
今回の連休、私は22日土曜日は半ドンで23日の日曜、24日の月曜の2連休。
土曜日は、仕事で乗るトラクターヘッドのちょっとした色褪、錆で気になるところを塗装。
時間の関係で左側だけです。
塗装してない右側 今回作業した左側は塗装前は右よりも酷い状態でした。
スプレー缶塗料なので、仕上がりは大したことありませんが、少しキレイになりました。
フェンダー脱着した写真は作業優先で撮ってません。
作業終了後に撮影したのですが、遠目には、左右差はあまり判りませんね。
リアタイヤのフェンダーを取り外したので、マスキングは簡単にすませましたが意外と時間がかかりました。
塗料が乾くの待ったり、なんだかんだで3時間くらいかな。
スプレー塗装、とても楽しいひと時でした。
帰宅して、少しのんびりした後、ファミリアの気になる騒音について色々考えました。
騒音の特徴としては、タイヤの回転数というか速度に比例して音が変かする感じです。
最初はタイヤのゴムが硬化して、騒音の原因になっているのか?とも考えましたが、それにしても前方のみからしか聞こえてきません。
しかも、どちらかというと、右前方から出ている感じ。
でも、左前方、真ん中からも聞こえるような。どこから音がするのか、さっぱりわかりません。
音は反射したり、ボディで共鳴したりで、音源から聞こえてくるとは限りませんよね。
で、その音はなんとなく唸り音みたいな。わりと低周波っぽい音で、でも、それほど大きな音ではありませんが。気になる音です。
最初になんとなく感じ始めたのは、9月ごろから。音はそれ以前から出ていたかもです。
タイヤのゴムが硬化して、ロードノイズがうるさくなってきたな・・・程度に感じるくらいの音でした。
その後、音が徐々に大きくなってきた感じ。
それが顕著になってきたのは、11月初めの連休の長距離ドライブですね。
走行中ずっとですから、とても気になってましたが、出発して間もなくメータ照明の球切れで音の事はあまり気にならなくなってました。
が、音が徐々に大きくなりつつあるのは事実でした。
音の感じからは、今すぐ壊れて走行できなくなるような雰囲気は全く感じません。
でも。
放置は恐ろしいので、原因となりそうな場所を予想してみました。
1,フロントハブベアリングの寿命。
2,オートマ内部のなんらかの異常。
3,ドライブシャフトからの異音。
エンジン補器類はなさそう。(音の変化がエンジン回転数に比例しない)
複合的な異常もあり得ます。 それぞれの組み合わせ、全てもありかも。
とりあえず短時間で出来そうな事を考えてみました。
そういえば、ATFの量はずっとゲージのFをはるかに超える量が入っているのは確かでした。
この際、標準的なゲージの適正量に調整してみようかと。
で、こちらのサクションポンプで抜いてみました。
ゲージ適正量になるまで少量ずつ抜いて、これだけ抜いた状態でゲージのF(アイドリング状態で)になりました。
ゲージを撮影してみましたが、上手く写りませんね。

抜いた後、50キロほどテスト走行(という名目でちょっとした夜景ドライブ)してみました。
最初はなんとなく静かになったというか、異音が消えたような錯覚しましたが、プラシーボでした。
しばらく定速走行していると、やはり音してます。
若干静かになったのはオートマの騒音が少し減ったからなのかもしれません。
やはり、フルードが多すぎるだけでも少し音がうるさくなるのかな。
で、そうなると、フロントハブベアリングが怪しい?
でフロントベアリング交換は大変な作業と考えられます。
確かに、作業工程としては、ハブベアリングはナックルに圧着されているので、プレス機でハブを取外し、ベアリング固定Cリングを取外し、プレス機で取り外す事になります。
取り付けは逆の手順で。
プレス機で作業となると、車体からナックルを取り外す事になります。
さあ、大変となりそうですが、私はそれほどとは感じません。多分楽しい作業だろうなと。
それより困った事は、私は油圧プレス機を所持してません。
でも、予備のナックル(中古部品)は3セット所持してます。
ナックルを交換すれば、ベアリング交換(中古にですが)したのと同じ効果です。
ということで、翌日(11月23日)にナックル交換することにしました。
私の過去に経験から、片方のナックル交換に1時間~2時間の所要時間を予定してました。左右なので4時間、途中なんらかのトラブルで伸びても5~6時間もあれば大丈夫と考えてました。
翌日の作業日に倉庫の奥から部品を発掘してくるのは非効率と考え、11月22日中に倉庫の中を整理整頓しながら発掘して揃えました。
23日は作業初めは順調で、予定通りに終われそうに思って居たのですが、そうは行きませんね。
ガレージに着いたのは3時半頃で作業開始したのは4時半ごろから。
常に車両整備している工場じゃない趣味のガレージですから、色々準備に時間がかかります。
まずは交換用のパーツ
今回、ナックルは2セット準備しました。
もう1セットは今回は使わないだろうと出してません。
ついでにドライブシャフトも準備。
現在車両についているドライブシャフトは昨年11月に交換した中古。
取り付け時にスプラインに問題があったのか、するっとは付かなかった。
ナットを締めつけて頭を引っ張り出さないと定位置にならないくらいなので、ハブに無理な力がかかっていないか心配でした。
左アウターに損傷があるのか右折時に左から異音がします。
少々きつく取り付けてハブが変形(外側に拡がってハブインナーレースを押したりしないだろうかと心配)したりしてハブベアリングに影響?
ないとは思いますが、なんとも言えないので、問題のない部品に交換です。
ナックル裸のパーツと、マニュアル仕様ソリッドブレーキディスクが付いたナックル。
裸のナックルは以前取り付けた事があるので、迷わすこちらを使う予定で作業開始です。
ドライブシャフト交換は作業慣れしているので1時間程しかかかりませんが、ナックル交換となると、取り外すよりも取り付けるのに時間がかかります。
ロアアーム先端のボールジョイントとの接合、取り外し、取り付けに苦労する場合があるんです。
何度も作業しているので、大変さが手に取るように判るんです。
作業前から、多分簡単ではないだろうと予想はしてました。
で、どうだったかと言えば。
私の確認不足で、ナックル交換を2回やり直し(3回やった)。
結局はブレーキ一式付いたナックル(ブレーキは車体のを使うので、取り外します)を取り付ける事になった。
で、作業終了したのは翌朝の3時過ぎ。12時間近くかかった事になります。
なにやってるんだか。
途中の写真は少ないですが、少々。
この頃は順調に思えてたのですが
ドライブシャフトの比較 見た目ではわかりませんね。
上が取り外した中古品、下が昔から使っているリビルトを何度もブーツ交換したもの(最初に車体に付いていたモノでは無いです、リビルト購入時に下取りに出して存在しません)。
最初の交換で予備ナックルを車体に取付け。
ここまでは良かったのですが。
右は無事に終わったかのよう・・・・・
続いて左に・・・
下が取り外したシャフト、上は昔から使っているリビルトをブーツ交換したもの
左も完成して終わる筈だった・・・・
が、しかし。事は簡単に終わらないのですよね。
タイヤを接地した時に、ガタンと音がしてタイヤがズレ動いたんです。
えええええええ、全てのボルトナットはトルクレンチで確認して締め付けてます。
何が外れた????
降ろしたジャッキをまたすぐに上昇させ、タイヤを取外し状態を確認します。
なんと、鬼門であったロアジョイントが、しっかり取り付けてボルトナットしっかり締め付けたのに、外れてます。
最初は私が接合した後、その後ロアアームが落下しない状態にせず、未確認でボルトを締めてました。普通しっかり接合すれば、そんな必要はありません。
だから、多分、私の確認不足で外れた状態でボルトを締めたのだと思いました。
なにミスってるんだ?と自分に言い聞かせ、ロアアームを接合し直す作業に。
ボルト締めすぎているので、そのままではボールジョイントの頭が穴に入りません。
車体から取り外して(またあの面倒な作業が・・・)、単体にして穴を広げる作業を。
その時は、まだ違和感に気付いてませんでした。
で、再び車体に取付け。今度は慎重に。
で、接合を確認しながら、今回はロアアームが落ちないようにしながらボルトを締めました。これで安心。
全てのボルトの締め付けをし、確認をし。タイヤを取り付け、ジャッキを下ろしました。もう安心。
今度は動かない。当たり前だけど、やっと終わったと感じました。
で、再び右を確認しにいくと、何か変。
なんと、タイヤずれてるじゃないですか。
右もロアジョイント、外れてたんですね。
右も左と同じようにまた取り外し、ジョイント部を注意しながら取り付けました。
で、右はというと、左のようには行きません。
何度取り付けても、ガタンと外れるのです。
ボルトの締め具合の問題ではありません。
またナックル単体にして、ロアジョイントの穴を確認してみます。
ロアジョイントはロアアームから切り離せるので、車体のロアアームから取り外しました。
今回取り付けたナックルの穴は、ジョイントの頭のシャフトに対して大きいのが初めて判りました。
で、取り外したナックル(元々車体に付いていた)は丁度いい穴の大きさ。
穴のサイズが違うんですね。
でも、この取り付けようとしたナックルは十数年前に一度車体にとりつけてるんです。
でも、その時はジョイントとの穴が違わなかった?、どういう事?。
このナックルは、サスペンション、ブレーキ、ロアジョイントが一体になった状態で購入してたんです。
多分、その時は気付かなかったのですが(ジョイント付いたままなので)、ジョイントの頭のシャフトの径が今付いているジョイントとは違ったのでしょうね。
そのジョイント、ベースの板の厚みが厚かった記憶があります。今付いているのは薄くて華奢。
その時は違いに気付かなかったようですね。
で、それ以外によく観察すると違いがあるんです。
ブレーキのダストカバーの形状が違うんですね。
これでは、どう考えても同じモノとは言い難い。
でも、以前取り付けた時に問題なく取り付け出来て、走行フィールに違いは無かった気がするんです。不思議な部品です。
これはこのまま使えないので、使えるブレーキ一式付いた状態のナックルを使う事に作業変更です。
この事に気が付いたのはなんと、夜の10時半頃。
なにやってるんだか。
ちなみに、取り外した右ナックルのハブを手で回すと、ゴロゴロ音がしました。
左はちょっとだけゆるゆる(他のハブと比べて、もちろんガタは無い)で、音はまだしない。
やはり、異音の原因はハブベアリングの劣化だったようです。
また一からやり直しです。
気温がどんどん下がり、トイレに行きたくなったので、一旦撤収して、トイレ休憩。
また作業やり直し、で開始。
この後は写真は一切なし。撮影の為に中断するのが勿体ない。(カメラ準備したり手を洗ったり、撮影準備で意外とロスタイムが多い)
ロアジョイント固定のボルトナットのネジ山修正やら、タイヤを取り付けるハブボルトのネジ山修正やらで、色々ロスタイムがかさみ、作業場の掃除、工具などの撤収が終わったのは夜中の3時過ぎ。
何とか終わって良かった。
で、撤収後、テスト走行で、異音が消えました。
無事解決して、良かった。
さすがに今回の作業は疲れました。
明日は早朝出勤で、予定表もそこそこ厚い。
しっかり身体を休めてます。