
いい加減書いておかないと忘れそうなので、群馬買い物ドライブを書いておこうと思うたまやんです。
3連休の前日の10月5日に有給休暇を取って1年に1回の家族(といっても二人だけど)旅行に行ってきました。
基本的に観光というよりも道の駅や物産店なんかをはしごしての買い物がメインなのがうちのスタイル、俗に言う”花より団子”です(笑)
しかし・・・今年も
雨模様
一昨年も去年も雨で、ついに3年連続雨・・・
台風24号の影響で雨が降ったり止んだり、群馬は1日曇りな予報だったけど・・・
もう数日前から諦めムード、もうなにも期待せず八王子から高速道路を使って一気に伊香保まで、平日なのでまったく渋滞無しです。

群馬舞茸センターに到着。
きのこ好きのたまやん家はきのこと見たら立ち寄るのが多いですw
事前にHPで調べていたのですが、色々な種類のきのこがあるような事が書いてあったが、実際は舞茸のみ?しかもべらぼうに高いです。
うちらは近場に檜原まいたけという香りが強くて美味しく、それでいてお値段も手ごろなものがあるので、正直ここで買う気にはなれませんでした。
普段スーパーに並んでる舞茸しか知らない人にとっては良い店なんだろうけど。

先ほどの舞茸センターの近くにある伊香保おもちゃと人形 自動車博物館にやってきました。
車好きなら一度は尋ねてみたい場所ですよね、でも年寄りにも喜ばれるミュージアムでもあります。

昭和30年代のレトロさを醸し出すエリアでは、母がかなり食いついてました。
同時にスタンプラリーも行っていて、スタンプを探しながらというのも楽しいです。

やはりコレが目当てですよね!
86の車内のドリンクホルダーに紙コップが置かれていたのを発見したときは思わず笑ってしまいましたw

他にも古い車が所狭しと展示されていて、驚いたのはどれもこれもがピカピカな事。
たいていは展示といっても放置が多くて埃を被っていたりするものだが、この博物館はどれもこれも誇りひとつ無い。
毎日拭き上げているのかな?とにかく維持の徹底具合が素晴らしいです。

名車中の名車の2000GTや・・・

多分実車を見るのは初めてかもしれないコスモスポーツ、他にもケンメリやハコスカ等、凄いの一言に尽きます。

そしてお約束、N-ONE乗りとしては撮らずにはいられないN360もw
ミニのエリアもあったけど、そこだけは撮影禁止でした。

外のエリアには3丁目の夕日に使われたセットが展示してあったりで、本当に見ていて飽きない博物館です。

この博物館だけで1時間半は滞在していたでしょう、平日だけあって客も少なめでゆっくりと見て回ることができました。
この後は沼田にあるなめこセンターに寄ったり、道の駅に寄ったりしてからとりあえず谷川岳ロープウェイに向かいますが、受付で天気を聞くと上は完全に雲の中だったので今日は諦めて近くに予約していたホテルにチェックインして往路は終了。

翌日、起きて景色を見ると山の中腹から上はガスっています・・・これは期待できないなーともう諦め入りながら朝食を食べてチェックアウトします。

だが、外に出ると一転して雲が無くなってきて晴れ間が!

期待を胸に再度谷川岳ロープウェイを目指します!この後何が起きるかも知らずに・・・

午前9時頃は駐車場もガラガラ、この日が連休初日になるのだが少数の登山客が居る位で観光客が来るにはまだ早いようです。
という事は、上にも人は少ないということでしょう!期待が持てます!

客が少ないだけあってロープウェイのゴンドラには私と母だけの完全貸切状態!

ロープウェイが出てすぐはまだ紅葉は無い様子、何気なく写したこの場所・・・
この時はまだあんな事になるとは思わなかった・・・

10分ほどで天神平駅(1,319m)に到着!
ここまでくると紅葉が始まっていてとても綺麗です♪
ここから更にリフトに乗って頂上へ・・・

流石にここまで来るとすっかり色づいた葉が黄色く染まっていました。

天神峠駅(1,502m)に到着!
残念ながら、滞在中は谷川岳山頂付近はずっと雲で隠れていました。

暫く景色を眺めたりして過ごしていましたが、一の倉沢にも足を伸ばしたかったので名残惜しいけど下る事にします。

途中、くまのぬいぐるみを乗せたリフトにすれ違ったりと、遊び心があって良いですね♪

午前10時30分、あとちょっとで降りられる所まできてリフトが緊急停止。
暫く動かず、すぐに動くかと思ったが一向に動く気配なし。
拡声器で「ただいま停電が発生しました、すぐに復旧しますので暫くお待ち下さい。」とのアナウンスがあるが、それでも動かない。
停電が解消される様子が無く30分くらいリフトから降りられず、発電機による応急運転にてとりあえず降りる事が出来た。
リフトから降りる事はできたが、停電というのはロープウィにも影響を与えているようです、つまり・・・
降りられません!

うちらはまだ良かったのかもしれない、ロープウェイのゴンドラがあとちょっとの所で立ち往生しています。
これでは脱出もできませんね・・・

11時18分、電源は復旧せず。
段々と痺れを切らした観光客が職員に詰め寄る場面も・・・
私は後方にて「ああ、こういう時ってその人の本性が現れるんだよなあ・・・みっともないなあ」なんて心の中で思っていた。
とりあえずこの時点での状況を整理すると・・・
メイン電源の喪失により、リフト、ロープウェイ、レストラン等全ての電源が喪失。
現在復旧作業を試みているが、
原因不明の為復旧の見込みが立たない。
登山道があり、下山は可能だが最初は急勾配な上に昨日の雨の影響で滑りやすくてお勧めできない、その後も足場は悪い道が続く。通常だと1時間半で下山できる。
さて、とりあえずレストランで暫く待ってみたが、どうにも進展は無さそうだ。
お茶のペットボトルを配っていたので頂いて飲料水は確保。
私はトレッキングシューズを履いていて、母も歩きやすい靴で来ていた。
このままいつ復旧するかわからないのを座して待つか、自力で下山するかの二者択一・・・母と相談して・・・

11時30分くらい?
自力での下山を開始する
下山開始早々、軽く後悔を覚える。
職員の言っていた事は誇張も無く本当に滑りやすくて急勾配。
母の持っていた手荷物は私が持って降りた為、撮影なんてしている余裕はまったく無かった。
泥濘地帯を突破して時刻は12時4分、思い出したように撮ったが、画像は平坦に見えるがここも急勾配のままである。
ここまでお互い転倒せずにこれたのは奇跡では無いかと思える。

12時18分
泥濘地帯で作業をしていた履帯(キャタピラ)付きの重機が下りてきた。
乗せて行ってくれるかな?とちょっと期待したがそのまま下りて行ってしまった・・・

12時34分
勾配は緩やかにはなってきていて徐々に歩きやすくはなっていたが、それでも歩き難いのは変わらない。
ここまで来る間、自力下山を試みているのたまやん家を入れて3グループ、うち2グループは観光客ではなく登山客のようだ。

13時3分
ついに舗装道路が現れた!
よく見るとここは先ほどロープウェイの中から撮った場所だった。
舗装路がどれだけ歩きやすいか、もう本当に安堵した瞬間だった。

13時12分
ロープウェイの受付に到着
往復のチケットを買っていたので半分だけでも払い戻せるだろうと思い、払い戻しをお願いしすると往復分帰ってきた。
往路にはスタンプが押してあったのでその券を見た従業員が
「自力で下りてこられたのですか!?」と驚きつつも謝罪の繰り返しだった。
もう全身汗びっしょりでヘトヘトです、車に戻ってまさかの昨日来ていたTシャツに着替える事になりました。
さて・・・この時点で上に取り残された人たちはまだ降りてきていませんし、電源も復旧していないようです。
一の倉沢へのガイドツアーは動いていたけど、もう行く気力はゼロです。
道の駅へ寄りつつ帰宅の途についたのでした・・・
その後、上に取り残された人たちは、非常用電源(発電機)で通常10分で下りて来られるロープウェイを4倍の時間をかけて下りてきたそうです。
結果的に自分達の判断が良かったのかどうかはわからないが、まあ貴重な経験をさせてもらいました・・・
二度と御免だがな・・・