
先週カート
昨日はバイクでツーリング
なんかモータースポーツ好きみたいでヤダ
ヤァ! ワシ
ホラー映画とかでよく
「最恐!」
とか言う触れ込みで公開されたら
全然大した事ないとかって叩かれるケースがある。
前の何ちゃらの方が怖い とか
コレは○○の模倣だ! とかな。
つーか、メェニアがそれを議論したら
比較対象が沢山あるから
そりゃ色々言いたいことも出るだろう。
そして、マニア層発言の一番の問題は
その「カテゴリにおける感覚の麻痺」である。
ホラーメェニアなんかはその顕著な例であり、
「恐さ」と言うのを追い求めるうちに
その感覚が「麻痺」してしまい、
一般的な「恐さ」に対して免疫が出来てしまう。
で、自分はもっと恐がりたい!もっと!もっと!
と要求がエスカレートしてしまう訳。
しかし、そういう状況をベースに論旨展開しても、
一般層がそれを見た場合、
その比較論は有効な論証となりうるのか?
答えは 否 である。
また、10代~20代後半の原体験というのは強烈な印象を放つ。
多感な時期に本人のストライクにズバン!とキタ時の衝撃は
いつまで経っても色褪せないものである。
但し、注意しなければならないのは、
結構な確立で「インパクト」のみが印象に残ってる場合が多々ある事な。
んで、己も結構大人になって冷静に物事を見れるようになると、
当時のインパクトを越える衝撃を得られる事など
非常に少なくなってしまう訳だな。
それだけ、若い頃の体験と言うのは個人にとって
重要且つ、重いものなのだろう。
と、前フリが長くなったが、
今回のアルバムである。
ワシの心の中のメタリカは
ゴリゴリの当時のまんまであり、
怒りに満ち溢れたメタリカなのですよ。
と、言う前提で聴くと、
なんか、メタリカも大人になっちゃったなぁ~~
と言う感じなのです。
サウンド的には確かにメタリカしてるのだが、
リズムの速さとか、楽曲構成とか、ジェームスの煽りとか
そういう「メタリカ的」かどうかが議論じゃなくて、
今回はある意味メタリカ的でありつつも、
内部から出てくる情念つーか、パウアがあまり感じないのです。
ジェームスなんて歌うまなっとるやんwwwwwww
ちゃんと歌ってどないすんねんwwwwwwwww
それだと、ワシ的には
色んな葛藤が入り混じってごっちゃになって
自分たちで収集つかなくなったような前作の「St.Anger」の方が
全然メタリカっぽいのである。
扇情的な歌詞であっても、いかにもっぽいサウンドであっても、
それがメタリカですよ
と言うのはちょっと違う。
ワシの中のメタリカはもっと、
やりどころのない情念や怒りに満ち、
そのパウアをどう発散していいのか?
自分達でも制御できない危うさを持ちながら
オーディエンスに叩きつけていくイメージなので、
こう、内から湧き出る何か
が感じられないとダメなのである。
と、なる。
しかし、名盤である「ブラックアルバム」が発売されたのは
1991年 ―もう17年も前のアルバムである。
そして、メンバーは40歳を過ぎたオッサンなのである。
と言う前提で書くと、
大人になったメタリカが
メタリカとして存在していくなかで、
一番おおきいであろう体力的問題や、メンタル面の成熟を
うまく折り合いをつけて、今の自分たちはこんな感じでやっていきますよ
と意思表示したようなアルバム。
そういう意味ではジェームスは歌上手なってるし、
メタリカ的サウンドをきっちりと押さえて作られている
衰えてもメタリカはメタリカである。
と、なる。
どっちの意見が本心かはアレだけれども、
若かりし頃のインパクトと言うのは
この年になるとなかなか体験するのは難しいんだろうなぁと言うのと、
感覚の「麻痺」って恐ろしいなぁ
と、考えさせられるアルバムであった。
つーか、そういう意味では
ワシ、↓の曲が今オキニと言うことは今も若い頃の感性を忘れていない
純粋BOY
なのです。
ワシって可愛いwwwwww
Posted at 2008/09/21 17:27:50 | |
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音楽 | 日記