのでしょう。
講釈はそこそこに、蕎麦&山の幸を充分に堪能させて頂いたいので、次参りましょう次。
②餘部鉄橋「空の駅」
http://www.town.mikata-kami.lg.jp/www/contents/1366982812416/
https://goo.gl/maps/qXYgPo5w5aR2
前回訪問時、地上にある道の駅「あまるべ」だけ訪問してたんで、今回は頑張ってプチプチプチプチ登山でこの場所にやってきました。

道の駅の裏側の細い路地から、空の駅を目指します。

約10分程登っていくと、このような光景が目に入ってきます。
ちなみにこちら側は展望エリアになっていますが、線路反対側には「写真撮影エリア」があり、そこからだとトンネルから抜け出てきた列車が橋梁の上を走行していく写真が撮れます。
今回、展望エリアから見える日本海側の光景の写真を撮っていませんが、なかなかいい雰囲気でよかったですよ。そしてこの場所で起こった過去の大惨事を思い起こして感慨深くなったり、冬期の厳しい自然の情景を思い浮かべながらしんみりしたり…
は~
なんかジジイになってきましたわ私。(笑)
気だけは30代中盤ぐらいだと言うのに。
ちょっとジジイ化してる自分から逃避するため、地上にある道の駅へ向かいました。で、おれは若いんだ、まだまだ若いものに負けちゃおれんわ!ということで、

「ニギスバーガー」食ったった。(笑)
ちなみにニギスとは、別名「沖ギス」とも呼ばれるキスの仲間?の魚で、この魚をすり身にしたものをフライにしてハンバーガーにした、って感じです。
フライの食感は、まあ想像して頂けると、さつま揚げをちょっとソフト化したような感じでした。で、このフライと共にトマトピューレとレモン風味を加味し、レタスにマヨネーズがついてました。リストランテ風に言うなら、
「すり身にしたニギスのフリット・イタリアン風味~マヨネーズを添えて~」
みたいな感じですかね。(笑)
いやいや、なかなか美味かったですよ。なんか新しい発見をしたようでいい気分になれました。
それと、ちょっと若ぶれましたかねこのジジイ(笑)
…さて。
次行きましょう。
次行く、と言っても実はすぐ近くなんですが、実はかなりの美味しいスポットかつマイナーなスポットのようで…
③JR山陰本線「鎧駅」
https://goo.gl/maps/kmgd33GZRpv

先程の餘部駅から東へクルマで5分くらいの場所にあります。

この駅はむじんくんで、当然ぽっぽやさんもいなければ地元住民の方々さえ姿が見えません。(主な集落はこの駅の眼下にあります)
そうです、まさしく穴場ですここ。
で、穴場というにはそれなりの理由があるでしょ?
ということなんですが、これについては個人的主観の世界なので何とも言えませんが、なにせ情景が心に響く場所なんですねここ。

トンネルの向こうは、餘部橋梁~餘部駅です。
線路とトンネルが醸し出す田舎の情景、周辺の建物のレトロ感覚など、まあちょっとした歴史景観保存地区みたいな感じです。もちろん個人的主観で言ってます。
ちなみにこの駅、NHKの連ドラ「ふたりっ子」のロケ地としても使われていたそうです。連ドラはおろかテレビをあまり見ない私にとっては全くピンときませんが、なんせそういう場所だそうです。

そして駅の眼下には鎧漁港と小さな漁港の雰囲気が伝わる光景が目に飛び込んできます。
なんかいいっすね~ココ。
心に染み入ってきます。
やっぱりジジイな…
でもいいものは

いーんです!
いつでも心に素直なままでいたいものです。
ビリー・ジョエルもそう言ってます。
で、この場所がじんわり気に入ったことと、うまい具合にベンチなんかもあったりで居座って、しばらくここでボーっとしたりスマホいじったり色んな回想したりエロい妄想したりしてました。気がつけば2時間ぐらい経過しててびっくりした。(笑)
ちなみにエロい妄想の比率は70%を占めます。
んん~、ボチボチ帰ろっかな。
帰り渋滞してたらイヤやしぃ~。
ということで16時ぐらいにこの地を去り、帰宅方向へ。
しかしホントにいい場所だった。すっごい場所のオーラ感じましたね。
帰りは、というか行きもそうでしたが、3連休の最終日に小さな小粒のコーラックじゃない行楽に行く人は少ないようで、幸楽でメシでも食いに行って泉ピン子に会いに行くかという人も少ないようです。
驚いたのが、通常の土日よりも道は混雑していなかったでした。ある程度覚悟していたものの、180度反対で拍子抜けです。皆さん最終日はゆっくり過ごされてるんですね。
逆に、最終日には儲けもんが多いということもわかりました。冒頭にお伝えしましたが、個人的には最終日の外出にあまり抵抗感はありません。今後、3つ以上の連休がある場合は、こういった行動をとっていきたいと思いました。
で、夕食にいい時間にもなってきましたんで、帰りの中国道のPAに寄ってみました。
赤松PA(上り)
https://goo.gl/maps/HH9htFvyH7s


写真は、赤松PA内のスナックブースです。
実はこのスナックブースには神戸市北区にある
「一孝庵」さんという蕎麦店の監修の手打蕎麦が食べれるんですね~。そうです、ここで蕎麦を打ってるんです。
昼間もたらふく蕎麦食べたのに、夕食も蕎麦食うんかいっ!
という声など、

聞こえぬわ!
しかし、
券売機で蕎麦の券を買いますが…
売り切れでした。(笑)
蕎麦の券にちなんで、今の気持ちを北斗の拳で言うと、

やられました。
こんな場所で食べれる、一風変わった蕎麦で興味津々だったのに…
というわけで、残念ながら諦めないといけません。
代わりに何故かカレーライスを食べるという、この自分の節操のなさ感が案外好きです。(笑)
帰宅は20時前ぐらいでしたかね?
途中でご飯食べてゆっくり帰って、程よくいい時間です。
この日は帰宅して風呂入って、ビール飲んで寝ました。明日からの仕事に備えつつ…
そしてまた冒頭の話題に戻りますが、本当に久々の3連休でテンション上がりまくりでした。普段から暦通り以上の休みがある方々にとっては「は?」みたいな感じでしょうけど、私にとっては本当に嬉しい出来事なんです。やっぱりなるべく仕事したくないし休みたいし遊びたいし。(笑)

ちなみに鎧港で海を見つめる黒坊主Ⅱ。
楽しかった~
また連休遊びまくってやるので

R。